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お待たせしました。マルタシーズンが開幕です(2011/3/13)やって来ました。今シーズンの初物ゲット
3月13日、11日の巨大地震の発生時からテレビの前に座り込んだまま土曜日の深夜まで、身じろぎもせずに画面を見入ってしまい、津波の恐ろしさを実感した。自分があそこに居たら避難しただろうかと思うと怖くなってしまう。日曜日はテレビを見ないようにして出漁。ポイントはいつもの兵庫橋上。しかし兵庫橋に着いてみるとお気に入り前には餌釣りとバードウォッチャーが居る。餌釣りは暫くすると下流に移動したが、バードウォッチャーは動く気配がないので、先週徳永水面下を回遊はしてくるがさんに教えてもらった[ゴム堰堤の釣り方]を実践してみる事にする。しかし水中には沢山居て群れで移動しているのに、水面にはまったく反応しない。1時間近く粘ってみたが、足場が斜のために足が痛くなり粘る気力が萎えてしまう。徳永さんは何時間もこの斜面にへばりついているのだから、その気力には敬服する(凄い)。ゴム堰堤を諦め新二子橋横の本流へ移動。ここは最近反応はあるが、立ち位置と周囲の状況で釣り上げる事ができていない場所。岸辺のブロックの間を順番にサーチしてやっと反応を見つける事が出来た。いつもなら一つ手前のブロックの間からキャストするのだが、この日は少し離れて2つ目のブロック横からキャスト。巻き返しにフライを載せて送り込み久しぶりに釣り上げることができた。いつもなら久しぶりにこのポイントで釣り上げる事ができたそのまま下流に下ってくのだが今回は上流のマルタポイントの下見に行く。昨年良かった新二子橋上流の[藤澤ポイント]に行ってみたが水量が少なくて流れが浅く、マルタの産卵には適していないので[今年はここには来ないだろう]と考えながら横の速い流れの様子を見る。この流れは上流から右岸と左岸に別れている流れの左側で新二子橋下から兵庫島横に流れて行く。その流れのあちこちでマルタのロールが見られたが、数が少なく産卵もまだ始まっていない様子。それでもリーダーから先を[マルタ仕掛け]に交換して流れの横からキャストする。下流部から少しずつ上流に移動しならが様子を見ていると、対岸の平瀬川合流に居たいないなさんがやって来た。流れ越しに「居ます?」「居ません」「昨日、下流で6尾釣り流れが浅く産卵は期待出来ないました」「どこで?」「××××の横です」とマルタ情報を頂く。いないなさんはそのまま下流に下られる。目の前に流れで暫く様子を見ていたがロールが少し出ただけでフライには反応してくれない。[ここはまだ早いのかな]と諦め、コイ狙いに切り替えて平瀬川の出口に移動。いないなさんが暫く様子を見ていたので[必ず居るはずだ]と粘ってみる。合流に架かっている歩道橋の上から通行人が何人も流れを覗き込んでいるから、下にコイが見えるはずだが反応がない。やっと出た反応も立ち位置からは遠く流れが複雑でフライを送り込むことが出来ない。合流を諦め川崎側の流れを下る。右岸から数メートル離れて下流に下りながら、中流まで来てやっと釣り上げる事ができた。それを取り込んで岸辺に辿り着いた時いないなこのポイントは安定した釣果が出るさんから電話が掛かる。「釣れました?」「今釣れたところ」「沢山居ます?」「ポツポツです」と話をしていている内に少しずつ話がずれてくる。どうもいないなさんはマルタの話をしているようなので「マルタじゃないです。釣れたのはコイですよ」とこちらの狙いを説明。「こっちはポツポツ出ますよ」とマルタ情報を頂く。すぐにいないなさんと合流してマルタを釣りたかったが、目の前の流れにコイの反応があるのでそれに集中する。新二子橋のすぐ上まで下ったところで、橋桁の左側でやっと3尾目を釣り上げることができた。それをリリースしいないなさんと合流するため下流に移動。急いであるいたために少し汗をかきながらも、いないなさんを見つけて合流。いないなさんはダブルハンドで速い流れに向かってキャスト
している。[あの距離から釣るの]と少し心配しながら近くで眺めてみるとマルタは速い流れの瀬になっているところで動き回っているのが見える。[深いかな?]と近くに行ってみると意外に浅い。[これなら‥]といないなさんの上流に回り込み下流に向かってキャストする。マルタ仕掛けはティペットの先端にヨリモドシを付け30cm程のティペットを追加してマルタ用のフライを結ぶ。そのままでは見難いのでインディケーターを付け、その動きが変化したら合わせる、と言う単純な物。最初の流しで変化があり大きく合わせると手元に重さを感じる。流れからはマルタが白い腹を見せて大きくジャンプし、落下と同時に外れてしまう。第一投での反応に気分良くキャストを続けると、数投後にまたヒット。しかし今度は下流に一気に走る。「凄い!」と驚いていると水しぶ尾鰭に根本に架かると取り込みが大変ですきをあげながら逃げ回る水面に見えたのは、いつも見慣れた黒い背中で太い。しかも掛かり位置は体の後半らしく全然止まらない。40ヤードほどラインを引き出されたところで一息ついてくれたが、流れが速いので寄せることが出来ない。ロッドを立てたまま動きの止まったコイを追いかけて下流に移動。コイは少しずつ流れを横切ってこちらに寄って来る。50m程下ってやっと岸際に寄せることが出来たが掛かり位置が尾鰭の根本で、なかなか取り込めるところまで寄らない。やっとネットが届くところまで来たが、こちらの動きに慌てて走り出す。3度目の寄せでやっと取り込んで見ると、70cmのいいサイズ。これがマルタの卵を狙って、マルタの群れの中に居るのだ。これをリリース後再びいないなさんの横に入りやっと今外側から架かっているから、これもスレ?シーズンの初物マルタをヒット。しかしこれも尻尾れの根本へのスレ掛かりで取り込みに一苦労。次も直ぐにヒットしたが腹にスレ掛かり。いないなさんに「口に掛かりますか?」と聞くと「2〜3割です(笑)」との事。[今までとは違う流れでのヒットはスレ掛かりが多いのかな?]と考えながら釣れた次は口にヒット。しかしフックは口の外側から刺さっているから[これもスレかな?]等と考えながら写真を撮ってリリース。その後マルタの移動に合わせて筋を替え、背掛かりの1尾追加し4尾釣ったたところで日没終了。今年もマルタシーズンが開幕しましたよ。



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