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工事の濁りを避けて上流へ、上流へ(2011/2/19)かわいい顔をしてますね
2月19日
、釣果の伸び悩んでいる浅川のどこに行くか考えながら一番橋を渡りポイントの様子を見る。[東豊田用水]の水門のところに着いて下流を見ると、右岸に餌釣りが一人ロッドを立てていて、流れには濁りがある。木曜日の雨の影響は水位の変化で治まっていると確信していたので、濁りの元は上流の工事の影響だろう。濁りで厳しい中で釣りをする位なら、濁りを避けて上流へ行こうと橋を渡って右岸に戻る。平山橋に向かいながら途中のテトラ帯の様子を道路から眺めるが、底餌を漁っている波紋が見えた濁りのためか水面にコイの姿は見えない。そのまま平山床固の横に到着。床固上の流れは濁りがないように見えたので、ここから始める事にする。しかし水量が少し多く流れの速い床固下流を避けて平山橋下に向かう。平山橋をくぐり、上流の瀬から中州に渡る。橋の上流から右岸沿いに様子を見るが反応はない。濁りがない様に見えた流れだが40cm程度の透明度しかない。上流の工事の影響だろう。中州の左岸側に行くとこちらは少し濁りが薄い。しかし水面は静かで、いつもしっかりした流れが在る[東豊田用水]からの流れ出しがほとんど流れていなし、コイの反応も見えない。「何処に居るのかな〜」と水面を眺めていると、流れ出しの少し上流の水面が揺れた「居た〜!」と喜んでラインを引き出しながらコイの移床固に向かう広い流れで動筋を探したが、同じ場所で小刻みな波紋が広がり、尾鰭が揺れている。[あ〜、水面じゃないんだ]とガッカリ。暫く様子を見ていると、上流側から2尾が回遊して来たが動きが速く水面に反応する気配はない。暫く周辺を眺めていると波紋の周辺で水面に浮いているコイの姿が見えた。[あれなら反応するかな?]と急いでラインを引き出して対岸際にキャスト。コイはゆっくり上流に向かいフライの直前で頭が水面に出る。大きな口が開きフライが口の中に吸い込まれていく。開始から40分掛かってやっと1尾目をゲット。でっぷり太った67cm。この後、反応の少ない左岸側を諦め右岸側の平山橋の橋脚側に行く。橋脚の裏側から下流に流して2尾目で、これもでっぷり太った62cm。
シロタニガワカゲロウ  
もう一度左に戻り用水のオーバーフローが合流している流れの中央で3尾目の66cm。再び右岸側に行き、橋の下流で4尾目。これも太い72cmと連続で太目。これをリリースしてデータをメモしているとカゲロウが水面に浮いて流れてきた。慌てて掬い上げて観察しながら撮影する。2月だというのに寒くないのだろうか。この頃から流れの濁りは消えてきれいな流れが戻って来た。しかしこの水位が下がり反応は出ないポイントでの反応はストップ。次は最近全く反応のない[東豊田用水]の取り入れ水路。中州から流れを渡って水路の見えるところに出ると、水位の下がった流れが目の前に現れた。中州から見たオーバーフローの流れ出しがほとんど流れていなかったのはこのためだったのかと納得。以前も水位の下がった流れでいい結果が出ていたのでとりあえず様子を見る。流れに降りて対岸のブロックの中の様子を見るがやはり反応しない。2回ほど水面には出てきたが単発の反応で直ぐに消えてしまう。暫く粘って様子を見たが、期待出来ないので切り上げる。中州に戻り「次は下流のテトラ帯から下の様子を見ようかな?上流からの濁りが広がり」と考えて右岸の戻ろうとしたら目の前の流れの流芯に濃い濁りの筋が広がっている。「えっ?」と驚いて上流を見ると、滝合橋の向こう側でショベルカー2台が作業中。「あそこからか。この濁りは」と言う事で濁りの上流へ移動。滝合橋を渡りながら上流を見ると、右岸にある[平山用水]の堰の辺りを工事している。現場の横のバイクを止めて上流から眺めると、重機は流れを横切る工事用の通路の上で作業中。数日前の増水で通路が壊れたのを補修しているのだろうか。その通路の下には太いパイプが埋め込まれ流れはそのパイプの中を流れている。そしてその上流には穏やかなプールが広がっている。[ひょっとしたら]と左岸からプールをサーチするとすぐに反応が現れた。あまりに元気な反応に「これなら次回も楽し好反応に期待したのだが空振りめるぞ」とほくそ笑む。突起の少ないコンクリート護岸に立ち、下流に向かってラインを送り出す。しかし反応しない。コイはサーチと一緒に下ったまま上流に戻ってこないのだ。それどころか下流での反応はサーチが消えると同時に消えてしまい、数尾が群れになって慌てたように横を上流に通過して行く。進行方向にフライを落として流してみたが全く反応しない。折角喜んだのにぬか喜びだった。目の前は渡渉するには深すぎるので、上流の瀬まで行って流れを渡り対岸へ。対岸から流れ込みの右側の様子を見ると元気な反応が出た。ラインを引き出して流れに載せて送り込み直ぐにヒット。これをリリース後下流に移動。浅くなった岸辺に回遊して来ているのを見つけ岸辺の枯草にラインを引っ掛けないようにキャスト。平山用水のプールこれも直ぐにヒットしてやっと6尾目。しかしこのプールでの反応はお終い。次は目的の[平山用水]のプール。砂利の土手を登りプールを眺めるがコイの姿は見えない。土手沿いを眺めながら上流に移動。上流の終点まで行き[西長沼排水出口]の水門前の様子を見るが、以前の工事が終わってからこの付近は浅くなり反応しない。再び土手上からコイを探しながら下流に移動。岸部に出た反応に向かって慎重にキャストして7尾目を釣り上げた。最後に堰の直前でヒットしたが掛かりが浅く取り込み直前で外れてしまう。濁りを避けて移動したが厳しい一日だった。


今日の太目


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