濁りと増水で中州への渡渉しないで右岸で粘る(2011/9/18)
9月18日、前日は所用で出漁は無しだったので、意気込んで早朝から出漁。ポイントはDエリアだが走りながら流れの濁りが気になる。目的地に着いてみると流れは予想通りの濁りだったが水位は少し下がっている様に見えが、下流右岸側から少し強めの風が吹いている。流れは前回よりも落ち着いているので移動しないでここで様子を見る事にする。濁りが少し収まっているとは言っても透明度は30cm程しか無く水中を移動しているコイの姿はほとんど見えない。とりあえず京王線の鉄橋の下に行って様子を見るが反応は全く出ない。前回の流れが速い中、岸辺ギリギリでの反応があったので、それを期待しながら下流へ移動する。途中、中州への渡渉ポイントに来たが、途中の流れが速そうに波立っているし、底の様子が見えない濁りなので、とりあえず下流の岸際にポイントを絞る。前回2尾釣り上げたところまで来ると、濁りの中にコイの反応が出た。反応は水面に見えるブロックの間で、時折沈んで見えなくなりながら移動している。移動先のブロックの間を狙ってフライを落とし、直ぐにヒット。岸辺のコンクリートから水面までは25cm程あるので、そのままでなネットが届かない。岸辺に座り込んでネットを差し出し、おとなしくなったコイを足元まで誘導して取り込む。これをリリース後、すぐに次の回遊が現れ連続ヒット。しかしコイはブロックの間に潜り込み動かなくなる。無理に引くとブレイクしそうなので動き出すまで辛抱強く待つ。やっとブロックの間から水面に浮いてきたのでブレイクに注意しながら慎重に誘導してネットイン。リリース後ティペットを確認すると、ブロックで擦った傷が確認できた。ティペットを交換して次の回遊を待つとしばらくして下流からやって来るのが見えた。同じように落とし位置を確認してキャスト。しかしフライの直前で止まり、すぐに潜ってしまう。[何処に浮くのだろう]と周囲を探していると次の回遊が下流からやって来た。今度は素直に喰い付いて3尾目。しかしこれもブロックの間に潜ってティペットを交換。次の回遊も直ぐにヒットしたがやはりティペットを交換。そしてその次は沖目のブロックの間を走りブレイク。結局その後の2尾もティペットの交換を余儀なくされた。回遊が一段落したので、中州への渡渉を考えながら下流の様子を見ると、中州の先端辺りの水面は波立っている。一番期待できる中州下流のポイントが波立っているので、渡渉を諦め右岸沿いで粘ることにする。少し下流に移動してみると、同じようにブロックの頭が幾つも濁りの中に並んでいる場所があった。[ここも回遊が見られるかな?]と様子を見ていると、同じように下流から回遊して来るがすぐに沈んでしまう。回遊を早く見つけて進行方向を確認し、コイの移動より先に浮いてくる場所を予測してキャストすると、焦らないですむことが判ってからは、ひたすらコイ探しに専念する。移動を見つけたコイに喰い付かせるまでは楽になったが、その後は相変わらず厳しい。ヒットすると一気にブロックの間に潜ってティペットが傷付く。上流のブロック帯は砂利に埋まっているが、下流部は設置されてからの期間が短くまだ砂利に埋まっていないのでブロックの間の水深が深い。ティペットが完全に潜ってしまうので水深は
1m位はある。しかもブロックは6方向全てに突起のあるタイプで、裏側に通過できる隙間があるようで、その隙間を通り抜けてブレイクする。2尾連続でブレイクした後で考えた。「ブロックの間で動きを止めるからその場所で潜ってしまう。沖に走らせて浮いてきたから寄せてみては?]と。とりあえず次のヒットは予定通り沖に行かせてから取り込めたが、その次は沖に走らないでその場で潜ってしまいブレイク。1尾取り込むと次の2尾はブレイク。これの繰り返しで、ヒットの割に取り込んだ数が少ない。結局下流部では11尾ヒットしたのに5尾しか取り込めなかった。回遊が一段落したので、最初の場所に戻って様子を見たが反応は全く出ない。水分の補給を兼ねて、最上流部の斜め護岸に移動。しかし、岸際を回遊する姿が見つからない。護岸沿いに少しずつ下流に移動しながら回遊を捜し、やっと岸際の草の陰に浮いているコイを発見。護岸の下に降りるとコイに気付かれそうなので護岸の上から岸際にキャスト。先端部だけが流れに浮いている状態だったが、岸際は下流からの風のために流れが遅くドラッグが掛かりにくい。何とか1尾追加して13尾。しばらく斜め護岸帯で粘ってみたが、下流から移動して来たコイは途中で潜ってキャストエリアまではやってこない。12時になり[そろそろ切り上げ時かな?]と下流のポイントに移動。最後の1尾を釣り上げたところで[終了]しバイクに戻ろうとしたとき、岸辺で流れを見ている人に声を掛けられ立ち話。ウィンドサーフィンをしに来たのだがゲートが閉まっていて車が入れないとの事。「車は何処に停めてるの?」「お魚ポストのところ」「お魚ポスト?それは何処ですか」「すぐそこだよ、案内して上げるよ」と言って連れて行ってくれた。多摩沿線道路を横切り道路から「あそこですよ」と土手下に張られたブルーの金網を指差して教えてくれた。土手の細い道を下ると、金網に囲まれた[お魚ポスト]が見える。道路からすぐのところで、浅川へ行くときにいつも眺めていた生け簀がそうだった。[お魚ポスト]は金網に囲まれていて、コンクリートの生け簀が4つ繋がっている。左から[コイ][アユ][アカミミガメ][新規受付(?)]が並んでいて、一番右の生け簀には[ガーパイク]らしい魚体も確認できた。ちょうど何年も飼ったミドリガメを持ち込んだ人がいて、別れを惜しみながら生け簀に放していた。[そうか、アカミミガメはここに持ってくればいいんだ]と密かに兵庫橋のカメの移動先にと考えてしまったが、移動の手段が難しそうだ(笑)。[お魚ポスト]を管理している川崎漁協の山崎さん、ご苦労様です。 |