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二子の早朝ポイントを見に行ったが(2011/7/10)夏空に二子玉川ライズがそびえている
7月10日、女子のサッカー・ワールドカップのドイツ戦を延長戦まで見て1- 0で勝利したのを確認してから準備を始め、二子の早朝ポイントの確認に出発。しかし出掛けるのが少し遅くなり、いつもの兵庫橋に着いたのは8時過ぎで[ちょっと遅いかな。やばいぞ]と後悔しながら、前回様子を見ようと思っていた二子橋下流のポイントに直行。しかしポイントまで歩きながら不安が次々に目に入ってくる。まず、二子橋の橋桁の下に自転車が1台止めてある。「何であんなところに‥‥」期待したポイントだったがと考えながら下流に向かうと、兵庫橋からの流れの横にも自転車が1台。しかし付近に人影は見られない。[どこにいるのかな?]と探しながら流れの瀬に出て見ると、対岸にアユ師が一人。狙いのポイントには人影がないので、安心して流れ込みから様子を見るが、期待に反して反応は出ない。少しずつ下りながら様子を見ていると、そのプールの終点の草むらの向こうに釣り糸らしいキラメキが幾つか見える。立ち位置からは茂みが邪魔で確認できない。その内、最下流の右岸側に現れたアユ師が中州沿いに左の流れに向かう。こちらの狙いは瀬の下流の左側だが南風で水面が波立ち、コイの動きが見にくい。微かに上流側から水面を移動しているらしい水面の波の動きを見つけた。それ程ハッキリした動きではないが、水面の波の何もそこを通らなくても‥‥具合から多分コイだろう判断できた。その移動先を狙ってキャスト。一度フライの向こうを通過したがすぐにフライに反応が出た。喜んで合わせると手元に重さを感じ、コイの動きを確認して「やった」と思った瞬間に外れてしまう。それ以後反応は全く出ない。流れは前回に比べて水量が下がり瀬から横に流れていた細流は全て消え、右岸沿いの本流だけが下流のプールに流れ込んでいる。その流れ込みの下流部の様子も見たが、反応は出ない。流れに入り込んで様子を見ると、コイは目の前まで回遊しているが、落ち着き無く底近くを移動したままで、全く水面に反応しない。次々に現れる黒い影に向かってフライを送り込むが、全て無視。下流に見えた糸のキラメキがアユ師と判ったのは、反応を探してキョロキョロしている時。回遊は影がきつく、見難いポイントでやっと2尾幾つもあるが全く反応しないので1時間半粘ったがここを諦める。いつもの兵庫橋に行きかけた時、下流からアユ師が二人戻って来た。ところが彼等は、岸辺ではなくプールの中央を横切り上流に向かっている。と言う事は[下流に行く時もそのコースを通ったのではないか?だからコイが全く反応しなかったのか]と納得。やはり到着の時間が遅かった!兵庫橋上に着いて見ると、いつもより時間が早いため対岸の茂みの影が岸際の一番反応のいい場所に落ち、水中が全く見えない。それどころか梅雨明けのまぶしい日差しが水面を照らし、影とのコントラストが強く影の部分はただ暗いだけ。反応を探して上流へ移動するがここも反応が出ない。「絶対に居る」と自分に言い聞かせながら周辺を探す。倒竹の影にそれらしい動きが取り込みミスをした後、1時間半粘ってやっと1尾あったので下流に流していたラインをピックアップした瞬間に手前でカメを引っ掛けてしまう。[あ〜、やった〜]で取り込んで見ると、先週確認したばかりの見慣れた模様のアカミミ。何と21回目の出会いである。その後、下流の倒竹の先端で、日の当たる部分と日陰の境目の水面で反応するコイを発見。フライを倒竹の横に落として下流に流し、やっと1尾目がヒット。その25分後、下流の影の部分で2尾目がヒット。しかしここでの反応はそれっきりで後が続かない。ポイントの流れ込みに行ってみるがコイの反応は出ない。そのまま上流に向かってゴム堰堤へ。護岸上から見ると、沈んだゴム堰堤の直ぐ下流に幾つか影が見える。上流からその影に向かってフライを送り込むが反応ナシ。[どれか反応してくれ〜]と祈りながら白い背鰭が目印になって上流からサーチする。しかし反応ナシ。[どうしようか]と悩んでいると、ゴム堰堤のすぐ上流側のくぼみで右から一気に飛び出してきたコイがフライに喰い付いた。[やった、来た!]と喜んで取り込みに入る。ゴム堰堤の際まで行けば簡単に取り込めるのだが、他のコイを脅したくないので立ち位置のまま足元に寄せる。左岸際まで寄せてもうひと息と思った瞬間に外れてしまう。[何で後の事を考えていたのだろう]と悔しい。そんな時、ポイントに元気に反応するコイが出現。サーチする度に反応が出るので、同じコースにフライを流す。しかしコイはフライが口に触ったところで一瞬止まって「ヤダ!」と言わんばかりに横を向いてしまう。それまで使っていたオレンジを[これならどうだ]と白に替える。ここでも反応は鈍いしかしダメ。[これはどうだ?]と[Shock-Pan]にして見るがやはり「ヤダ!」。口の小さい痛みゴイでフライが大きすぎるのかな?と小さいフライにしてみるがやはり見切る。その内反応しているのは同じ奴で、胴体中央に白い模様が入っているのが判る。その模様を頼りに追いかけ、移動先に先回りしてキャストするが見切り
は続く。フライボックスを探して見つけたのは、以前使ってそのまま入っていた[Shock-Pan]の[背面浮き]。「これは?」としつこく追いかけやっと喰い付かせることができたのは、見つけてから1時間半後。粘って結果が出たので納得して本流へ。しかし本流は何処も反応がない。最後の望に右岸の[いないなプール]に行ってみると、コイの姿は幾つも見える。期待しながらサーチするがここも反応は水面がほとんど見えなくなった水溜まり鈍い。やっと出た反応に向かってキャストするが、フライは無視され続けて1時間。反応のでないまま粘ってみたが、サーチ用のパンが無くなってしまう。こうなるとお手上げ。水中に見えるコイの前方にキャストするが、無関心に下を通過して行くコイを眺め[もうダメだ。暑い!]と撤収する。8時過ぎから始め3時半まで粘ってみたが3尾の貧果。夏空にそびえる[二子玉川ライズ]を眺めながら左岸に戻り、河原の水溜まりを覗くと、前回よりもアオミドロが茂り、水面はほとんど見えなくなっていた。これからの夏場、二子は厳しそうだな〜。




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