兵庫橋上で2本の倒竹を処理したが(2011/10/30)
10月30日、前日何とか14尾釣る事ができたので気分良く二子に出漁。いつもの兵庫橋に着いてみると木村さんが[虎の門]の上流側でキャスト中。タックルを準備しながら眺めているとフライを引っ掛けたような感じで対岸に渡っていく。眺めていると上空の何かを探している感じ。しばらくして戻って来たところでお話を聞くと「釣り糸が上の木の枝から流れに垂れていて、それを外していた」とのこと。久しぶりなのでしばらくお話をしながら「あそこの倒竹、前回は無かったから流れてきたみたい。あそこを塞がれると全く釣りにならないよ。今のうちに取り除いておこう」と言って[虎の門]に向かう。コイは見あたらなかったので安心して倒竹を引っ張り対岸に運ぶ。「これで釣りやすくなった」と処理後の写真を撮っていると「あっちのも邪魔なんです。奥から回遊してくるのがいて」と木村さん。「じゃ、あれも」と、もう1本も排除に行く。これも流れ着いた倒竹で簡単に外せて対岸に引っ張って行く。邪魔な倒竹がなくなりポイントが狙い易くなった。しかし立ち込んだばかりだから当然コイは居ない。しばらく木村さんとお話をしていると、下流から回遊してくる姿がポツポツ見られ始めた。「じゃ私は下流側で」と木村さんは下流側に向かう。私は[虎の門]に向かってキャスト開始。[何処にいるんだ〜]とキャストを繰り返していると突然水しぶきが上がってヒット。一気に下流に走ったところで外れてしまう。開始直後のヒットは気分いいが、バラシは特に厳しい。ガッカリしながら同じポイントを狙ってキャストを続けていると、沈んでいる例の倒竹の枝にフライを引っ掛けてしまう。切ろうか外しに行こうか考えている時、フライのすぐ横で水面が揺れた。その時、木村さんが話してくれた「あそこに白いリリースネットをぶら下げたコイが居ましたよ。掴まえようとしたら竹の奥に逃げ込まれてしまった」と言うのを思い出した。そのコイかもしれないと半分疑いながら静かに近付いていくと、フライの引っ掛かった倒竹のすぐ横にコイの姿が見える。しかも白いネットと繋がっているようで全く動かない。よく見ると白い洗濯用のネットと赤い糸で繋がりネットが倒竹に絡んでいる。フライを倒竹から外した後、ランディングネットでコイを掬おうとするが倒竹が邪魔で掬えない。どうしたらいいか考えていると、ネットが外れたらしくコイが倒竹の下から上流に動き出した。慌ててネットを踏ん付ける。動かないコイの頭から掬おうとしたが素直にネットに入らない。横に動き出したところを掬い上げたら尾鰭の水しぶきが顔にかかる。それでも何とかネットイン。ネットがはみ出したのまま対岸に運び、よく見るとコイの口は吸い込み仕掛けの針が刺さり、ネットには吸い込み仕掛けの本体と他の針が絡んでいる。これじゃ外れないわけだと納得しながらランディングネットからコイを出して外そうとした時、コイが暴れて針が外れた。どうして今時、食料にしないコイをこんな強烈な仕掛けで釣るのだろう。せめて[カエシをつぶす]とか[針数を少なく]してくれたら、こんな事にはならないと思うのだけれど。ネット付きのコイが流れに戻った後、周辺を辛抱強く粘って様子を見たが、反応がない。木村さんはしばらくして切り上げて行かれたので、下流部の様子も見たが反応がない。少し上流の崩れ護岸から[虎の門]の間を数回ウロウロしたが、反応が出そうにないので、切り上げて上流の[ゴム堰堤]へ行く。[ゴム堰堤]はしばらく行ってなかったので、台風の増水で様子が全く変わっているのを知らなかった。以前は縮んだゴム堰堤の右側がメインの流れで、右岸の運動公園の下に作られた浄化設備からの排水の窪み前の大きな巻き返しが無くなっている。緩い流れの窪み前で反応が出た。一番右側に行き、遅い流れにラインを載せて窪み前に送り込む。期待通りフライの飛びついてきたが、途中で外れてしまう。しばらく同じポイントの様子を見ていると、左の流れに水しぶきが上がりコイが上流に向かって行く。今日は二子橋下流を諦め新二子橋上流の様子を見る予定にしていたが、コイが上流に向かっているのを見て予定を変更。久しぶりに吉沢橋まで様子を見に行く事にする。ポイントへは下流から向かうことになるので、出来るだけ流れから離れて静かに歩きコイを脅さないようにする。吉沢橋下では期待通りの反応で2尾ゲット。掛かったコイを一気に引き揚げるともう少し数を伸ばせるのだが、なにしろそれまで釣果無しなので慎重にやり取りをした結果、2尾に終わってしまう。反応の止まった吉沢橋から下流に下り途中の流れでもう1尾追加。戻る途中、幾度か反応があったが追加することは出来ず、そのまま本流へ移動。新二子橋の上流のブロック帯の様子を見るが全く反応がない。しばらく様子を見てなかったので、流れを眺めながら[ここは渡渉出来そうだ]とか[意外に浅くなってしまった]と変わっているポイントを観察する。時間は4時半近くになり曇り空の下薄暗くなり始めている。兵庫島の横まで来て流れに突き出した護岸から下流の様子を見る。速い流れと左岸沿いの巻き返しの間にポツポツ反応が出るが、流れが複雑でフライは期待している筋を流れてくれない。ここの反応は二子橋の直ぐ上流の左岸沿いに大きな巻き返しがあり、その巻き返しの浅場で反応が出るのだが、3人の子供の水遊びがあり、流れに大きな石を投げ込んでいる。[あそこであれじゃダメか]と諦めながら突起部から様子を見る。薄暗くなり始めて親子連れが引き上げて行ったので[反応するかもしれない]と様子を見る。流芯と巻き返しの境でポツポツ反応が出るので、それに向かってキャストするが、巻き返しのためにドラッグが掛かり様子を見には来るが喰い付かない。流れに少し入り込んで巻き返しに影響の少ないところにキャストしてやっとヒット。小雨がぱらついていたので人影の無くなった夕暮れにやっと4尾目。次回は上流の様子を見よう。 |