久しぶりに[エデンの園]から[禁断の地]へ(2010/10/03)
10月3日、前日の厳しい釣果に少し気落ちしながら数釣りを期待出来ない二子に行きました。ポイントはいつもの兵庫橋上で人影も無く独占状態。岸辺でタックルを準備してお気に入りの倒竹前へ入る。先週、邪魔な倒竹を木村さんと伐採しておいたのですぐにポイントが決まる。流れの透明度は凄く良くて底の砂利がハッキリ見えるし、ポイントを回遊する姿は、日差しさえ出れば良く見える。対岸の小さな倒竹の塊の向こう側を回遊して下流から上流にやってくるのが狙いで、岸際にフライを落とす。周辺にカメの姿はそれ程無く、安心してキャストできる。最初は岸際を回遊しているコイの姿が幾つも見えたので、近過ぎないところにフライを落として回遊を待ったが、フライの下を通過して反応してくれない。3度も無視されたので結んでいたピンクのChubbyを白に変えるが目の前の回遊は消えてしまう。小さな倒竹の下流側にはコイの姿が見えるのでそこのコイが倒竹の裏に消えたのを見計らって上流側にフライを落とす。前もってフライを落としても、手前の流れで長い間フライは止まっていないので、回遊して来たときにはフライが動き出していることがある。だからコイの動きを見てからキャストする事にしている。フライを白に取り替えて最初に出た反応ですぐにヒット。時間的には快調なスタートだった。1尾取り込むとヒットの瞬間の一暴れで周辺のコイは警戒態勢に入り、反応がストップしてしまうことが多いが、今日は違っていた。1尾目から15分で次が回遊して来てヒット。予想していないペースで「今日はいい感じかな?」と微かに期待してしまう。その10分後、対岸ギリギリでヒット。しかしこれはウロコへのスレ掛かりで、最初の一走りで外れてしまう。この頃から回遊もほとんど無くなってしまう。木村さんが好きな[最終倒竹前]の様子も見たが、コイの姿は見えない。ここを諦め上流側に移動。[虎の穴]の下流の倒竹横でやっと次をヒットしたが、下流の倒竹に入り込みそうになったのを強めに止めたらラインブレイク。[虎の穴]から上流部も反応は皆無で少し上流へ移動。しかしどこも反応がなく最上流部の流れ込みへ行くが、小物釣りが二人居て崩れテトラの間の様子を見ることが出来ない。上流のゴム堰堤を見ると釣り人かどうかよく判らない人影がある。「釣り人でなければいいが‥」と期待してゴム堰堤へ行く。しかしそれは親子連れの小物釣りで、子供は斜面を走り回っている。ゴム堰堤の右岸側の様子を見るため対岸側に渡渉してみたが全く反応がない。下流もゴム堰堤も反応がないので、久しぶりに[工事用仮設橋]の上流に行くことにする。工事橋の左岸の草むらを進んで上流側に出て工事橋の下の様子を見ると反応が二つ。それに向かってフライを送り込んでいくが反応しない。「どこに行ったの?」と考えていると、すぐ横に5尾の群れが上ってきてそのまま上流に行ってしまう。上流側を見ると少し波立っている流れ込みがあり、アオギが一羽水辺に居た。それがこちらの姿に驚いて飛び立って行ったが、水面には何も反応が現れない。通常水中にコイが居れば驚いて逃げ回るはずなのに。「上側には居ないし、今登って行った奴らもすぐには反応しないから、帰り道に様子を見よう」と上流に行くことにする。仮設橋から上流は、以前は良く行っていたがしばらくご無沙汰していたところ。工事も一段落したので様子を見たが、以前とずいぶん変わっている。全体に浅くなり波立つ流れが続いている。波の少ない岸際や背の上流側の僅かに緩くなる流れを丹念に探り、上流の吉沢橋に到着するまでに2尾追加。以前[エデンの園]と呼んでいたの深みはなくなり、[禁断の地]と呼んでいた吉沢橋下も、橋が架け替えられて様子が一変している。それでも橋の下の暗がりの浅場には多くのコイが集まって居て2尾連続で釣り上げたがそれでお終い。コイ達は上流に避難してしまい橋の下は無反応。吉沢橋より上流は行かないことにしているので下流に向かってUターン。下りながら、来るときに反応はあったがフライには無反応だったところで1尾追加。仮設橋の上流のポイントは、予定したところでは反応がなく、最初に様子を見たところで1尾追加して合計8尾。仮設橋から上流は水辺から離れて歩ける場所が少ないので上流からフライを送り込む釣り方には厳しいポイント。静かに上流に行き、下りながら丹念に探るしかないところがちょっと不満だし、コイの数がそれ程多いとも思えない。これからも、兵庫橋上とゴム堰堤が不調なときの避難場所に取っておこう。 |