増水の治まりが少し悪い上に、濁りが消えない(2011/9/11)
9月11日、前日、本流の濁りで急遽ポイントを変更して好釣果だったが今日は二子なので本流の濁りが気になった。とりあえずいつもの兵庫橋上から始めるが、こちらは濁りも増水もなくいつもの流れ。しかし岸辺は増水で流れ着いた枯草や枯れ枝で覆われていて、かなり水位が上がったことを確認できた。釣り始めはお気に入りの[旧虎の穴]の上流部。崩れ護岸前から様子を見ていると、下流から水面に反応しながら2尾が回遊して来た。水面に倒れ掛かっている倒竹の下を通過して目の前にやってくる。[ここに来たら‥‥]と倒竹のすぐ上流側にフライを落として回遊を待つと期待通りの位置でフライの横ま来るが、フライと少し離れている。フライの横を通過しそうに見えた時、急反転してフライに飛びつく。「!!」と慌てて大きく合わせるとヒット。しかし取り込んで見ると、口の横へのスレ掛かり。フライの手前から急反転して喰い付いたので、スレ掛かりしたのだろう。それでも、開始直後の1尾は気分がいい。これをリリースして同じ場所に立ち[もう1尾居たよな〜]と水面を探しているとすぐに反応が現れた。左岸沿いに上流に向かい、倒竹のところで流れに向かってコースを変える。その進行方向を見定めて前方にフライを落とす。これもそのまま素直にフライに向かって来て連続ヒット。ここまでは良かった。しかしこの2尾を取り込んだ時から回遊はストップ。風もほとんど無く穏やかな水面に出るコイの反応の波紋を探すが、見えるのはアカミミガメの反応だけ。崩れ護岸前を切り上げて下流の[旧虎の穴]前に移動。この[旧虎の穴]は周辺の倒竹を少し撤去したので、間口が広がり[穴]と言うより[門]と言った感じに広くなっていて、一番奥の暗がりが狙いやすい。しかし奥には半分水没した切り株や枯れ枝が水中にあり、入り口の倒竹も上空から垂れ下がっていて、かなり狙い難い。それでも、ループを狭くして慎重にキャストすれば何とか奥に入れることができる。ただし、風の弱い時に限るが‥‥。そんな[虎ノ門(?)]の奥で反応が出た。風がほとんど吹いていないので[狙ってみるか]とキャストする。高さが1mちょっとしかない入り口から奥にフライを落とすのだが、取り替えたラインの調子が良く、先端のフライまでしっかりターンしてくれて一番奥にフライが入る。[いい感じだな]と喜んでいると、突然下流から口が現れフライに飛びついてきた。「やった〜」と喜んで合わせるとガッチリフッキング。と思った瞬間、障害物に絡んだらしく動かなくなる。ガッカリしながらも何とか出てくれないかとラインを緩めたりするが全く変化がない。こうなったら引っ掛かった原因を探し、うまくすれば外すことができるかもしれないとラインを巻き取りながら奥に進む。動かないコイのところに来て水中を見ると、沈んでいる枯れ枝の下をくぐってうごめいているコイが見える。どうすれば外せるだろうかと考えている時、コイが驚いて暴れ、ティペットが切れてしまった。もう少し慎重に近付いていればネットで掬えたかもしれないと考えると悔しい。切れたティペットを眺めながら[ここまで入ったのだから]と上空にある倒竹の枝を少し切ってキャストの邪魔者を削除する。その後、下流部の様子を見たが反応が全く出ない。しかも、またしても対岸の倒竹にフライを引っ掛けてしまう。反応が出るかもしれないのでとりあえずティペットを切ってフライを結び直す。しかし直後に同じ倒竹に引っ掛けてしまったのでこれを外しに行く。そのついでに上流側の木の枝から垂れ下がっていた釣り糸を外しに行く。釣り糸を引っ張ってみると、先端にルアーがひとつ付いていた。これを機に兵庫橋上を切り上げ本流へ移動。途中、兵庫島にひょうたん池の下流に打ち上げられていた倒木と枯草をチェック。かなり太い枯れ木が枯草と一緒に流れ着いていて、12号の増水を再確認。それを横目に見ながら二子橋をくぐって下流へ。遠目に、それまでは草地だったところに砂利のが広がっているのを眺める。水位はまだ少し高く、平水より15cm程高い。下流は以前細い流れが在ったところが砂利で埋まり、一番期待できたポイントは水が動いていない。何処までその流れが続いているのか、半分水没した草むらの水深を確認しながら下流へ進む。しかし濁りのためか水面への反応は全く出ない。目の前には以前細かった砂利の中州が幅が広くなって広がっている。上流まで戻ってその砂利の中州の先端まで行ってみたが、やはり反応は出なかった。兵庫橋に戻ろうと水没した草地を戻りかけた時、左岸前の細流が気になった。兵庫橋の流れの透明度がいいからあの細流も透明度がいいはず。ひょっとして反応するコイが居るかもと思い様子を見に行く。幅3〜4m程の細流の水深は30cm程で、少し流れが速い。それでも単発で元気に反応するコイが見つかった。[居た〜]と喜んでフライを送り込むが、フライが到着した頃には、反応が消えている。少しずつ下流に移動しながら反応を探すと、左岸の下水の出口の少し広くなった辺りにまとまった反応が出た。左岸前は浅場が少し広がり、その浅場を回遊している浅場と流芯の境目の筋にラインを載せて送り込むが、反応しない。今度は左に入り込む緩い流れに載せて左岸沿いに送り込む。来た来た!一番左の岸際から元気に飛びついてきてやっと3尾目。反応はそれで消えてしまう。1時間粘って何とか取り込むことができてちょっと満足(笑)。それ以上下流に行くのは諦めて兵庫橋上の戻る。再び崩れ護岸前から[虎ノ門]の間で1尾を追加して日没終了。しかし本流の濁りが1週間経っても消えないのが気になった。以前も小河内ダムの放水があり、濁りが長期間続いたことがあったので、調べてみたら、やはりダムから放水されていた[余水吐(よすいはき)放流]。しかも奥多摩湖が濁っているのでその濁りが下流に届いている。現在も濁り水が毎秒26t放水されているので、いつになったら濁りが消えるのかちょっと心配だ。
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