平山橋周辺のポイントの様子がすっかり変わっていた(2011/5/1)
5月1日、久しぶりに浅川の様子を見に行きました。前回行った時は工事の範囲が縮小していたので、今回、もっと狭くなっているのではないかと期待して出掛けた。平山橋に着いてみると床固周りは既に終了していて、僅かに床固上流の左岸に土嚢が残っているだけでその中で重機が一台動いていた。土嚢の無くなった床固周りは、真新しいブロックが整然と並び白く輝いている。遠目に見ると、古い魚道はそのまま残り左岸側には新しいブロックが並んでいる。となると、右岸側は来年工事が行われるのかな?とちょっと心配になる。そんな事を心配しながら床固に行ってみる。床固の両側はコンクリートのスロープが下まで続き、その先に左右に広がるプールが見える。しかしそのプールはそれ程深くなさそうに見える。スロープを下り、魚道横に着いてみるとスロープ前の水面にコイの口が浮いている。「やった〜、居る居る」と喜んですぐにキャスト。コイは素直にフライを吸い込み開始の第一投でヒット。水しぶきと共に水中に潜り左の深場に向かって行った途端に軽くなる。ロッドを立てるとティペットの先がなくなり、一瞬でラインブレイクなのだ。始めにティペットをチェックした時、ほんの僅かティペットの途中が撚れているのは気付いていたが、傷付いてはいないと思っていたが、どうもそこで切れたよだ。「チェックが甘かったのか」と判断の甘さが悔しい。すぐにティペットを取り替えフライを結ぶ。その間に目の前のプールの右奥でも水面に反応しているコイを見つけていたからすぐにキャスト。巻き返しのコイの前方にフライを落とすとすぐに喰い付いて来た。コイはブロックに沿って左の深みに向かって水しぶきを上げながら走る。もう少しでプールという所でまたしてもラインブレイク。「何で?ティペットは交換したばかりなのに」と驚きながらコイが沈んで行った水面を見ると、波立つ水面の下に微かにブロックが並んでいるのが見えた。「エッ?何?このブロックは!」そう、足元のコンクリートスロープの先には横にあるのと同じブロックが水中まで繋がっていて、その30cm位ある突起部分にティペットが引っ掛かったらしい。開始早々の連続ブレイクは悔しい。と言うか「何でこんなブロックが並んでいるの」と大声で叫びたくなった。目の前のプールでの反応はストップしてしまったので、今度は反対側のプールの様子を見に行く。魚道のブロックの上を渡り左岸へ。同じようにスロープに立ち目の前のプールの様子を見ると、スロープからの流れは下流のブロックに当たり左に巻き返しを作っていて、その巻き返しのブロック側で反応が連続する。ドラッグに注意しながら反応を待つと直ぐにヒット。底を逃げ回らないように強めにロッドを立て、何処に誘導しようか当たりを眺めている時軽くなってしまう。ちょっと強めに引きすぎたようだ。しかし相手のなすがままに逃げ回られるとブレイクは必定。「仕方ないか」と納得する。そして直ぐに次がヒットし、ロッドを立てて右にプールまでは誘導できたが、プールの中で外れてしまう。連続で4尾も取り逃がしたのは本当に悔しい。反応も消えたのでとりあえず床固の上の様子を見に行く。土嚢の位置は前回よりも左岸寄りに移動しているので目的のプールの面積は広くなっているはずなのに狭いように見える。[平山用水]からのオーバーフローの流れ込みから眺めて水位の変化に気付く。床固に水が流れるようになったため前回に比べて水位は30cm程下がっていてポイント浅いのだ。その流れ込みから様子を見るが全く反応が出ない。諦めかけている時、中州のすぐ横にコイの口が出た。[居た!]と喜び直ぐに中州に移動。しかし中州に着いてみると反応は消えている。水面が波立ち水中のコイの動きも曇り空が写り込んでいて良く見えない。ここは後でもう一度様子を見ることにして[平山用水]に移動する。お気に入りの[ブロックの中]の反応を待つがなかなか出て来ない。それでもやっと反応があり、コイの頭を狙ってキャストするが風でうまく狙いが決まらない。2度失敗する間にコイは消えてしまう。回遊は3度あったが2回は無視され、1回は見切られてしまい釣果無し。粘っても結果が出そうにないので諦めて用水を下る。平山橋をくぐり用水の水門のところで左岸際から1尾釣り上げてやっと初物をゲットする。開始から1時間30分。コイが上流に移動してしまったのでオーバーフローの流れ込みに戻る。水面を眺めているとプールの左端の岸辺で反応が出た。中州に渡り対岸に向かってキャストするが釣果無し。右岸沿いの本流の様子を見るため、上流の流れ込みに行く。流れに沿ってゆっくり下りながら様子を見ると、平山橋をくぐった当たりで元気な反応が幾つも出た。流れに入り下流にフライを送り込んで2尾目。しかしそれでお終い。初めの床固下に戻りやっと3尾目をゲット。床固の最下流部は少し深みがあり数尾の反応はあったが反応が弱く直ぐに消えてしまう。その下流の浅場で複雑な流れに苦労しながらも何とか4尾目を釣り上げが3尾も途中で外してしまう。この頃から小雨が降り始め、カッパを着込んで下流の様子を見に行ったがはんのうが無いので下流を切り上げる途中、雲の間から陽が差し東の空に虹が架かっていた。残りの時間を一番橋下で様子を見ようと戻り掛けた時、床固右の細流が気になった。以前は本流で幾つも集まっていたから、残っているのではないかと覗いて見たら3尾いた。1尾が水面に反応したのでキャストしたが、追い風の影響でコイの真上にフライが落ちて水しぶきが上がり、全て底に沈んでしまう。次回に期待して一番橋下に移動。到着時に[東豊田用水]の水門前に幾つも集まっているのが見えたので、水門横から様子を見ると喰い気も十分ある。直ぐに1尾ヒットしたが取り込み直前で外れてしまう。合流のブロック前で何とか2尾追加できたが、結局6尾の貧果に終わってしまう。これからの浅川は一体何処に行けばいいのだろう。 |