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中州の水溜まりの跡に、取り残されたコイが(2011/4/29)中州の中の水溜まり跡に乾いたコイの死骸が
4月29日、早朝出漁の木村さんが毎回いい結果を出しているので、今度こそと期待して二子に行きました。前回の早朝出漁は右岸を狙って出掛けたが結果が思わしくなかったので今回はいつもの兵庫橋上から始める事にする。ポイントに着いたのは8時前で期待して眺めると、既にバードウォッチャーが倒竹前に陣取っている。「うわぁ〜居た〜」とガックリ。[一体何時から来ているのだろう]等と考えながら、とりあえずバードウォッチャーの邪魔にならない上流側に入る。早朝から出掛けているのは私だけではなかったしかし、前夜からの冷え込みで水温は15度しかなく、コイの反応が鈍い。水中を回遊する姿は幾つも見えるが水面には全く反応しない。そんな中水面近くに明るい色の魚体が動き回っている。時折水面に反応するが少し離れているのでハッキリは判らないが、以前に釣り上げた緋鯉かもしれない。目の前の反応を探しながらキョロキョロしているとその白い魚体が目の前に回遊して来た。よく見るとそれは緋鯉ではなく三色の錦鯉。それ程大きくないが水面に反応したので期待して目の前にフライを落とす。すぐに反応してヒット。難なく取り込んで見ると50cmのかわいい錦鯉。以前に釣り上げたような気もするが、ちょっと確認できなかった。とりあえず開始から30分ほどで1尾目。しかし後が続かない。かなり粘ってみたがコイの中州に取り残されたコイが居る水溜まり活性が低く底近くを回遊し水面には全く反応しないので、ここを諦める。切り上げる時にバードウォッチャーとお話をして、対岸の倒竹は小物釣りの人が「魚礁のため」と切り倒したことを聞き、長年の疑問がひとつなくなった。次にポイントは二子橋下流のお気に入り。しかしここも反応がない。左岸の細流へ行ってみたがこちらはコイの姿そのものが見られない。元の本流に戻る時、中州の水溜まりの水面に背鰭を出したコイの姿が見えた。水溜まりをよく見ると、幾つものコイが取り残されてうごめいている。濁りのためにハッキリした数は確認できなかったが10尾位は居るようだ。[水位がもっと下がるようなら救出しないといけないな]等と考えながら本流を渡渉して第二いないなプールへ行く。しかしここもコイの反応はクレソンの花が咲いているない。そのまま下って第一いないなプールへ行く途中、流れの横にクレソンの白い花が咲いていた。それを眺めながら第一プールへ。岸沿いの流れから様子を見たが、最下流部まで反応が全く出ない。横からの流れ込みに移動したがやはり反応が出ない。やっと右岸沿いの流芯で単発ながら反応が出たので、横からの流れ込みにラインを載せて送り込もうと思ったが、今回は水位が下がり流れが流芯に届いていない。左岸沿いの筋では反応がないので、唯一の反応に対応するため流れ込み前を渡渉して右岸に渡り、右岸沿いにフライを流す。20ヤードほど流したところでやっと反応してくれてこの日の2尾目。開始から4時間近く経っていた。やっと2尾目を釣り上げたが後が続かない。ここを諦め再び本流に。F-4ポイントからF-6ポいないなプールも水位が下がりイントへの流れがカーブする所の外側の浅場で反応を見つけしつこく粘って頑張る。反応は流芯と左の浅場との間の微妙な筋だけ。流芯に近過ぎると通過して行くし、筋から離れると全く流れて行かない。狭い筋にライン全体を載せるように微調整して送り込み、やっと3尾目を釣り上げた。しかし後が続かず、諦め久しぶりにF-6を下ることにする。途中で反応があるかもしれないと慎重に下って行ったが全く反応がない。気温は少し高くなって水温も18度まで上がっている。しかし反応がない。F-6ポイントの中間にある右岸の崩れ護岸前に来ると、護岸裏の巻き返しで幾つか反応が見えた。流れを渡って巻き返しの横に行ってみたが、反応は消えしまう。その下流にある下水の排水口前で4尾目を釣り上げたが後が続かない。中州を巻き返しの中で反応はあったが渡って左岸のF-7ポイントに移動。しかしここも反応がない。左岸のブロックの上に餌釣りが一人居たので足早に下ってF-7ポイントの下流部へ。左岸のブロック護岸の途切れたところに、ブロックが流れに崩れているところがあり、その下流に緩い流れが広がっていた。「ここは絶対にポイントの筈だ」と決めて、流れの中央から様子を見ると左岸から3mほどの幅の緩い流れで反応が出る。少し深目の流れを左岸ギリギリまで進んで岸沿いにキャスト。しかしすぐに下流に移動してしまう。それを追いかけながら下流へ。やっと追い付いてそれを釣り上げる。反応はまだ続いているので更に下流へ。しかし水深がどんどん深くなり、左岸沿いにキャストできなくなってしまう。反応は左岸沿いで、右岸からのキャストではドラッグが左岸沿いに良いポイントを見つけて掛かってしまう。下流部を諦め元の上流へ戻り、再び左岸沿いに流す。30分後に6尾目をヒットしたが反応はそれでストップ。そのまま下って第三京浜の橋脚下に辿り着く。しかし左岸沿いの流れの先には、多くの人が河原に居たので右岸沿いの流れに移動。橋脚下がポイントのように見えたので少し上流に移動して橋脚下の様子を見ると、橋脚の手前で反応が出た。それに向かって送り込んでみたが反応が出ない。[居る筈なんだが]と考えながらも反応がないので諦め気分になりかけた時、向こう合わせで一気にラインが引っ張られた。スレ掛かりで良くある事なので、スレ掛かりだと思い込み慎重に寄せてみると、しっかり口に掛かっていた。ラッキーなヒットで7尾目。その後、橋脚直下でもう1尾ヒットしたがこれは途中橋桁周りも良いポイントだで外れてしまう。それ以上下流への移動は帰りが遠くなるので切り上げて、上流に移動。岸辺に居るはずのコイを脅さないため中州の中央を歩いていると草の生えていない窪地に出た。そこには幾つもコイの干からびた姿がある。増水で流れと繋がり入り込んだコイが減水と共に取り残されたのだ。二子橋下流の水溜まりのコイもこの様にならないように早めの救出しないと。その後、反応の消えた崩れ護岸前に戻り1尾追加。最後は第一いないなプールでヒットしたが、ラインブレイクで取り逃がしてしまう。早朝からやっと8尾はちょっと悔しい。



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