相変わらず厳しい兵庫橋上で(2011/10/16)
10月16日、日曜日はいつもの様に二子。厳しい本流へ行く前に兵庫橋上の様子を見る。ポイントは無人だが流れに少し濁りが残っている。透明度は40cm程で流れに入ると、川底が見難い。それでもどこが深いか判っているので気にならない。狙いは[虎の門]周辺で始めはその上流から様子を見る。しかし下流からの風が強く波の無い狙い所は対岸に岸辺前だけ。ティペットに結んだのは前日試した改良パターンで倒竹の間の様子を見る。しかし反応がない。何処かに居るはずだと反応を探しながら少し下流に下る。[虎の門]前から回遊してきた姿が、薄濁りの水面に黒い影になって動いているのが見つかった。「あそこに居た」とその移動方向前方にフライを落とした待つが、フライのところにはやって来ないで対岸際に行ってしまう。ちょうど倒竹の向こう側になるのでキャストできない。そのまま回遊はしばらく途切れる。[必ず戻って来る]と信じて移動しないでそのままの位置で待つ。しばらくすると期待通り下流から倒竹の間に回遊して来た。ポイントを見定めてフライを落とし移動を待つと、素直に反応してヒット。しかし合わせが少し早かったのか、対岸に向かって走った直後に外れてしまう。開始から20分しか経っていないので、取り込めていたら安心して次を狙えるたのだが。外れたためにそのポイントでの反応は消えてしまう。そのまま[虎の門]前まで移動して奥を眺めると微かにコイの動く気配が見える。気配は奥から下流に向かって移動しているようなので、下流側の倒竹前にフライを落としてみる。いつもそのまま下流の倒竹の切れ目まで流すのだが、その流れの真ん中に上空から新しい倒竹の枝が垂れ下がっていて、倒竹前を流せない。とりあえず[虎の門]の奥の様子を見ていると奥の一番暗い所に波紋が広がる。横風に苦労しながらサイドキャストで奥を狙う。手前の竹に引っ掛けたり位置が左右にずれたりしながら幾度もキャストを繰り返す。その内一番奥のベストポイントにフライが入る。「入った〜」と喜んで期待しながら反応を待つとすぐに水面に口が現れた。大きく合わせるとガッチリヒット。「やった〜」と喜んだがすぐに動かなくなる。「あ〜、あの倒竹だ」と底に沈んでいる倒竹に絡んだと判る。水中に2本の太い竹が横たわっているのを知っているから、じっくり待っても外れないと判断して、あわよくば絡んでいるのを掬えるかもしれないと思い奥に行く。近付いてみると倒竹の間にコイの姿が見える。ネットを準備して近付くとコイはス〜ッと移動して逃げて行くので、途中で針は外れていたみたいだ。水中の倒竹を撤去したいがそれを切る道具を持っていないので後日に予定し、下流側の新しい垂れた竹の邪魔な部分だけを撤去しておく。下流部の様子を見ながら「波が高いから」と反応のないのを確認して始めのポイントに戻る。しかし反応がない。再び[虎の門]に戻り下流側の倒竹前にフライを流しながら回遊を捜していると、突然フライに反応があり、一気に倒竹の下に走る。喰い付く前に周辺で動きがあれば[来るかな?]と準備して待てるのだが、突然の反応に手が動かず、一気に走られてラインとロッドが一直線になりブレイク。開始から2時間経っているのに釣果無しで3尾も逃げられている。少し不安になりながら再び上流に戻り[虎の門]のポイントを休ませる。[そろそろいいかな?]と戻って見ると少し反応がある。幾度もキャストを繰り返しているうち、やっと倒竹前でヒット。開始から3時間15分後で不安が一掃される。奥で時折回遊の気配は感じられるがフライへは反応してくれない。その内対岸の茂みに引っ掛けてしまう。フライをいつものオレンジに交換してキャスト再開。しばらく反応がなく[何処にいる?]と上流を見ると、倒竹の横に反応が出た。[あそこか!]と立ち位置のままキャストするが流れでドラッグが掛かり反応しない。立ち位置を上流に移動して倒竹の上流側から攻める。回遊は倒竹の上流側に移動していて立ち位置からダイレクトに狙える位置。予定通りの回遊筋で直ぐにヒットしてやっと2尾目。これをリリースし同じ位置の戻り待っているとすぐに反応が再開。2尾目から7分後に3尾目をヒット。開始から2時間以上釣果無しが1時間弱で3尾ゲット。本当にこのポイントは判らない。しかし反応はそれでストップしてしまう。下流部での反応もないので本流へ移動。二子橋の上流側の様子を見ると、水位が少し高いようで橋桁の上流は大きな巻き返しになっている。反応を期待したが、周囲に人が多いせいか全く反応ナシ。そのまま下流に下って見るが反応は出ない。コイを探しながらキョロキョロしていると、対岸の[いないなプール]に見慣れた赤いキャップが見えた。「どうですか。今日は取り込み中ではないようですが」と電話する。「反応はあります」との返事。釣果は聞かなかったが夜に「2尾」のメールがあった。いないなさんは5時のチャイムと同時に切り上げて行かれた。目の前の流れの様子を見たが反応ナシ。切り上げようと戻りながら「ひょっとして」と思い二子橋上の巻き返しの様子を見る。すると、岸辺の浅場に波紋が広がる。眺めているとコイが上流に向かって岸際を移動している。[喰い気はあるのかな?]と眺めていると目の前で水面に浮いてきた。慌ててリールからラインを手繰り出したが、コイは上流に消えてしまう。「ダメだったか」とラインを巻き取っていると、上流から戻ってきたのか先程よりは少し離れた所に頭が現れた。「居た〜」と慌ててラインを引き出しコイの前方にキャスト。落ちたフライに向かって引き波が動き頭が水面に出る。大きく合わせるとしっかりヒット。コイは沖に向かって走り、ラインを押さえてテンションを掛けた途端に水しぶきが上がって外れてしまう。「あ〜、またやった」とガックリ。ラインを巻き取ってフライを見るとフックが折れている。結局、4に尾逃げられて3尾の貧果。最近の二子はやはり厳しい。 |