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今年初のアカミミガメ。そして新顔の緋鯉(2011/3/6)とうとうアカミミの季節がやってきた
3月6日、前日のタイ記録の気分良く二子に行く。兵庫橋に着くとお気に入りの[虎の穴]前にはオイカワ釣りが立ち込んでいるのが見えた。兵庫橋の下流に松田さんが居るのを見つける。手作りの丸竹ロッドでオイカワを釣っていてフライは#26との事。「よく作れますね、そんな小さなフライが」等とお話をしてからポイントを覗くとオイカワ釣りは居なくなっていた。喜んでいつものポイントに入り込む。流れの透明度はよく、20m 先のコイの姿がよく見える。[虎の穴]前のポイントはいつもの[虎の穴]前倒竹は相変わらず入り口を塞ぐように倒れているのでポイントはその上流側だけ。そこから目の前までの左岸前に幾つもコイの姿が見える。しかもどのコイも喰い気十分に水面近くを回遊している。そんな中に見慣れない錦鯉が1尾混ざっているし、見慣れたアカミミガメの頭がポツポツ見える。とりあえず目の前の茂み前の様子を見ていると、下流から岸沿いに反応しながらやって来たコイが、以前から在る倒竹の周囲を回遊する。進路を見極めてフライを落とすと、大きな口を開けて素直に喰い付いて、開始から5分で1尾目。初めて見た錦鯉は、しばらくは水面から少し沈んで回遊していたが、突然水面へ反応し始める。その進路にフライを落とすとこれも素直に喰い付いてきた。次のターゲットも目の前の倒竹周り。下流からやっ水面で見だつ見慣れない錦鯉て来て倒竹上流の茂みの前を移動する。一度上流に消えたがすぐに戻って来て茂み前に頭が出る。茂みギリギリにフライを落として待つと、フライの手前から喰い付いて来た。その後、次の回遊を見つけてピックアップした瞬間、手前に居たアカミミを引っ掛けてしまい今年最初の[カメ]。次の獲物も倒竹の下流側に現れて、素直に喰い付く。これは70 cm の大物。ここで目の前への回遊は一段落する。次を探していると正面の茂みの奥で口が動いている。そのすぐ横にフライを落として待っていると急に黒い頭が水面に飛び出してきた。反射的に合わせてしまったが、それはコイではなくアカミミガメで、しっかり口にフッキングしている。これを撮影後目の前を眺めていると左岸沿いに反応しながら1尾が移動してきた。左上に大きな黒い模様がきれいに見える進路にフライを落として待つとフライに向かって頭が現れる。しかしフライが口に触った瞬間に潜ってしまう。別に驚いている様子もないので、再度前方にフライを落として待つが、ちょっと興味を示しただけで通り過ぎてしまう。ポイントの反応はほとんど無く、やっと見つた反応の前にフライを落とすとそれはこの[見切り]の達人。他の回遊が見つからないので本気でこれを狙う事にする。フライを[白]から[ピンク]に交換して再び現れた反応の前に落とすと、それまで幾度も見切っていたやつがすぐに反応した。「やった!俺の勝ち!」と気分がいい。目の前の回遊が無いので、下流の[虎の穴]前に向かってフライを流して5尾目をヒット。暫くして目の前での反応が復活したので、その前にフライを落としてみたが[ピンク]不安定な斜面からキャストしてヒットのフライが気に入らないのか無視。フライを元の[白]に戻すとすぐに反応して6尾目。立て続けにもう1尾同じポイントでヒットし、これも70cm の立派な魚体。これをリリースしたところで反応は完全にストップ。上流を見ると徳永さんがゴム堰堤に斜面にへばりついているのが見えたのでそちらの様子を見に行く。徳永さんはゴム堰堤の下流側から巻き返しの流れに乗せてフライを送り込んでいてすぐにヒット。対岸は斜面が写り込んでいて水面が暗いためフライがハッキリ見えるし、コイの動きもよく見える。小さめの錦鯉がフライに近付いて来てフライに触った瞬間にUターンするのを見て「あっ、見切られた〜」と叫んでしまう。暫く見ていると、フライにゆっくり近付いてくるコイが見え、頭が水面に出る。「わ〜!」河原ではコマツナが咲いていたと叫んだ瞬間にヒット。徳永さんがこれを取り込んでいる間に流れの中央に居るコイを狙いたくて上流から水辺に降りる。しかし水辺に降りるとコイの姿は全く見えない。少しでも高い位置から探そうとした時、岸辺に咲いているコマツナが目に止まった。徳永さんを背景にこれを撮影。再び右岸に戻り、回遊してくるコイを見つけてキャストしてみたが喰い気が無ないので本流へ移動。最近、本流での釣果がほとんど無いので気を引き締めてコイを探す。しかし、やっと見つけたコイも護岸上の人の気配で潜ってしまう。流を下りながら様子を見るが、なかなか反応してくれない。二子橋のすぐ上流、兵庫島公園の横の広い流れでは、ポツポツとマルタのロールが見られるが最盛期に比べてまだ数が少ない。ルアーの釣り人が80cmの大物だが迫力は今一スレで1尾掛けたという話を聞いたがピークにはもう少し時間が掛かるようだ。静かな水面を眺めながら、岸の出っ張りの先端から下流の様子を見る。ラインをどんどん送り出して見ると、流れは意外に左岸寄りに縒れていて、フライの位置が判らなくなったが[多分あの辺り]と予測して水面の変化を待つ。時間は既に5時半を過ぎて辺りは薄暗くなり始めている。「反応がないな〜。やはり本流は厳しいか」と思っていた瞬間、フライのあると思われる位置の近くにコイの頭が水面に現れた。半分疑いながらも[とりあえず]と合わせてみる。手元にずっしりと重さを感じ久しぶりの本流でのヒットに「やった、やった」と気分がいい。流れが在るから重いのか大物だから重いのか判断に迷ってた。しかし、左岸の流れの緩い所に寄せて時折ロールが見られる二子橋上流も相変わらず重いので、大物に間違いないと確信した瞬間から慎重になる。[もし巨大な奴だったらどうしよう。徳永さんに電話して撮影してもらおうかな]などと皮算用までしてしまった。それを手元まで寄せて取り込んで見ると、確かに大物で80cmもあったが、細目の魚体で迫力に欠けるのでいつもの記念撮影だけでリリース。この日の釣果は兵庫橋上が快調で最近の二子にしては8尾とまずまずの釣果で70cmが2尾と80cmが1尾と大物が3尾も上がる。来週辺りからマルタも釣れ始めるのではないかと期待して日没終了。いい一日でした。




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