細い71cmと太い68cm、どちらが嬉しい?(2011/1/10)
1月10日、前日は家族の新年会があり出漁ナシ。今年初めての浅川釣行に期待して出掛けました。ポイントは平山橋下。このところ調子のいい[東豊田用水]がメインの釣り場。その前にいつものコースで[平山床固]のブロック前の様子を見る。反応してくれるコイはいたが、無神経にラインを引いてしまい、反応は消えてしまう。それでもたいして気にせず床固下の流れに行く。流れから離れて様子を見ると、岸際の浅瀬に10数尾の群れが見える。風が下流からなのでコイの位置より少し下流に行き、岸際にキャストすると直ぐにヒット。岸際のコイは消えてしまい、次は対岸の緩い流れ。前回はフライが問題で、連続バラシに合ったが今回はいつものフライだから問題ないはず。狙い通り対岸から1尾釣り上げたが、群れはどこかに移動してしまう。下流に追いかけるのをやめて上流に移動する。床固を越えて平山橋下のプールへ。ここも前回、悔しい思いをしたポイントだが、今回はいつものフライ。反応さえあれば必ず釣り上げられるはずだったが、水面が波立ち反応が見えない。目を凝らして水面を眺め、流れ出しの遙か彼方に反応を見つけたが、流したフライの位置が全く判らない。[ここはダメか!]と諦めてラインを巻き取った時、目の前の流れ出しのすぐ横に2尾の頭が現れた。急いでラインを引き出し、左の巻き返しの上流に落として様子を見る。1尾の姿は消えたが残った1尾がフライに反応した。僅か5m先でのヒット。40ヤードも引き出して流していたのは一体何だったのだろう。それでも前回のリベンジが達成できて気分は上々。しかしその後、反応は現れず、次の[東豊田用水]を期待してここを切り上げる。[東豊田用水]は相変わらず水量が多く、オーバーフローの流れ出しの水量が多い。すぐ横の水門前で反応があるかと様子を見たが何もない。そのままコンクリートの縁を歩いて平山橋をくぐる。目的のポイント前に来たが、いつも幾つか水面に浮いているはずのコイの姿が全く見えない。それでも[あそこには居るはずだから]と気にしないで前回と同じ茂みの中を上流へ向かう。上流への折口に着き流れを見ると、透明な流れにコイの姿は何処にも見えない。[おかしいな〜。少し位泳いでいてもいいのに]と思いながら流れに降りる。川底に幾つも開いたコイの摂餌跡を眺めながら狙いのブロックの向こう側をサーチする。下流からの風で対岸の小さな巻き返しの奥にゴミが集まって居るはずで、そこに回遊してくると思っていたが、全く反応がない。その内透明度のいいポイントにコイの姿が見えた。しかし、コイは底を回遊し、水面に反応することなく下流に戻って行く。幾度もサーチを続けたがやはり水面には全く反応せず、水面から離れたまま回遊する。その内単発のライズが対岸ギリギリに出たが、一度反応しただけで沈黙してしまう。僅かに見えた巻き返しの一番奥の反応に向かってキャストしたら、ポイントに被さっている木の枝にフライを引っ掛けてしまう。目の前のブロックの上に立てば外せるが、コイを脅すことになるのでティペットを切って後で外すことにする。しかし反応がない。幾度となく回遊してくるが相変わらず底を泳ぎ水面には反応しない。何とかならないかと頑張ってみたが、結局ここでは追加することができなかった。いつのも様な反応が在れば7〜8尾は釣り上げる事ができると思っていたが当てが外れる。時間は既に4時を廻り、これから一番橋に移動するにはもう遅い。とりあえず、ここに来るまでに反応があり、釣り残していると思われる場所を廻ることにする。最初は平山橋下のプール。しかし反応は出なかった。次は床固下のブロック前。始めに脅してしまったコイが元気に反応してくれてやっと4尾目。しかし1尾だけ。次はその下の流れ。しかしコイの反応はなし。何処かに居るはずなので直ぐ下流の工事用パイプ橋前の様子を見る。居た居た!流れの全面で幾つも反応が出た。川幅が広く、どの筋を狙うか絞りきれなかったが、とりあえず流芯に載せて下流に流してみる。反応は流した筋から少し離れているところに出たので、メンディングしてラインを止め流す筋を変える。ラインが落ち着いたところで反応する頭に向かって再度流し始める。コイはすぐに反応してくれてやっと5尾目。このコイはそれ程の引きではなかったが、取り込んで見ると71cmもある。しかし細い!ずいぶん痩せている。それでも[71cm]と気を良くする。次の狙いは流れの右側の反応。先程と同じように大まかな筋で流してから、コイの反応に合わせて調整する。今度も狙いはうまく行って直ぐに反応した。力強い引きで緩い流れに誘導して取り込んで見ると立派な体型の太目。サイズも71cmと遜色ないように見える。採寸すると68cmで71cmが貧弱に思えた。やはり釣り上げるなら、細い71cmより太い68cmの方がいいな〜(笑)。そんな事を思いながら、次の反応を探したが反応は消えていた。掛かったコイが広範囲を逃げ回ったわけではないのに、どうして消えてしまうのだろう。そんな事を考えながら、パイプ橋の下流に移動。しかし、前回に比べて流れが浅くて広くなっていてコイが見つからない。重機で掘り返された流れをあちこち探したが結局追加することができず、浅川への新年初釣行は6尾の貧果に終わってしまった。次回は別のポイントを探ってみよう。 |