フィッシングカレッジで開成フォレストへ(2012/2/26)
2月26日、東京海洋大学で月に一回講義が行われているフィッシング・カレッジの奧山さんが主催している[フィッシング・カレッジ釣行会]で開成フォレストにマス釣りに行きました。当日は7時半の集合で、到着したのは7時過ぎ。集まったのはフライが初めての初心者からベテランまで総勢21人で「過去最高の参加者ですよ」と奧山さんもビックリ。最初はクラブハウス内で奧山さんの「フライの基本」のお話から始まる。「管理釣り場でマスを釣るためには7〜8mフライが飛べば釣れる。その為のロッドの振り方は‥‥。ラインは真っ直ぐに落として‥‥」と大切な基本のお話があり「初めての人は必ず釣らせますから」と約束していた。お話の後はベランダでロッドの振り方を実演。「前も後も振ったら止める」と振ってみせる。目の前のポイントはいつもより混み合っているが、奧山さんは対岸を指差し「あそこの青い釣り人と白い帽子の間は入れますね。それから緑の人の向は3人は入れますよ。ただし、黙ってはいるのではなく一声掛けてから入りましょうね」と説明があり「それでは始めましょう」の声で各自好みのポイントに向かう。私が前回開成に来たのは第3回のトラキンで競技がメインのためキープはわずか4尾なので、今回は燻製作りのためにしっかり数をキープするのが目的。しかし混み合っていて釣り場を自由に選ぶことができない。何とか隙間を見つけてキャストするが反応が今一。開始から1時間以上経っているから水面での反応は一段落している。このところP-chanばかり使っていたのでしばらく振りに従来の[裏浮き]パターンを試してみたが全く反応してくれない。[やっぱりこれじゃダメか]とすぐにP-chanに切り変える。しかし反応が鈍い。フライが水面に落ちるとすぐに水しぶきが上がるはずなのに全く沈黙。それでもここ開成では最強パターンの筈だからしつこく攻める。その内にポツポツ反応が出始めてる。時折水しぶきを上げて出る反応もあるがヒット率が悪い。どうも最近はここのマスがP-chanを嫌っている様に思えてならない。新しいパターンを考えなくてはいけないが、時間がなくてまだ思いついていない。とりあえずP-chanで攻め、ポツポツ釣れる中から大きいのを選んでキープする。キープの基準は「大型!」と「まずまずかな?」と思える40オーバー以上だが、なかなか上がらない。時折少しいいサイズが出るが「ちょっと小さいかな?」とリリースしてしまう。後で考えるとそれでも40はオーバーしていたと思うとちょっと悔しい。途中で参加者の一人が後を通る時「あっちで釣れてますよ。50オーバーがもう3本も」と教えてくれるがポイントが狭そうなので同じ所で粘ってみる。しかし数が出ない。[やはり場所を変えないと]とロッドとネットだけを持って池巡り。奥の水車横に、ロッドはあるが釣り人のいない空きスペースがあったので様子を見ると、水車からの流れの横で入れ掛かりになる。いいペースで釣り上げている時釣り人が帰ってきた。すると対岸からと隣のルアーが目の前に幾度も飛んでくる。[ダメだ、ここは]と切り上げて対岸に行く。反対側から水車の流れにキャストしてブラウンを釣り上げたところで午前の部が終了。釣果は20尾でキープは4尾。昼食は混み合っているため事前に時間を決めて席を予約していおて頂いたのですぐに席につけた。食事が来るまでの時間は奧山さんの話を聞き、全員で賑やかに食事。「3時に集合写真を撮ります」の説明の後、全員好みのポイントに散って行く。最初に入ったポイントで様子を見るがなかなか釣れないしキープサイズも出ない。またしてもロッドとネットを持って池巡り。水車回りは釣れているようで入れる隙間が見当たらない。水車横を通過して池の中央にあるもうひとつの水車横に行く。後ろの木が邪魔になるのでロールキャストで水車回りを攻めてみる。すると水車からの流れが波立っている中で反応が出る。しかしなかなかそこにフライが届かない。対岸ではビデオカメラを持った奧山さんが参加者の曲がったロッドを撮影している。その内自分もという感じでロッドを振り、しっかりヒットし、かなりいいサイズのようでキープしているみたいだった。その奧山さんとの間にある水車のすぐ横の波の無いところに落としたフライに元気な反応が出た。「あそこに居る!」とロッドを振り下ろすタイミングを色々変えながらロールキャストでフライを落とし、やっとキープサイズを取り込む。ロッドを置いてネットに入れたままキープ用のスカリまで運ぶ。ポイントに戻って見ると周りに居た参加者の姿が見えない。時計を見ると記念撮影の時間になっているので慌ててクラブハウスに戻る。始める前に「後ろが狭いところではロールキャストで」と話していた奧山さんに「ロールキャストのループが広くて、遠くに飛ばないのですが」と聞いてみると「ロッドを振りすぎているからです。ここで止めないといけないのに、ここまで振っているから」とアドバイスを受ける。振り幅を狭くすると狭いループにはなるが距離が出ないので「遠くに飛ばしたいのですが」と聞くと「ラインですよ。ロールキャスト用に設計されたラインなら飛ぶよ」と言われる。「ロールキャスト用に手元に近い方が太く設計されているから」「それじゃ普通のシューティングヘッドの前後を入れ替えると違って来ますか?」「多分」「じゃ今度やってみます」と教えてもらう。その後全員で記念撮影をし「満足のいかなかった人は5時まで頑張ってください」との挨拶で釣行会は終了。その後元の釣り場に戻る。しかしスカリを運ぶのは大変なので、用意していたストリンガーを持ってポイントに戻る。終了時間までに何とか2尾キープサイズを追加してストリンガーに止めておく。4時半を過ぎた頃から活性が良くなり入れ食い状態になってきたがどれも小型でキープサイズが釣れない。結局合計51尾の釣果でキープは7尾。まずまずの釣果で燻製の仕上がりが楽しみです。 |