気温が3度以下になって、寒かった!(2011/1/16)
1月16日、前日はカミサンの厄払いに付き合って出漁ナシ。この日は年券をお渡しすることになっていたので二子に出漁。ポイントはいつもの兵庫橋上。年始めに増えた倒竹が、お気に入りのポイントの横に倒れかかっていて、狙うところにラインが流せなくなっているので、その処理のために剪定用のノコギリを用意して出掛けた。誰か来ていれば手伝ってもらおうと思っていたが、誰も居ない。仕方なく一人で倒竹の生えている対岸の茂みに入り込む。薄暗く枯れ枝や切られた竹が散らばっていて歩き難い。その中を問題の倒竹までヨタヨタしながら進み状況を確認。新しく倒された竹は全て地面から1m
程のところで半分以上切られているが切り離されてはいなくて根本と繋がっている。以前から倒れていた竹も同様に切られていたが、中には、根元から倒れているのもある。以前からの倒竹はコイの回遊路が変わる可能性があるのでそのままにしておき、新しい倒竹だけ流れの側から移動できるように繋がっている部分を切り離す。できれば陸に引き上げて邪魔にならないようにしたかったが一人でできる作業ではない。一通りの処理が終わり、入って来たとき気になっていた下生えが白く変わっているところの様子を見る。前回の夕方、この茂みの木の上にサギの群れが集まって居るのを確認していたので、そのサギの糞で下生えや地面が白くなっているのだ。薄暗い茂みを、入って来たときと同じようにかき分けて外に出る。釣り場に移動して狙いのポイントの前でタックルの準備をしながら眺めると一番邪魔だった倒竹は前回より少し岸側に移動している。根本を切り離したから引っ張れば岸から引き離すこともできるが、倒竹前が深いので[虎の穴]の横から回り込まなくては行けない。そうなると、一番狙いの[虎の穴]を荒らしてしまう事になるので、そのままの状態で様子を見る。風も今回は上流からだし、倒竹の先端が少し移動しているので状況は少しいい。試しにキャストしてみると何とか[虎の穴]の入り口にフライを落とすことができた。そのまま送り込んでみるとゆっくりだが穴の奥に入って行く。しかし肝心のコイの反応は全く現れない。時折穴の手前に黒い影が現れ、辺りを回遊しているが底近くを移動するだけで全く水面に浮いて来ない。コイの反応のないままフライを送り込み[ここらで終点かな?]と思えるとピックアップしてキャストし直す。そんな事を繰り返しているとき、後ろから声が掛かりテイちゃんさんがやって来た。年券をお渡しし話をしていると「お願いがあります」という。「実はサーチのパンを忘れたので少し分けてください」とのこと。二袋に分けて持って来ていたのでその一つを渡す。テイちゃんさんは「上流へ行ってきます」と言って別れた。引き続き穴に向かってフライを送り込んでいるとき、穴の奥で水しぶきが小さく上がった。そこはよくカワセミが飛び込むので[カワセミかな?]と思いながらも[もしかしてコイかな?]と少し期待して流し続ける。すると突然フライの右側からコイの頭が現れフライに飛びついてきた。「やった!」それ程期待していなかったから余計に嬉しい。開始から40分での1尾はまずまずのペース。それから暫くしてもう一人年券をお渡しすることになっていた坂井さんがやって来た。券を渡しながら話しているところに今度は榎戸さんがやって来て「年券ありますか?」と声を掛けてくれる。「ありますよ」と言ってバイクに取りに行き渡す。暫くお話をした後再びポイントに入る。[トラの穴]の入り口前へキャストしたフライの手前に回遊があり、様子を見ているとゆっくりフライに向かって行く。[来るかな?]と期待して待っていると水面に頭が現れフライが頭の向こうで見えなくなる。再開直後の1投目でのヒットは気分がいい。40分近く中断したので、実質的には連続ヒット。しかしそれ以後回遊もライズも見られない。そうこうしているところにテイちゃんさんが戻ってくる。「どうでした?」「1尾だけ」と言う事。テイちゃんさんは暫く下流側でキャストしていたが、反応が無かったのか「引き上げます」と帰って行かれた。こちらも反応がなくなってしまったので本流へ移動する。二子橋下から下流へ向かい、一番期待出来るポイントの様子を見たが全く反応がない。冷たい風が後ろから吹き抜けて一面に小さな波が立っている。次のポイントに着いてロッドからフライを外すときフライが少し硬いのに気付いた。接着剤がはみ出しているわけではないのでよく見ると、フライのヤーンが凍り付いていた。水温計を風の当たるところに出して計ってみると気温は3度を下回っている。右岸を急いで下って行く坂井さんを見ながら下流の様子を見るが、全く反応が無い。水温は9度。風も冷たく石の上に止まったハクセキレイも心なしか寒そうだった。対岸の[いないなプール]へでも行ってみようか?と考えてみたが、坂井さんが行っているはずだからと諦める。目の前で反応が無いし、下流に下っても状況が変わるとも思えないので、下るのを諦め上流に戻る。前回、日没直後に徳永さんが釣り上げた[兵庫島]横の出っ張り前の様子を見る。しかしそこも反応がない。[もう少し暗くなれば反応するかな?]と少し期待してみたがやたらに寒い。一つ上流側の出っ張りに行き様子を見るが、こちらも反応がない。元に戻って出っ張りの先端から下流の様子を見ていると、少し先でコイの頭が見えた。頭は水面に連続して現れ、流れて行くパンに反応している。しかし、パンの流れに合わせてどんどん下流へ移動し、最後には沈んだまま現れてこなかった。もう一度何処かに現れるかな?と期待して暫く水面を眺めていたが現れなかった。暗くなり始めたが期待した反応は現れない。兵庫橋上の釣り難い状況が少し改善されたので、次回を期待して終了。それにしても、本流の反応がほとんど見られなかったのは風のためだろうか?それとも低い気温の影響だろうか。 |