二子で連続4尾は久しぶり(2010/12/26)
12月26日、23日の祝日は家族が集まり食事会で釣りは無し。土曜日は先日の燻製の仕上げ作業でまたまた釣りは無し。と言う事で日曜日は二子へ。誰か来ているかな?といつもの兵庫橋へ。しかしポイントには誰も居ない。上流に餌釣りが数人いるだけでお気に入りポイントは無人。下流からの風が強く、流れは一面に波立っているが、かろうじて対岸の岸際は波がない。「何とかなるかな?でもちょっと厳しそう」と気弱になりながら流れに入り込む。気温が下がり水温も低そうなのでカミサンが買ってくれたヒートテックのタイツを履いて白金カイロをこの冬初めて使用。とりあえずのポイントは左岸の[崩れテトラ]の巻き返しと[虎の穴]。流れの透明度は素晴らしく、数メートル先まで見えそうな感じ。20m離れた虎の穴前からの回遊の姿も良く見える。進路を予想してキャストするが、予想が外れたのか水面に興味がないのかフライには反応しない。[虎の穴]前での反応が無いので、目の前の巻き返しに狙いを絞る。時折回遊があり反応してくれるが喰いが浅くヒットしない。その内回遊が止まってしまったので、再び[虎の穴]狙い。立ち位置を少し岸寄りに変更して、流れの影響の少ない筋にラインを落とし[虎の穴]に送り込む。途中のラインをメンディングしてうまく[虎の穴]の中にフライが流れて行った時、垂れ下がった倒竹の枝の向こうから飛び出してきた。開始から1時間でやっと1尾目。それから15分後、少し岸寄りを流していたフライが茂みの下で見えなくなった。「何処にあるのかな?」とラインを止めて探していたら急に向こう合わせで引っ張られた。「ひょっとしてスレ?」と慎重にやり取りする。掛かってから右に走ったのと掛かり位置が左の胸鰭の根元だったので、多分左側から飛びついてきたのだろう。これを取り込んだ時から[虎の穴]前での反応がストップ。暫く粘ってみたが反応が出ない。その代わりに目の前巻き返しの穏やかな水面にゆっくりが現れた。その前方80cm程の所に静かにフライを落として回遊を待つ。数秒後、フライの前にヌッ〜と頭が現れた。フライが口に入るタイミングを見定めて合わせて3尾目。これがこの日の最大の獲物で72cm。しかし目の前の反応もこれでストップ。ここを諦め[虎の穴]の下流側への移動。風で倒竹が上流に大きく揺れるタイミングに合わせて、倒竹に挟まれたポイントの一番奥にフライを落とす。すぐにフライへ反応が出たが口に入らない。しかしコイがそれ程驚いた様子は無いので、同じ筋にキャストして反応を待つ。3度目の流しで下流から反応して来た。ヒット後すぐに手前に出てきたので、ポイントを荒らした様子は無い。これをリリース後同じポイントで粘る。次にヒットは10分後。最近の二子では珍しい連続ヒット。これもすぐに手前に出てきたので再び同じポイントへ。次もすぐに反応が出たがフライが口に入らず空振り。すぐにその上流に落とすがまたも空振り。暫く反応がなかったが今度は正面の倒竹の間から飛びついてきた。5尾目から20分後の[連続ヒット]。その15分後にまたしても奥から飛び出してきた。同じポイントで4尾の連続ヒットは最近の兵庫橋上では珍しい。その後、一度反応があったが後が続かず、横の垂れ下がった倒竹にフライを引っ掛けてしまう。[反応も止まったから取りに行くか]とポイントに入ってみると、一番奥に横たわった倒竹の下にコイが移動できるスペースがある。下流から倒竹の下を移動してきたコイが、目の前のフライに飛びついてきたのだろう。次の反応を探して最下流のお気に入りまで行ってみたが、こちらは反応ナシ。上流に居た餌釣りも居なくなっていたので、最上流部の巻き返しの様子を見に行く。垂れ下がった枯草の下で、元気な反応が出たが、移動が激しく、ティペットに引っ掛かって逃げられてしまう。そのまま徳永さんが連続で釣り上げた81cmに出会えるかもしれないとゴム堰堤に行ってみる。しかし風のためか全く反応がない。ここで折り返して再び兵庫橋上に戻る。途中、あの元気な反応を期待したが反応は出ない。左岸前の緩い流れの様子を見ながら[崩れ護岸]の巻き返しに来る。しかし反応がない。[虎の穴]前の反応もなくそのまま日没終了。強い風の中、波の低い岸際を重点的に攻めて、合計7尾。ここでは珍しい連続4尾の釣果に満足な一日でした。
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