トラキンの最終戦(東山湖)に出場(2012/2/18)
2月18日、前回、前々回と惨敗続きなので、ルースニングのシステム確認と事前調査を兼ねて、直前に東山湖に行きたかったが、時間の調整がつかず、前日に王禅寺に行きトレーニング。ポツポツの釣果でどうなるか心配だが、一応の準備を整える。5時過ぎに家を出て東山湖に着いたのは6時半。入漁券を購入して釣り座のクジを引く。番号は[A-10]。資料で釣り場を確認すると、桟橋左の中央付近で前回とほぼ同じ位置。車に戻りタックルの準備を始めるが、駐車場の周囲の日陰には雪が残り、地面は凍り付いている。ルースニング用を2本とドライ用に1本を準備して開会式の合図を待つ。合図を待つ間に池の様子を見に行くと正面には富士山が美しい姿を見せていた。やがて開会式が始まり、集まってきた人たちは毎回ほぼ同じメンバーで猛者ばかり。開会の挨拶が終わり恒例の記念撮影。そして1回戦のポジションに移動してスタートの合図を待つ。対戦はA組から始まるが、富士山側に向かってキャストすると思っていたら反対の事務所側に向かっての指示。どちらかというと事務所側はあまり好きではないので「エッ?反対側なの」と少しショックを受ける。それでも今回は先に釣り始めるからかなり期待してキャスト開始。しかし全く反応が出ない。隣の対戦相手にも反応は出ない。周囲でもなかなか上がってこない。そのうちポツポツ周辺で水音が聞こえ始めてきた。「10分経過」の放送が聞こえてきたが自分にはまだ釣果無し。隣で1尾上がる。[まずい、また負そうだ]と思っている時やっと1尾目がヒット。20分経って釣り場を左右入れ替わる。その後対戦者が2尾追加。こちらも何とか2尾追加して3対3の同数に。[このままだとサドンデスか]と心の準備をしていたら「同数の場合はジャンケンで決めてください」と放送がある。[サドンデスじゃないの?]と驚きながらもう1尾を期待したが追加できず「終了です」のアナウンスが流れる。「それじゃ」と言う事でジャンケン。[チョキ]と[パー]であっさり敗退。桟橋では引き続きB組の対戦が始まる。ちょうどすぐ横の組に前回お会いした堤さんが対戦していて、順調に釣果が伸びていて勝者になる。一度広場に戻り1回戦の敗者同士による2回戦のスタート。釣り場は桟橋右側で今度はB組からのスタートで対戦の審判になる。集計表を渡され、対戦者に名前を記入してもらい2回戦が始まる。場所は富士山側でルースニングとリトリーブの対戦。結果はリトリーブの勝ちで終わり、自分の番になる。ここでアナウンスがあり「富士山側は風がきついので事務所側に向かって釣ってください」とのこと。[まっ、どちらでも条件は同じか]と言う事でスタート。対戦相手はトラキン常連の西沢さん。[お手柔らかにお願いします」と言われたが「いいえこちらこそ」と返す。なにしろ1回戦で8尾も釣っていたのだから勝てるはずがない。ところが始まってみると西沢さんの釣果が伸びない。こちらもなかなか釣れず10分経った時には僅かに1尾。前半戦終了直前に2尾連続でヒットして3尾になったが、そこで止まってしまう。釣り場を入れ替わり後半戦が始まるが釣れない。そのうちに西沢さんが1尾、2尾と釣果が上がってくる。やっと4尾目が釣れたと思ったら、取り込み直前で外れてしまう。そのうち対戦者が3尾目を釣り上げ同数に。「残り1分です」のアナウンスが流れ「同数の場合はそのままサドンデスに入ってください」と告げる。「残り30秒」の放送の直後にインディケーターに反応が出て「5秒、4、3、2、1、終了です」のアナウンスとと同時にネットイン。劇的な最後の1尾で何とか4対3の勝利。昼休みをはさんで午後から準決勝がスタート。釣り場は抽選で決まるが、場所は2回戦とほぼ同じ右桟橋の中央、富士山側に向かってキャスト。準決勝は2回戦敗者組の勝者11人によるトップの勝ち抜け戦。しかし午前中と同じでマスの反応が鈍い。しかし、反応が本当に鈍いのか、フライが気に入らないのかが分からない。もしかすると沈めたフライの棚がちがっているのかも‥‥と考え出すともう混乱の極み。棚を変えてみたりフライの色を変えてみたり、最後はドライを振ってみたが反応が出ない。結局終了直前に1尾釣り上げただけで終わってしまう。トップは14尾とかで「何がちがうのだろう」と悔しい。準決勝が終了し、一息ついた後に決勝戦が始まる。場所は桟橋中央の左右で、左側が3位決定戦、右側が1位決定戦。対戦者はあの樋口さんと新井瞬也君。中央桟橋から見ていると連続でヒットしている。自分が釣っていたのと同じ場所でどうしてあんなに差があるのだろう。二人のタックルを眺めて気付いたのはどちらも棚が深いこと。インディケーターとフライの間はロッドと同じ位。しかもフライとインディケーターの間にショットはなくフライだけが付いている。と言う事はフライに重りを仕込み、タナまで一気に沈んで行くタイプ。待機中に眺めたルースニングには2種類のタイプがあって、一つは誘導式のインディケーターでフライをゆっくり沈め、途中での反応を待つタイプ。もう一つが決勝戦の二人のように固定式のインディケータを使うタイプ。棚が分かっていれば固定式の方が断然有利なのは分かっているが、棚が確定できないと厳しくなる。そこは歴戦の猛者、さすがですね。結果は樋口さんが9尾の大差で勝ち優勝。3位決定戦の方は敗者組からの坂井さんが勝ち、第三戦の開成に続いて表彰台。結局最後の戦いに残った方は全てルースニングでした。確実に数を釣るためには一番良い方法なのでしょうね(加賀の場合はちょっとちがうようですが‥‥)。大会の終了後、いつもなら時間まで釣りをするのですが、今回は気力が全く無くなってしまい、終了の挨拶と同時に帰宅。暫く水面での釣りをやっていなかったので、ここらで気分を入れ替えて、水面の反応を楽しむことにします。来年のトラキンはどうするかまだ決めかねている。やはり大会は私には向いていないのかも。 |