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二子に新人が登場(2010/11/28)先週お話しした先輩さんが登場
11月28日、前日の貧果をどこまで挽回できるか、期待しないで二子に行きました。いつものポイントに着いてみると、木村さんが[虎の穴]の上流に立ち込んで奮戦中。横まで行って陸から挨拶をし「ウェーダー直りました?」と聞くと「まだ十分じゃないです」とのこと。それでも[虎の穴]狙いで対岸ギリギリに入り込んでいるからたいしたことはなさそうでした。しばらくお話をしてから下流の[お気に入り]前に入り込む。水の透明度が良く水中のコイの姿は良く見えるのだが、木村さんは[虎の穴]狙いで奮戦中ポイントに入った時は姿が全く見えなかった。それでもしばらく様子を見ていると下流の倒竹の下からポイントの小さな倒竹の裏側への回遊が見えた。倒竹の上流側の対岸ギリギリにフライを落として、下流からの回遊を待っていると、期待通り水面に頭が現れた。「来た!」と動きを見ながら合わせのタイミングを待っていると、口を開けながら水面に現れた頭はゆっくりフライに近付きフライの直前で止まってしまう。動きが止まる直前に[絶対フライは口に入る]と予測して合わせてしまったが、コイはフライの直前で止まったままでフライは口に入らなかった。合わせた瞬間に少し小さな水しぶきが上がったが、回遊は途切れることなく続き、次が同じポイントにやってくる。しかし、次の回遊も同じようにフライの直前倒竹周りでの連続の見切りに煮詰まってしまうで止まってしまい、フライはむなしく空中を戻って来て、水面には小さな水しぶきが残るが回遊は続く。上流の倒竹前からやって来たり下流の倒竹奥からやって来たりと、色々な方向から回遊して来るが、水面にするコイは少ない。底近くに沈んで移動しているコイは水面に反応することなく、ポイントを一回りして去って行く。それでも中に水面近くに興味を持ってやって来るのが居て、今度のターゲットは中央の小さな倒竹のすぐ横から。コイの動きを見ながら進行方向にフライを落とす。コイの頭がフライに向かって水面に現れ口が開く。しかしフライが口に触った瞬間に動きが止まり、底に向かって向きを変える。「絶対に喰い付くはず」と思っている反応が全て途中で見切られてしまい頭の中は熱く煮えたぎっていく。木村さんはしっかりヒットそんな時岸から声が掛かる。2週間前に会ったキャンプ好きの方が大きなリュックを背負って「昨日からあそこの橋の下で一人でキャンプしていました」と言。こちらは反応があるのに喰い付いてくれず煮詰まっていたので、お話も全く頭に入らない。それでもしばらくお話をしてから「ごめんなさい。あそこで反応があるので失礼します」とポイントに戻る。彼は帰り道、兵庫橋の上から「先輩に電話したらこれから来るそうです」と声を掛けてくれた。ポイントでの回遊が続くがヒットしない。その内上流の木村さんがヒット。取り込みを確認したがこちらは見切りばかり。連続で5回も喰い付く直前の見切りに、完全に煮詰まってしまう。やっと数尾の群れが回遊して来てフライに反応したが水面に口は現れない。しかしその中にいたこんな外道が小さな魚体が小さな水しぶきと一緒にフライに喰い付いてきた。喰い付く前からコイでないことが判っていたから、ヒットしても全く感動しない。掛かったのは35cmのフナ。ちょうど木村さんが2尾目をヒットしたところで、反応の違いにガックリ。ポイントでの反応がかげりを見せ始めた頃に今度は徳永さんがやって来た。「反応はあるのに見切りの連続で‥‥」とひとしきりぼやく。「あそこに反応があるので」と話を切り上げてポイントに戻る。反応が少なくなってきたのを気にしながらキャストを続けているところに今度は先輩さんがやって来た。ショールダーバックにロッドが覗いている。「藤田さんのページを見ながら色々悩んで作ってみました」とフライボックスを開ける。フローターの[小丸棒]がなかったので果物の緩衝材の細い発泡スチロールで作ったフライを見せてくれる。「浮きましすか?」と確認するとやっと1尾目がヒット「何とか浮いています」とのこと。「水に馴染むと沈むかもしれないですよ」と話しているところに木村さんがやって来る。先輩さんのお相手を木村さんに任せて「ごめんなさい、あそこで反応があるので」とポイントに戻る。後ろでしばらく話し声が聞こえたが、こちらは目の前のポイントに集中する。話し声がしなくなったので振り返ってみると、二人は上流に立ち込んでキャスト中。こちらもポイントに集中しやっと1尾目を釣り上げる事ができた。開始から1時間20分。「お待たせしました」と先輩さんの所に行く。「やはり沈みました」と言う事なので「どうぞ」とフライを渡す。木村さんとお話をしている間に、先輩さんは[虎の穴]を攻め、陸から木村さんがアドバイスする。しばらくお話をした後「もう少し下流の様子を見てから引き上げます」と最下流の倒竹前に入る。私はその上流の倒竹横を狙ってキャストする薄暗い[虎の穴]の奥に向かってが回遊が全く見られない。木村さんが帰られた後、ポイントに入ってみるがやはり反応がない。上流にいた先輩さんが陸に上がってこられたのでしばらくお話をした後[あそこ、やっていいですか?」「いいですよ、どうぞ」と言う事で[虎の穴]を譲って頂く。薄暗い[虎の穴]の前に送り込んだフライに反応が連続して出たが見切られてしまう。最後は横から水面に飛び出すようにして飛びついてきたが、フライの位置がよく判らず、早合わせになった感じで合わせ損なってしまう。下流に居た先輩さんは対岸の枯れた倒竹にフライを引っ掛けたのを機に、岸から挨拶をして帰って行かれた。[虎の穴]前での反応がストップしたので移動しようとした時、[虎の穴]裏側の倒竹の間に反応が見えた。様子を見たが反応がないまましばらくキャストを続けていると、一番奥の倒竹前から飛びついてきた。「やっと2尾目」と木村さんから頂いた奮戦中の私と先輩さん喜んで取り込み体勢に入る。目の前まで寄せて、あとひと息でネットに入ると言う瞬間にフックが外れてしまう。ネットは左手にあり掬うだけの体勢になっていたので、とっさに水中でキョトンとしているコイを掬い上げる。「良かった、貴重な2尾目を逃がすとこだった」とニコニコしながら記念撮影。時間は4時半近くでデジカメでの撮影は暗くてできない。リリース後、反応のないポイントを諦め下流に移動しようとした時、徳永さんが帰ってきた。「どうでした、本流は?」「ゴムで2尾、兵庫橋の下で1尾、本流で1尾でした」「いいな〜、ダブルスコアーです」「えっ?そんなに」「いいえ徳永さんが私の倍。逆です」「そう言うことですか」と言う事で日没終了。それにしても[見切り]の連続の熱くなってしまい、初めていらっしゃった先輩さんに失礼をしてしまったようです。これに懲りずまたのお越しをお待ちしております。ありがとうございました。


今日のカメ


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