コイ5/ヘラ1/クサガメ1/アカミミ6の4目釣り(2010/10/11)
10月11日、三連休だが釣りは最終日だけ。浅川へ行くか二子に行くか悩んだが、誰か来るかもしれないと思って二子に決めた。秋晴れの青空の下いつもの兵庫橋に着いてみるとお気に入りの下流の倒竹前にバードウォッチャーが三脚を立てて陣取っている。「あ〜ダメか。その内に引き上げるだろう」と考えながら上流の[虎の穴]裏の倒竹前に入る。流れに入りながら水温を計ると23度で平均温度。水温計を片付けていると水面にオレンジ色の落ち葉が流れてきた。サクラの葉のようだがきれいに紅葉していて「もう、秋なんだな」と実感した。雨後のため流れの透明度は凄く良く、底石までハッキリ見える。倒竹周りでは、いつも回遊しているはずのコイの姿がほとんど見えない。やっと見つけたのは倒竹に挟まれたポイントの奥の方だが、底近くを回遊していて水面に興味を示さない。やっと下流の倒竹の下から奥に向かって行く姿が見えたので、喜んでキャストするが一投目で奥の枯れ枝にフライを引っ掛けてしまう。外しに行くとポイントをダメにしてしまうのでティペットを切って交換する。その間に2尾ほど回遊してきて水面に反応していたが、どうすることも出来ず急いでフライを結ぶ。結び終わってポイントを眺めるとコイの姿はどこにも見えない。ガッカリである。しばらくして下流側の倒竹の中でコイの反応が見えたので、その筋にフライを送り込んでみたが倒竹下から出て来ない。[ダメか」とピックアップした途端にカメを引っ掛けてしまう。その頃、上流から長い竿にリールを付けた餌釣りがやって来て下流のバードウォッチャーの直ぐ下流で準備を始める。どうするのか眺めていると彼が狙っている対岸前に大きな音を立てて浮きを投げ込んでしまった。「えっ?それはないだろう」と呟きながらウォッチャーを見ると、それ程気にしていないようにも見える。「気の弱い人なのかな?」等と考えながらこちらは倒竹の奥に注目する。しかし回遊がない。やっと姿が見えたので枯れ枝ギリギリにフライを落として待つと、突然フライが消えた。掛かってきたのは真っ黒いクサガメでフライをしっかり咥えている。写真を撮ってからフライを外そうとしたが、頭を引っ込めてしまいフライが見えなくなっている。引っ張ってもティペットが切れるだけなので、ティペットを持って水中に沈め、頭が出てきたところでやっと外すことができた。コイの姿がほとんど見られないので倒竹の上流側に回り込んで様子を見る。倒竹の下の[虎の穴]前では時折反応しているが、岸から枯れ枝や小さな竹が出ていてキャストできない。それでもその枯れ枝の前を[虎の穴]から出てきたコイが見えたので慌ててキャスト。すぐに喰い付いたが途中で外れてしまう。[虎の穴]前は倒竹が覆い被さっていて暗がりになっているが、そこでは幾つも反応が出る。しかし岸際の枯れ枝が邪魔で反応している筋に送り込むことが出来ない。何とか筋に近いところに送り込んでみるが、暗がりでフライへの反応が見難い。反応らしいのが見えて合わせてみるとカメがフライを咥えている。連続で3匹をカメを釣ってしまう(引っ掛かったのではない)。コイも反応してくれたが、合わせのタイミングがずれているのか途中バラしとウロコ付きがあっただけ。目の前の対岸の様子を見ていると、枯草の間を回遊しているオレンジ色の大きな口が見えた。枯れ枝に引っ掛けないように幾度も失敗しながらやっと狙う場所にフライを落と素事が出来て、「来い!出て来い!」と念じながら待っていると、Uターンしてフライに向かって来た。合わせモードの入りながら待つと、素直に喰い付いてきた。開始から1時間50分後でやっと1尾目。その後下流の倒竹奥でもう1尾掛けたがこれも外れてしまう。その頃、下流に居たウォッチャーは隣の餌釣りが気になったのか引き上げていった。しかも、最初もに入ったポイントに別の餌釣りが入って倒竹の間にキャストを始める。「しばらくダメか」と諦め[虎の穴]周辺で粘る。反応は倒竹の下の暗がりだけで、手前に落として送り込むとフライは流れに押されてポイントから外れてしまう。ダイレクトに出来るだけ奥に落とせたら、狙いのポイントを通過するのだが、岸辺の枯れ枝が邪魔をする。しかも目の前に倒れかかっている枯れた倒竹から垂れ下がった枝にも邪魔されてフライを引っ掛けてしまう。こうなったらもう邪魔な枯れ枝を処理するしかない。反応もなくなったので対岸の伐採に向かう。[虎の穴]前の枯れ枝と小さな倒竹を取り除き、枯れた倒竹に引っ掛かったフライを取り戻そうと枝を引っ張ったところ、根元から折れて水面に倒れてしまった。仕方なく倒竹を根元から切り取る。周辺がスッキリしたので次回から奥が狙えそうだ。ウォッチャーの所に居た餌釣りが引き上げていったので「移動しようかな?」と思ったら、すぐ下流に居た餌釣りがそちらに移動してしまう。その餌釣りの居た倒竹周りでしばらく粘り様子を見ていると4時過ぎになってやっと引き上げていった。「やった〜」とすぐにそちらに移動。「餌釣りの影響があるかな?」と気になったがすぐにヒット。20分後にも小さな倒竹前での反応を見つけ、上流側に落としてやっと4尾目。反応が止まったので下流の[木村ポイント]の様子を見ると、オレンジ色のラージマウスがゆったり反応している。狭い倒竹の間にフライを落としてこれをゲット。4尾目から10分後。しかしこれで反応はストップ。再び上流のスッキリした[虎の穴]前に行く。薄暗がりの中へフライを送り込み見難い反応に合わせて[やった、6尾目」と思ったら、大型のヘラブナ。通常フナはほとんど引かないので掛かるとすぐに判るのだが、このヘラブナはコイと同じように力強く走って間違えてしまった。サイズは38cmの立派なヘラブナでした。その後反応もなくなり日没終了。結局、コイ5尾、ヘラブナ1尾、クサガメ1匹、アカミミガメ6匹の4目釣り。6匹釣れたアカミミガメは同じ奴が3回も掛かっていて合計で19回目ですよ。釣り人の居るところを目指して移動しているのでしょうね。懲りない奴です。 |