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何とか今年最後の1尾を釣りたくて[最後の砦]へ(2011/12/30)この寒空にカゲロウが
12月30日、来年度の年券が手に入りいないなさんに渡すために二子に出漁。いつもの兵庫橋の上流は、先週と同じ人らしい超望遠を付けたバードウォッチャーが2人いた。しかしそのレンズの先は少し下流を向いていて、上流の[崩れ護岸]は問題なさそうなのでそちらに入り込んでみる。しかし流れの透明度が良く、対岸近くにコイの姿は見えたが、底近くに沈んだまま移動している。しかも上流から強めの風が吹き水面には全く反応しない。その内目に前に見えた姿も消えてしまう。上この寒空にカゲロウが流にはオイカワ釣りが4人、下流はバードウォッチャーのレンズの先で移動する場所がない。本流へ移動しようと岸に上がってみると、水辺に枯れ枝が数本立っていて、不自然に傾いている。どう見てもカワセミが止まって水面を眺めるのを期待して立てられた物のようだ。その場所は浅瀬で、餌の小魚が回遊してくるとは思えないようなところ。早朝の人影のない時には回遊してくるのだろうか。そんな事を考えながら本流へ。いないなさんとは兵庫橋のところで待ち合わせになっていたので[本流にいます]とメールして、お気に入りの二子橋の上流側へ。岸辺に人影はなく、回遊が期待できたのだが、上流からの風が強く、水面が一面に波立っていて反応はない。反応がないばかりでなく、コイの姿も全く見えない。[一体コイは何処にこの寒空にカゲロウがいったのだろう]等と考えながら二子橋の下をくぐり、橋桁横から下流の様子を見る。しかしここも波が高くコイの反応が見えない。いつもの様に長くラインを送り出してみると、フライ自体が見えなくなってしまう。当然その位置で反応があっても見難いはず。反応を見つけられないまま次のポイントに移動。瀬からの流れ込みに立ち、流芯横の筋の様子を見る。いつもならすぐに反応が出るはずなのに反応が出ない。30ヤード近くまではフライも何とか確認できるが、それ以上は途中のラインが見難くなってフライの位置すら難しくなる。60ヤード以上先で水面に反応が見えた。「居た〜」と喜んでラインを送り出すが反応は出ない。そんな時いないなさんから「1時過ぎでいいですか?」と電話がある。風は後かこの寒空にカゲロウがら強く吹き一面に波立っているが、時折弱くなり水面が穏やかになる。そんな時に反応が出る。フライが近くにあればすぐに送り込むか引き戻して対応できるのだが、遙か彼方まで流しているとすぐには対応できない。ラインを引き戻して反応の出たところを流し始めた時には、再び風が強くなって波が高く反応もフライも見難くなる。反応は[ポツポツ]ではなく[ポツン、ポツン]と数十分間隔で出る程度。それでも反応が出るからそれに向かって送り込んでいる時、右岸にいないなさんが現れた。ロッドは持っているがネットもベストも着ていない。流れを渡ってきたいないなさんと合流し「キャスレンですか?」と声を掛けて年券を渡す。暫く[トラキン]などの話で盛り上がった後「それじゃ練習にいきます」と別れる。いなこの寒空にカゲロウがいなさんは右岸上流の二子橋の下でキャスレンを始め、こちらは時折出る反応に向かってフライを送り込む。風の弱まる気配もなく、反応もフライも見難いのでここを諦め、下流の左岸沿いの流れに移動。しかしここも波が高く反応が全く見えない。いないなさんの情報で「二子橋のまん中の橋桁下流に朝はいっぱい居ました。でも橋桁前に深い場所があり渡れませんね」と聞く。それを確認するために二子橋の上流から橋桁に向かってみるが、途中も深くなっていて橋桁前に辿り着けない。「やっぱりダメか」と諦め「何処に行こう」と悩む。「バードウォッチャーは帰ったかな?」と兵庫橋上の様子を見に行くと、お気に入りポイントは無人。「やった〜」と喜んで流れに入ってみるが相変わらず反応は出ない。「ダメだ〜。ここがこの寒空にカゲロウがダメならどうしよう。今年最後が[ボ×ズ]じゃ収まりがつかない」と言う事で選んだのは兵庫橋上流の[最後の砦]。ゴム堰堤も途中の流れも無視して一気にポイントを目指す。橋の下から様子を見たが狙いのポイントで反応が出ない。「エッ?ここもダメなの?」と思っていると、いつもは反応のでない下流の浅場で反応が出た。「居た〜」と喜んでその反応にフライを送り込みやっと今年最後の1尾をゲット。開始から5時間近く経っているが[これで帰れる]と一息つく。気分が落ち着いたところで流れを見ると、その直ぐ下流でまだ反応が続いている。[それじゃもう1尾]とキャストして直ぐにヒット。その後もう1尾追加して、一か所で3尾連続で釣り上げる事ができた。目の前の反応は消えたが上流にもコイの姿がこの寒空にカゲロウが見える。しかし、ここはこの橋までと決めているので上流はパスして下流に下る。下流に下りながら細い流れの左岸沿いに反応を見つけこれをゲット。その下流でも反応があってもう1尾追加。その後、反応は幾つも在ったが合わせ損なって追加できず。下流に下りながら気付いたのは、去年橋桁までしかできていなかったのが、上に橋が乗って左岸の遊歩道から河原に繋がる橋が姿を現していたこと。その下をくぐりゴム延滞まで来て様子を見ると反応がある。流れの具合は何とか読めたので、それに向かって送り込んでみたが、タイミングが合わず空振り。辺りは薄暗くなり始める。本流の二子橋上流の様子を見に行ってみるか悩んだが、風は強いままなのでそれ程期待できない。[ボ×ズだったらどうしよう]と悩んでいた事をこの寒空にカゲロウが考えると[最後の砦]まで行ったが5尾は最高の結果。あえて最後に悔しい思いをしないで、気分のいいまま切り上げることにする。ゴム延滞から上がって眺めると、本流の向こうに夕陽が沈み、雲のない夕焼け空が二子新地の上に広がっていた。今年は出漁回数が75日と過去最低で、釣果も627尾と伸びなかったが、来年は頑張って早めに14,000尾を突破したい物です。ちなみに14,000尾までは169尾。いつものペースで行けば4月位には到達できるかな。 皆さん、今年はありがとうございました。 そして、来年はもっといい年になりますように。



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