何でこんな所に大きな金魚が2尾もいるの?(2011/5/3)
5月3日、雨の予報で人出が少ないことを期待しながら二子に。お気に入りポイントの兵庫橋上には、バードウォッチャーは居ないと思っていたのに、水辺に一人座り込んでいる人影が見えた。「居た〜」とガッカリしながらタックルの準備をして人影の下流部へ。いつもの様に水温を計りながら上流を見ると、それはバードウォッチャーではなく釣り人だった。「何だ、釣り人か」と少し喜んだが投げ込まれた糸を追ってみると[旧虎の穴]の前に沈んでいる。「やっぱりダメか」とガッカリ。とりあえず前回良かった下流の倒竹の間の様子を見る。ポイントの前に立つと下流から倒竹沿いに水面に浮きながら移動してくるコイの姿が見える。「居た〜」と喜んでその前方にフライを落とす。直ぐにフライに向かって進み口を開ける。難なく取り込んで第一投でのヒットは気分がいい。リリース後同じポイント前に立つと今度は上流側から回遊してくる。しかし底に沈んだまま水面には反応しない。それでも進行方向にフライを落として待っていると。流れの中央のラインだけが遅くなり[⊂字型]に変形する。よく見ると流れの中にビニール傘が沈んでいて、その下流側だけ流れが遅くなりラインが止まり、フライにドラッグが掛かる。傘の下流にラインが行かないように少し上流から傘を避けてキャスト。回遊する姿は見えなかったが上流側から飛びついてきて2尾目。次は下流側から回遊して来て20分後に3尾目がヒット。開始から35分で3尾は最近にない好調なスタート。しかし好反応はここまで。回遊は幾つもあるが全て底に沈んだままで全く水面には反応しない。やっと奥の茂み前で反応したがウロコが1枚だけ。コイはポイントの上流側の倒竹裏にいるのでそちらにキャストしたいが傘が邪魔でうまく流れてくれない。フライを傘の上を通して引っ掛けて静かに取り除く。邪魔者がなくなったので倒竹の裏を狙ってキャストした途端、フライを倒竹に引っ掛けてしまう。反応も少なくなったのでフライを外しに行く。場を荒らしてしまったので、餌釣りの上流側の様子を見に行く。しかし、全く反応がない。ここを諦め久しぶりにゴム堰堤の様子を見に行く。しかし反応がでないので運動公園を横切って本流へ行き、新二子橋下のブロックの間の様子を見る。反応は一度だけあったが後が続かない。ブロックの向こう側の流れを見ている時、2つのブロックに挟まれた所に赤い影が動いた。「ん?何かな」と覗き込むとそこには体長20cm以上もある大きな金魚が2尾。穴の底が流れと繋がっているにしても、2尾が一緒に紛れ込むとは考えられないから、多分誰かが放流したのだろう。金魚の写真を撮った後上流へ移動。藤澤ポイントから流れを渡って平瀬川合流へ。歩道橋の下の様子を見たが全く反応がない。上流を見るといつも多くの釣り人の姿が見えるのに人影が見えない。「人が居ないのなら護岸沿いで釣れるかな?」と期待して上流へ移動する。流れの様子を見ながらの移動で前方を見なかったので、目の前のバイクに急に気付く。護岸の下を覗き込むとヘラ師が二人とコイ釣りが一人、湖岸の途中に座り込んでいた。[やっぱり居たか」と落胆しながらも一番反応のある護岸の最上流部へ。とりあえず流れに降りて反応を探したが反応ナシ。来た道を戻り平瀬の合流から流れに降りて次のポイントに。新二子橋を下流に見ながら流れの様子を見ると、右岸沿いの速い流れの中に反応が出た。ラインを流れに載せて送り込む。水面に波を立てながらフライに飛びついて来てヒット。[はやりここはいいポイントだ]と喜んだ途端に外れてしまう。目の前の反応は消えてしまったが、下流でポツポツ反応が出る。反応の所まで一気に下りたかったが、目の前で幾つか反応があったのでそれが復活することを祈って少しずつ下る。期待通り反応が復活し、何とか4尾目を釣り上げることができた。反応は途切れることなく続くが、反応の筋が定まらない。流れに沿って上下に移動してくれたら狙い定めて送り込むことが出来るのだが、水面に頭を出しながら左右に激しく移動する。とりあえず狙いの筋にラインを送り出し、筋違いで反応が出ると、反応までの距離を合わせて移動を待つ。しかしなかなかその距離が合わない。「多分この位」と待っているのに横移動しながら微妙に上下にも移動するのだ。フライの上流側を横切ると慌ててラインを手繰り距離を合わせる。しかし戻って来ない。その頃から空が暗くなり、予報通り小雨がポツポツ落ち始める。移動の筋を狙って幾度も同じ事を繰り返している時、突然フライに水しぶきが上がった。少し疑いながら慌てて合わせてみるとフッキングした。左右に逃げ回るのをなだめながら左岸で目の前まで寄せてみると、それはコイではなくニゴイだった。マルタ釣りの時に外道では釣れているが、コイ狙いで釣れたのは久しぶり。顔に追い星は沢山見えるが、魚体は銀色の62cmだった。コイの反応は依然ポツポツ続く。それをゆっくり追いかけながら少しずつ下流へ移動。その頃から雨が激しくなり、ロッドを腋に抱えてベストの背中からカッパを引っ張り出して着込む。ニゴイを釣り上げてから13分後に5尾目がヒット。それから28分後に背鰭へのスレ掛かりだったが6尾目を釣り上げた。反応はまだ続いていたがどんどん下流に移動して行く。それを追いかけ新二子橋のすぐ上まで来てしまったが追加できなかった。橋から下流は流れが速くなり反応のないポイントなので、中州を挟んだ左の流れに移動。新二子橋直下の浅場に集まっているコイを見つけたが水面には反応しない。上流に戻って左岸に上がる。終了まで時間が少しあったので二子橋下流の中州に取り残されていたコイの様子を見に行く。降り始めた雨で本流の水位が10cm程上がり、中州の水溜まりは本流と繋がっていた。それを確認した後、岸辺に集まっているコイの反応を探ったが底餌狙いで反応しない。最後に兵庫橋の袂で1尾追加して終了。雨の中頑張って何とか7尾の1日だった。 |