Top-Image

line

またしても早朝から中州を一回り。84cmがでた。(2011/8/20)今日の中州の移動コース(画像:YAHOOマップより)
8月20日、お盆休みは色々あって出漁できず久しぶりの出漁になった。猛暑も一段落で前日の雨に「反応がいいかな?」と期待して出掛けた。日の出が少しずつ遅くなり、家を出たのは5時過ぎ。D-5エリアの二ヶ領上河原堰の上流でタックルの準備しながら流れの様子を見る。しかし期待した反応が全く無い。二ヶ領用水の取り入れ口を覗いて見ると、ゴミ避けフロートのところに反応がある。しかしこの用水取り入れ口は、堰から50mの禁漁区域なので様子を見るだけ。そこから上流全く反応の見えない水面に向かって右岸の様子を見ながら移動し、やっと1尾の反応を岸際に見つけた。水辺から少し離れて反応の上流にフライを落とすとすぐに喰い付いてくれた。開始早々気分良くやりとりを始めたがすぐにラインブレイク。フライを結ぶ時に、ティペットにわずかな傷があるのを確認したが「この位なら大丈夫だろう」と軽く考えたのが間違いだった。最初の1尾をブレイクで取り逃がしてからは全く反応が見えない。いつもなら水面に頭を出しながら掃除機ライズしているのが幾つか見つかるのだが、それが全く見つからない。バイクで上流に移動しながら反応を探すが見つからない。京王線の鉄橋下まで来ると、餌釣りが一人準備を始めている。その横で水面の様子を見ると、下流から回遊してくる反応がポツポツ出る。移動を待っカワウの群れが上流に向かって出動て前方にフライを落とし、そのまま送り込むとフライを見つけて突進してくる。「これはいいぞ」と期待して待っているとフライの直前まで来て水しぶきを上げる。見事に見切られた!同じ見切りを3回もやられて気分は一気に落ち込んでくる。鉄橋付近の反応が消えてしまったので下流に移動しながら岸沿いの様子を見る。目の前で急に反応したのを見つけ、すぐにフライを落として喰い付かせることができたが、沖に走り、水中の石でも擦ったのだろう。途中でブレイク。開始から1時間以上も釣果無し。その後右岸沿いを下ってやっと1尾目をゲット。しかし反応が出ない。右岸に見切りをつけて中州に移動。ちょうどその頃、下流の送電線からカワウが飛び立ち、群れで上流に向かって跳び去って行く。中州に渡り左の流れ岸部のコイは水面に無反応に入り込み、下流の様子を見ながら少しずつ下る。やっと出た反応は50ヤード先。辛抱強くフライを送り出して2尾目。反応はかなり下流に見えるので、フライを送り出しながら流れと同じ速度で下る。30mほど進んだところで右の岸辺が小さなワンドになっているところに来た。そのワンドの奥から岸沿いに回って来たのを釣り上げて3尾目。ワンドの奥には岸辺の底餌狙いの背中が見える。しかし
水面には全く興味を示さず、フライの下を通過してしまう。再び流れを狙い、すぐに4尾目がヒット。しかしここからしばらくは反応が途切れる。中州の下流域に到達した時、やっと反応が出始める。しかし足元が急に深くなりはじめ岸寄りに移動する羽目になってしまい、反応に向かってフライを送り込むことができない。やっと浅い波の無い水面を回遊していた場所を見つけて沖に進み5尾目をヒット。しかし反応は途切れてしまう。前回良かった下流側の中州との間に行ってみたが反応が出ない。開始の時から少し風があったが、この頃から強くなり水面に波が広がり始める。その波のある場所では反応が出ないし、フライに反応しても見つけられない。波の無いところは何処?と探すと、中州の下流側のワンドの前だけ。そこを眺めていると、水面に頭を出しながら移動している数尾が見えた。「居た!」と喜んでキャストエリアに進みかけると、何故か反応が消えてしまう。それでも何処かに居るはずだとキャストエリアまで行って水面を眺める。しばらく経ってやっと水面に頭が現れた。ワンドの端を岸に向かって移動して行く。その前方にフライを落として距離を合わせて回遊を水面に口が幾つも現れて待つ。フライの所まで来た頭は口を水面に出して吸い込んでくれる。「やった〜」と喜びすぐにその引きの強さから「大きい!」と感じる。底に生えている水草の中を逃げ回るのを、少しハラハラしながら寄せて、取り込んで見るとかなりの大型。記録撮影の場所は少し離れた砂利場しかないので、重いのをぶら下げたまま運ぶ。採寸すると久しぶりの80オーバーの84cm。重さを量ると7.4kgだった。それをリリースしてポイントに戻ると、ワンドの右端の下流側に幾つも掃除機ライズの口が現れている。「あそこに居る〜」と喜んで、深いワンドを岸沿いに回り込んで対岸へ。目の前に幾つも口が浮き、時々手前に寄って来る。それに向かってフライを落とし直ぐにヒット。これもいいサイズで72cm。撮影場所は足元なのですぐにリリース下流側の中州が目の前までして次を狙う。しかし回遊は先程より少し離れている。水に入って届くところまで進むと、左の流れのほとんど無い中州の裏側から水面に頭を出しながら回遊してくる。風は少し追い風気味なので少々遠くてもフライが届く。狙いを定めて進行方向前方に落として回遊を待つと、すぐに喰い付いてくれる。それまでは30分から1時間の間隔だったのが10分から20分間隔に短縮されて連続ヒット。ペースは快調なのだが反応場所が少しずつ遠くなっていく。目の前の流れは、中州の両側の流れが合流しているが、左からの流れは斜めに合流していてその内側は流れの緩い場所がある。しかしその部分は水深があり入り込むことができない。中州の右端に沿って浅場が下流に向かって伸びているので、深場に注意しながら浅場横から見るとこの辺りまでを何処まで行けるか試しながら少しずつ沖に進む。1尾ヒットすると中州まで戻って記録撮影。1尾ごとにポイントは少し遠くなるが確実にヒットする。結局、中州から100m以上離れた所まで行き、下流の中州との中間近くまで行ったようだ。釣果が17尾になり、反応が一段落したところで下流を切り上げて元の右岸に戻る。途中の中州で、少し時季外れのハンゲショウが咲いていた。右岸に戻り、鉄橋下の様子を見て1尾ヒットしたが、またしてもブレイクで取り逃がしてしまう。ブレイクで始まりブレイクで終わった1日だったが、大物が釣れて気分がいい。


ハンゲショウ


line
サイトマップへ
Copyright © 2011 Katsumasa Fujita