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自信なく辿り着いたポイントで爆釣(2010/12/4)反応するか自信がなかったが結果的に爆釣でした
12月4日、前日に奥山さんのブログに[浅川の増水]の話が掲載されていて、いつもの浅川の増水の様子を確認しました。その記事の翌日なので、流れの変化を気にしながら浅川へ。ポイントに到着してみると濁りもなく流れは穏やか。しかし、下流の上田用水の取り入れ土手が完全に崩れていて、水位は前回より少し下がっている。その下流でおこなわれている護岸補修工事の様子を見ると、築かれていた土嚢の列は流れに埋もれ、掘削作業が行われていた右岸側に向かって流れている。並んでいた土嚢が崩れて‥‥元の流れは砂利で堰き止められてその下流では重機が動いている。増水時の最高水位は60〜70cm程あがっただけなのだが、場所によってはもっと高かったのだろう。その様子を眺めながらタックルの準備。準備が終わって足元の流れの様子を見るが、コイの回遊は見られない。上流の[東豊田用水]の水門前は水位が低くて回遊はナシ。水面で反応してくれるコイを探しながら護岸の中段を下流へ向かう。しかしどこにも回遊は見られない。やっとコイの姿が見えたが底近くを回遊していて水面には反応しない。最下流部まで行き様子を見ていたら、2尾ほどがブロックの向こう側で水面に反応した。慌てて水辺まで降りてキャストしてみたが、岸際の流れは風で逆流していて先端のフライは動かない。そればかりか、やっと見1時間で濁りが広がりコイの姿は見えなくなったつけたコイはこちらの気配を感じたのか沖に移動してしまう。[コイは何処に居るのだろう]としばらく眺めていたが全く姿が見えない。前回良かった[対岸]を考えてみたが、増水で流れが変わっていてゆっくり流れるトロ場が見えない。[どうしよう]と途方にくれていると目の前の流れに濁りが混ざってきた。[えっ?]と驚いて上流を見ると流れは一面に濁っている。上流の平山橋下流でおこなわれている護岸工事の影響だろう。流れは濁りがどんどん広がり水中に見えていたブロックも見難くなる。勿論コイの姿はどこにも見えない。こうなってしまうと最悪。このポイントを諦め[濁りの元より上流に行くしかない]と移動する。工事の様子も見たかったのでとりあえず平山橋へ行く。いつもの平山床固の横に着いて反応するか自信がなかったが結果的に爆釣でした流れを見ると、左岸一面に土嚢の列が続いている。工事が始まった時、京浜河川事務所に確認して「魚道は影響ないです」と聞いていたのに、その魚道は土嚢の列の向こう側。右岸側のコンクリートの上をオーバーフローが流れていて、床固より下流は釣れそうにないので上流の様子を見に移動する。平山橋の下を潜り橋の上流の様子を見るが全く反応がない。左岸の[旭が丘排水出口]前のプールも土嚢の列で埋まっている。用水のオーバーフローがどうなっているのか見以前良かった左岸前のブロックの内側でに行ってみると、用水はほとんど流れがない。オーバーフローを止めるために上流で堰き止められているのだろう。止まった流れは底に泥が堆積し、流れにいたコイが慌てて逃げ出すと一面に泥が舞い上がる。そんな用水の上流を眺めると水面に反応しているコイの波紋がいくつも見える。「あんなに居るのなら少し位は釣れるかな?」と他のポイントが期待出来ないので僅かな期待を持って用水の上流へ向かう。しかし前回来た時と同じで中州は密集したススキで覆われている。もう少し時間が経つと枯れて歩きやすくなるのだが、まだしっかり茂っている。覚悟を決めてススキの中に踏み込む。垂直に茂ったススキの中にクズが水平に蔓を伸ばし歩き難い。クズに足を捕られて転倒する。それでもポイントに行きたい気持ちが強く、でっぷり太った68cmクズをナイフで切りながら前に進む。やっとポイントの上流部に到着して静かに流れを見るが、コイの姿はポツポツ見えるだけ。それでも、ここしかないので余り期待しないで流れに降りる。下流に向かって様子を見ると、それでも元気な反応が出た(写真Top)。それに向かってキャストするとすぐにヒット。しかし後が続かない。遙か下流では反応が見えるが、流れは秒速数センチとほとんど流れていない状態なのでラインを送り込めない。「あ〜、やっぱりダメか」と思いながら左岸前のブロックを見て思い出した。「そう言えば、このブロックの向こう側が‥‥」と言う事で様子を見る。「居た居た」。ポイントはブロックの向こう側の狭いスペース。通常は1尾掛けると反応がストップしてしまう程の広さしかないのに、でっぷり太った68cmここでは途切れることなく回遊があり連続ヒット。取り込んだコイの撮影場所は立ち位置から僅か3m。そこを往復するだけの省エネ釣行。途中でラインブレイクが2回あったが5分から12分の間隔で連続ヒット。辿り着いたのが2時55分で終了が4時52分の2時間で14尾の連続ヒットはまさに入れ喰い状態。足元が暗くなる前にポイントを切り上げ、流れを下流に下る。しかし、浅いと思っていた場所が意外に深く、途中で陸に上がり再びブッシュと格闘。流れを渡って右岸に辿り着くと上流にきれいな富士山が夕焼けの中に浮かんでいた。



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