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王禅寺で色々なテスト(2011/1/5)いろんなテストをやったけれど
1月5日、前回の開成の釣行の結果から考えていたP-chanの改良版とゆっくり沈んで行く新タイプの[スローシンク]を試すために[FISH-ON!王禅寺]に行きました。昼前に家を出て着いたのは12時少し前。3時間券で1〜2時間追加するよりも安くあがる6時間券を購入。すぐに2ndポンドに行きタックルの準備。相変わらず谷の下からの風があるので風上側に移動。今回のテストテーマは3つあって、一つ目は小型のマス用のP-chanの[ミニタイプ]のテスト。2つ目は通常久しぶりの王禅寺のP-chanのフックをシャンクの長いものに変更してフッキングポイントを後ろに移動した[ロングタイプ]。前回の[背面浮き]で気になったフッキングの悪さの問題が解消できればと試作。三つ目は沈むフライの速度を遅くしてゆ〜っくり沈むようにした[スローシンク]。インディケーターも大きいとキャストの邪魔になるので小さいのを作った。最初は[スローシンク]から始める。他の釣り人の邪魔にならないように池のコーナーで様子を見る。所が最初の[スローシンク]でまず躓いてしまう。問題は幾つも見つかった。まず[ティペットの表面張力でフライが沈まない]。フライに浮材を取り付けて比重をできるだけ軽くしたためにティペットを引き込むだけの力がないのだ。風呂でテストして秒速3〜5cmで沈んで行くの最初はスローシンクを確認していたが、軽すぎるのは問題だと言う事が判った。ティペットを水に馴染ませて沈むようになったが、今度はインディケーターが小さすぎて少し波立つ水面で見にくい。10m位離れると見えなくなってしまう。インディケーターが見えないと当たりを取ることもできない。何とか見える距離にキャストし、インディケーターが一気に沈んで行けば判るが、これでは通常のルースニングと変わらない。水面に波がなければもう少し違った結果が出る気もするが、今日の状態では微妙な反応は全く判らない。一気に沈む当たりで2尾釣り上げたが、当たりが判らないのでこのテストは中止。次は[ミニタイプ]。通常のP-chanは直径が8mmあるが[ミニタイプ]は6mmと小さい。フックも一回り小さくし、カラーは[Camel]久しぶりの王禅寺と[Bwoun]と[Orange]を用意した。最初は[Camel]を取り付け、期待してキャストを始めたが
反応がない。水面が波立っていてマスの反応が見えないので、池を見渡し波立っていない東側の角に移動する。東側の角には流れ出しがあり、その前の水面で幾つか反応が見えた。とりあえずフライへの反応を見るためにお気に入りの[ラバーレッグ]の[Brown]を付けて様子を見る。大型は居ないが小型が反応してくれて水面で何とかなりそうな気配なので、フライを[ミニタイプ]の[Camel]に変更。反応はまずまずで飽きない程度に反応がある。小型ばかりだったがフッキングもそれ程悪くない。[ミニタイプ]の結果が出たので今度は[ロングフック]に交換。しかし流れ出し前は小型ばかりなので[大きいフライだと反応してくれ最後はロングフックないかもしれない]と正面の池中央にキャスト。しかしどこの池でもそうだが、みんながラインを落とすところでは反応が鈍い。追い風に載せて池の中央部まで遠投する。すると落下直後に反応が出た。しかしフッキングしない。落とし場所を少しずつ変えながら遠投して数尾釣り上げる事ができた。しかし大型の感触があると途中で外れてしまう。フックの問題か喰いの浅さか判断できない。とりあえずヒットしたので次はP-chan[ミニタイプ]の[Orange]に替えてみる。こちらも反応がいい。しかし[Camel]に比べて反応時に水しぶきが多く上がる。餌として認識しないでいわゆる[リアクションバイト]なのだろう。それでも幾度も反応があるがやはり途中で外れてしまうことが多い。とりあえず今回のテストは問題をラバーレッグでも反応はあった抱えながらもそれなりに結果が出たので、最後はお気に入りの[ラバーレッグ]で楽しむことにする。[Brawn]で結果がでていたので今度はお気に入りの[Orange]で様子を見る。遠投すると反応はあるがそれ程頻繁な反応ではない。目の前にライズを見つけるとすぐにそのそばにフライを落とす。ある程度の確率でヒットするがこれも途中で外れることがある。どのフライにしても途中で外れることがあると言う事はフライの問題ではなくロッドの方かもしれない。そう言えば今回使ったロッドは開成用に作った#4/10ft。アクションはファーストで硬め。しかもいつものペースで取り込もうとするのでやり取りの間に外れてしまうのだろうか。次回のテストにはスローアクションのロッドも用意しなくては‥。それにしても気温が低いのフライが見えなくなるまで粘ったけれどか風のせいか水面での反応が少ない。途中で外れる回数も多くあり釣果が伸びない。4時間以上経っているのにまだ20尾しか釣れていない。池の東側を諦め最初のポイントに戻ろうと釣り人の後ろを歩いていくと、突然声を掛けられた。「藤田さんですよね?」と。話を聞くと10年位前に是政橋上流の南武線の所でお会いしたフライマンで「ホームページはいつも見ています」と嬉しいお言葉。「工事が終わってから南武線の所は浅くなってしまいましたが、コイが幾つもポコポコ居ていますよ」と最新情報を教えてくれた。「これからもよろしく」と挨拶をして別れ、始めのポイントに戻る。陽も沈み水面のフライが見えなくなるまで粘って数尾追加して終了。テストは満足な結果が得られなかったが新たな課題が見つかり有意義な一日でした。この結果をもとに次の改良をしなくては。



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