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予想よりも水位が高く、釣果無しの恐れがあったが(2011/9/24)速い流れで釣れそうな場所がない
9月24日、前日は台風15号の増水と濁りが治まり切っていないと判断して出漁を取りやめる。夜中に水位の変化データを確認しながら[浅川なら濁りが治まるのは速いし、水位もそれ程高くはないだろう]と予測し昼から浅川へ向かう。途中で眺めた多摩川はどこも濁りが激しく、釣りの出来る状態ではなかったが、高幡不動のところで初めて眺めた浅川は、多摩川に比べて濁りは薄く、水位は少し高めだったが何とかなりそうな感じで、安心しながら目的地の一番橋下に到着。足元の流最下流部も遅い流れの場所が狭くれを見ると思っていたよりも流れが速い。濁りも少しあるがコイの姿が全く見えないほどではないのでタックルの準備をする。こんな状態の時一番に確認するのは[東豊田用水]の水門前だが、前回よりは水位が低くコイの回遊は見られない。水門前を諦め護岸の上から足元の流れを眺めながら下流に下る。岸辺のブロック帯は突起の位置はハッキリ判るが、40cm程ある突起の底の部分は濁りのために見えない。それでも時折ブロック帯の中にコイの姿は確認できた。しかし流れが速そうでキャストしたラインはすぐにドラッグが掛かりそうなので、中流域の様子を見るのはナシにして下流に下る。期待したのは最下流部の[上田用水]の取り入れ土手の入り口で、そこでは流れが少し遅くなるはずだったが、用水土手が意外にやっと掛けて目の前まで寄せたのにブレイク!広範囲に崩れていて流れが遅くなるはずの川幅が狭い。コイの姿は幾つかあり反応もよかったので護岸の途中からキャスト。数回流したところでヒットしたが速い流れに入り込もうとするところで外れてしまう。それ以後、周辺に居たコイは順番に上流へ移動して、最後には姿が見えなくなってしまった。浅い用水路を渡って本流へ移動。本流左岸の狭い巻き返しにコイの姿を確認し、目の前にフライを落とす。直ぐにヒットしたが浅くて速い流れに逃げ込んでしまう。それを追い掛け下流の緩い流れに誘導し、間もなく取り込めると思っていた瞬間、突然走り出しラインを送り出す余裕もなくブレイク。岸辺に居たコイはそれ1尾でそれ以後コイの姿は見つからない。途中にある[浅川北第五排水]の出口にも行ってみたが水位が低く掛かりが浅かったのか外れてしまうコイの姿は見えない。排水前から元の本流に戻り、排水からの濁りのない流れを期待しながらゆっくり下る。底が見えるほどの浅い流れにコイの反応が出た。上流側から流れの中央に入り込み左岸前にフライを流す。見つけた反応は一度下流に移動して、再び上流に向かってくるところでヒット。しかしこれは掛かりが浅かったのか、下流に走り出した途端に外れてしまう。流れに反応するコイは数尾居て左岸沿いに上流に向かって反応しながら回遊していたが、フライへは反応してくれなかった。しばらく粘ってみたが期待できないので下流へ移動。しかし下流は右岸からの流れが左岸にぶつかるところにできる細い流れ出しの間の巻き返しは、水量が多くて流れが速い。しかも一番下流の流れ出しの巻き返しには、アユ師が一人立ち水量が治まれが回遊があるのだが込んでいるので期待できない。しばらくするとアユ師が少し下流に移動したので、ポイントの様子を見に行ったが回遊は全く見られない。それ以上下流にはコイの回遊しそうな緩い流れが見えないので、下流を切り上げ始めのポイントに戻る。しかし最下流部にコイの姿は戻っていない。開始から2時間が経過しているがまだ釣果無し。しかも3尾を取り逃がしているので[釣果無し]以上に気分が重い。どこに行くか考えながら足元のブロック帯を眺めると、ブロックの間にコイの姿が見える。流れは速そうだがダメ元で様子を見る。護岸を下りながらキャストしてみると、意外にいい反応でフライを追い掛けてくれた。ヒットはしなかったが期待できそうなのでブロック帯の中の様子を見る事にする。斜面の途中からだとブロックのブロック帯の中からやっと1尾目中を回遊してくるコイの姿がよく見える。コイを見つけるとその進行方向にフライを落とし、ドラッグを調整しながら進路に会わせてフライを移動する。幾度も失敗しながらやっと1尾目を釣り上げることができた。しかし、回遊の数が少なく、やっと見つけてもブロックの中をランダムに移動するのでなかなか進路とフライが一致しない。10分後にやっと次がヒットしたがブロックの中を走り回ってブレイクしてしまう。回遊もなくなってしまったので、ここを諦め上流の平山橋下に移動する。水量が多いからキャストできるところは限られているがここよりは反応がいいだろうと期待する。しかし平山橋下に着いてみると、前回の増水時よりも水量があり、右岸の床固から下流に下ることが出来ない。濁りがなければそれ程深くない床固からの速い流れで下流へ行けず流れを渡ることも出来るのだが、濁りのために底が確認できない。渡渉を諦めたところで左岸を眺めると、護岸工事終了後の様子を見ていないことに気付く。平山橋を渡って左岸に行き床固の左側の様子を見るが、岸沿いの流れはどこまでも速くて緩い流れが見つからない。[どこに行こうか]と床固上で悩みながら平山橋下の[東豊田用水]の水路を思い出した。「そうだ、あそこがあった」と気付き急いでそちらに向かう。一面に茂ったクズの葉を踏み分けてポイントに降りる。流れはこちらも台風の影響か水位は低く流れはほとんど無い。それでも対岸前のブロックは頭が水に隠れているので期待できそうだった。しかし、一番のポイントの少し窪んだ対岸前には、上流側に生えている木が倒れ込んでポイントを塞いでいる。思い出したポイントで何とか6尾キャストできるのはその木の下流側からだが、なかなか反応が出ない。しばらく反応を待っていると、単発で反応が出た。喜んでキャストしたがフライの直前でUターン。「何で?ここで見切りがでるんだ!」と驚く。反応はしばらく途絶えるが「絶対に出て来る」と信じて様子を見続けると10分から15分間隔で反応が出始める。その反応ごとに1尾を釣り上げることが出来て1時間半で6尾釣り上げる事ができた。本流の増水と濁りで、途中までは釣果無しを覚悟したが、久しぶりのポイントで6尾追加でき[終わり良ければ全て良し]と納得。




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