久しぶりの兵庫橋上は快調だったが(2011/2/20)
2月20日、前日の貧果に広範囲を探ろうと二子に行きました。とりあえずのポイントは最近様子を見ていなかった兵庫橋上。ポイントに着いてみるとお気に入りに人影はない。しかもあれほど沢山あった倒竹も木曜日の雨の増水で流されている。タックルを準備しながら水温を計ると9度しかない。「厳しいかな?」と重いながら対岸を眺めると、今まで無かった新しい青々とした倒竹の枝が[虎の穴]の入り口を塞いでいる。「あ〜、またやってくれた。今度処理しなきゃ」とガッカリしながらもとりあえず[虎の穴]前に向かってフライを流す。新しい倒竹の前にフライが流れて行った時、倒竹の横にコイの反応が出て、そのままフライを流し込んでいくと素直に飛びついてきた。開始一投目の流しでヒットはさい先のいいスタートだ。これをリリースして同じ立ち位置から倒竹前に流すと今度は倒竹の岸側で反応が出た。ラインをキャストサイズまで手繰り岸側にキャスト。開始から15分で2尾目をゲット。実にすばらしいスタートだ。次を狙って下流の様子を見ると、倒竹の下流側で幾つも反応が出る。しかし倒竹の枝が水面を覆っているのでその下流にフライを送り込むことは出来ない。[上流に廻ってくるのを待つしかないか。活性は良さそうだからその内廻ってくるだろう]と期待して回遊を待つ。狙いの筋は倒竹の横だが、気付くと手前の岸前に回遊している。慌ててラインを手繰り目の前の岸際にキャスト。これもすぐに反応し、素直に喰い付いてくれて3尾目。69cmのでっぷり太った太目。尾鰭の上半分が切れているから「以前釣り上げたことがあるかな?」と帰宅後過去の釣果画像を探してみたが見つからなかった。このポイントの手前での反応は無くなったが、倒竹の奥では相変わらず反応が出るので移動する気にならず、奥から出て来るのを待ち続ける。15分ほど経って再び倒竹の横で反応が出る。移動の筋を探り進行方向にフライを落として回遊を待つと素直に喰い付いてくれて4尾目をヒット。しかしさすがに短時間の連続ヒットで回遊はストップしてしまう。そこで下流に移動してみるが、途中での反応はない。辿り着いた一番下流のお気に入りの倒竹前。最初姿は見えなかったが[必ず回遊してくるはず]としつこく待つ。やっと回遊が見つかり、コイの移動に合わせてフライを落としたが、手前と奥には流れの差があり、フライが安定している時間が10秒位しかない。コイがフライに気付き口を開けて喰い付こうとした時に、ティペットに引っ張られて動き出してしまう。諦めたコイは静かに消えてしまうが驚いた様子がないのでその内帰ってくるだろうと気長に待つ。幾度も回遊して来ては一回りして消える。何度目の回遊だろうか、フライの落下直後に喰い付いてくれて5尾目。しかし、反応はそれでストップ。もう一度[虎の穴]前の様子も見たが姿がないので上流のゴム堰堤へ移動。ここは徳永さんのお気に入りポイントで、毎回確実に釣果を揚げているところ。しかし今回は反応が鈍い。確かにコイは幾つも居るのだが底近くを泳ぎ回り、なかなか水面に出て来ない。左岸に渡り、ゴム堰堤の上から下流に見えた反応に向かって流し、40ヤード近くの下流からやっと1尾引きずり揚げる。下流での反応は消えたが萎んだゴム堰堤の左岸の裏側へは次々に廻ってくる。左岸に上がり、堰堤の上にリーダーを乗せて巻き返しの中にフライを漂わせて回遊を待つと、下流からやって来たコイが[大丈夫かな?]と恐る恐るフライを吸い込んだ。直ぐ目の前と言う事を忘れて大きく合わせてしまい痛恨のブレイク。コイは驚いた様子もなく平然と移動して行く。同じ立ち位置から同じ場所にフライを浮かべたまま待ち、今度は三色の錦鯉が食い付いた。しかしこれは掛かりが浅く途中で外れてしまう。回遊は続いているので意地になって反応を待ち、やっと釣り上げる事ができたのは6尾目から40分後。周囲に居たコイは全て移動してしまい戻って来る気配はないので、ここを諦め本流へ移動する。新二子橋直下のブロック沿いに反応を見つけるが、フライの落とし場所を間違えてコイを脅してしまい不発。左岸を下り二子橋を通過して下流へ。以前は反応の良かった兵庫橋からの流れ出しの合流点も全く反応ナシ。その下流も全く無反応。出だしが快調だったから、もう少し追加して前日の不調を取り返そうと、右岸の[いないなプール]を目指して流れを渡る。渡渉中[いないなプール]付近に二人の人影が見えた。[ひょっとしてあれは釣り人?]と少し不安を感じながら右岸に辿り着き、前回いないなさんに教えてもらった[第二いないなプール]の様子を見に行く。プールの横に着いたところに下流に見えた人物が護岸の上を歩いてくる。横まで来て手を振る姿はいないなさんとお友達。「ここ、やりました?」と聞くと「ダメですよ、散々やったから。木村さんもやってたから無理です」と教えてくれた。いないなさん達の後ろ姿を眺めながら「やはりそうか。それにしてもどこに行けばいいんだ」と悩む。途中のポイントを少し探って時間を稼いで[いないなプール]に行けば、少し落ち着いているかもしれないと、本流側の様子を見ながら少し下る。しかし全く反応がない。下流へ移動すると戻って来るのが大変だから「いいや、行こう。何とかなるだろう」といないなプールへ。流れ込みから様子を見ると、かなり下流で反応が出た。ラインを目一杯送り出して45ヤード先で元気に飛びついてきてくれたが合わせ損なってしまう。流れ込みからだと遠すぎるので左からの流れ込みに行きそ下流を攻める。直前までいないなさん達が攻めていたにもかかわらずポツポツ反応が出る。しかし反応の位置がランダムで移動の筋も読めなまま、本流に出てから一尾も追加することなく日没終了。後で木村さんからメールが届き「二子橋上流といないなプールで合計3尾」と言う事でした。右岸へ行かないで左岸を下っていたら追加できたかもしれない。状況の読み違いが悔しい一日でした。 |