高校受験が終わった傳治郎君達と開成へ行きました(2011/2/26)
2月26日、24日に傳治郎君からメールがあり「都立の試験が終わり、何とか合格しそうなので今度の土曜日開成[高校ではない方(笑)]に行きませんか?」と言ってきた。「別に予定はないからいいよ」と返事をすると「僕も是非開成に参加させてください」と尾崎君がメールしてきた。しかも釣行の前日には「偶然にも、明日、開成にいきます。職場の後輩がフライデビューしたいとのことで」と赤松さんからメールが来た。当日の朝、6時前に二人を迎えに行って開成へ出発。受付で回数券を購入してポイントへ。今回は[P-chan]を封印して、今まで作っていたがテストしていなかったフライの確認をすることにした。しかし最初はとりあえずマスの反応を確認したいので[お気に入り]の[Rabber
Leg Orange]で始める。暫く経って赤松さん達がやってきた。「これでチケットを買ってきてください」と回数券を渡す。マスの反応は順調で連続ヒット。[これなら安心してテストが出来る]とフライを交換。その時思いついたのは3日後に行の3月1日の渓流解禁で桂川に行くことになっていたこと。「そうだ!渓流用のフライをテストしよう」と思いつく。最初は[フローティングニンフ]。#14のフックの前部にフロータを取り付け、3本のテールとダビング材でボディをまとめたタイプ。Camelがメインの明るい色とBrownでまとめた暗い色を試すがどちらも反応がいい。これを試した後#16の[シンプルアント]パターンにする。こちらも反応がいいがゲイプ部分に取り付けたハックルが少し長くてフッキングしにくい。少しカットするとフッキング率が良くなった。暫く様子を見てから一緒に来た二人の様子を見に行く。3rd
ポンドにいると思ってそちらに行ってみたが姿が見えない。1stポンドに戻ると3rd側の通路横で並んで釣っていた。「どう?」と聞くと「何とか」と返事で、それぞれそれなりに楽しんでいるようだった。目の前の反応が鈍くなったので
1stポンドを時計回りに様子を見に行く。次のフライは半分冗談で作った[ピンチョロフライ]を使ってみるとこれが以外に反応がいい。水面に見えるマスの上に落としてみると、落下の瞬間に慌てて逃げていくのがいる代わりに、その向こう側から飛びついてくるのがいる。中には近くまで来てUターンするのもいるがかなりの確率で口を使ってくれる。途中でUターンした場合周辺にはマスが居なくなってしまうので、ピックアップしてマスの見えるところに落とし直す。1st
ポンドを半周したところで一番奥にある水車のところまで来る。一服しながら眺めていると、水車のすぐ右側に二人が来ていた。そしてその向こう側には赤松さん達も居る。傳治郎君と赤松さんの間に入り、目の前の水車の流れ出しからポツポツ釣り上げる。気が付くと横に居た傳治郎君が大物と格闘中で、何とかこれを取り込んでキープのためにネットに入れて運んでくる。目の前の反応が一段落したので、赤松さんの所に行って様子を聞くと「今日はP-chanを封印しているので釣果は今一です」との事。彼の様子を見ていると、フライにはいくつも反応してくるが合わせのタイミングが少し遅いためにフッキングしないようだ。赤松さんは右手でロッドとラインの両方を持って合わせているので遅れるようだ。「ラインは左手で、ロッドは右手で、と別々に持った方がいいです。合わせてロッドを立てる時左手をロッドと反対側に引くとラインが早く引かれるので合わせが速くなりますよ」とアドバイスする(彼は次の日に王禅寺に行ってトレーニングしたようです)。そんな話をしていると水車の横に居た善治郎君が、ロッドを地面に置いて近付いてきた。「どうしたの?」と聞くと「水車にラインが絡まった」と言う。急いで水車のところに行ってみるとラインが軸に巻き付いてゆっくり巻き取れていく。そのままにしておくと全部のラインが引き込まれてしまうので、すぐに近くにあるはずの水車のスイッチを探す。喫煙所の横に白い箱が見え、開けると中にスイッチがあったのですぐに切る。水車は止まったけれど水車のところは深くてラインをはずしに行けない。レストハウスまで距離があるので携帯で電話する。「1st
ポンドの奥の水車にラインが絡んでしまいました。助けてください」と伝えると、すぐに会澤さんが来てくれた。様子を説明すると「今、ランチタイムだからすぐに出来るかどうか‥‥」と言って帰って行かれる。しかしすぐにウェーダーを履いて戻って来てくれて水車を逆回転させてラインを外してくれた。会澤さん、本当にありがとうございました。ラインが回収できたところでランチタイム。5人でのんびりと昼休み。それまでの釣果は53尾で[P-chan]を使わなかった割に数が伸びている。ランチタイムが終わったのは2時で「終了まで3時間だけど30尾位は追加したいな」などと話ながら午後の部がスタート。午後は[Back-Float
Nymph]から始める。今まで使っていなかった全体をBrown一色で仕上げたパターンで、これもまずまずの釣果。次は[作れるかどうか]と試作した大型ニンフの[オオクマ]と[モンカゲ]を試す。反応はまずまず。そのほかにも小型のニンフやアントのテスト。次々に試す内に少しずつ問題点が見つかり、それぞれの問題点をメモしていく。明るい色は反応が今一だとか、短めのハックルで取り付けたレッグイメージは少し長目のパートリッジの方が反応がいいとか、フローターの量が少なくて沈んでしまうパターンが見つかったり。3日後の解禁までに改良版を仕上げなきゃと日程を考える。午後は少し風が強くなりマスの反応が弱くなって釣果はそれ程伸びなかったが終了直前の4時半頃から反応が良くなり合計で78尾ゲットできた。赤松さん達も終了直前[P-cban]を解禁して入れ食い状態になったそうで、同行者それぞれに満足な一日でした。 |