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なんだ!この濁りは!雨も降っていないのに(2012/3/18)雨も降ってないのにこの濁り
3月18日、前日見たマルタの水しぶきに[二子でも]と期待し、先週無くなってしまったマルタ用のフライを作って二子に行く。マルタを期待しているがやはりコイがメインなので[とりあえずコイを釣り上げてから]と言う事で、先週良かった兵庫橋上に行く。ポイントに木村さんの姿は見えないので[今日は一人占めだ]と期待して流れに入る。流れの中央には底餌狙いのコイの姿が幾つもあるが、奴らは水面に反応しないので無視して狙いのポイント[虎の門前]へ行く。しかし兵庫橋上はいつもの通り反応が無い。狙っている水面に反応が無くても、倒竹の奥ではいつも反応が出るのに、それも全く見えない。[どうなってるの?先週はあんなに反応があったのに]とぼやきながら様子を見る。しかし反応は何処にも出ない。[こうなったら流れ込みで沈めるしかない。コイの姿を見ないとマルタに行けないから]と先週と同じポイントに移動し、同じ立ち位置から対岸のワンドにフライを沈める。しかし反応がでない。先週も初めは反応が無かったから[少し待てば]と期待してキャストを続ける。その内、巻き返しの奥に引っ掛かっているゴミの向こう側にコイの口がいくつも見えた。立ち位置からだとゴミの上にティペットが落ちてゴミを引っ掛けるので[下流側からキャストしてみよう]と移動したが、狙える位置に着いた時には集まったゴミの向こう側に頭が出るコイの口は消えていた。ガッカリしながら元の位置に戻ったが、インディケーターはピクリとも動かない。30分が経った時、やっと反応が出た。喜んで合わせると下流に一気に走る。ロッドを立てて動きが止まるのを待っていると軽くなってしまう。[あ〜、やった〜]と1尾目を取り逃がし、それ以後反応が出ない。先週の状況を考えてみると[下流には木村さんが居て移動しながらコイを探していた。だからコイは避難してここに集まっていた。しかし今日は下流に釣り人は誰も居ない。だから落ち着いてあちこちで餌を探していてここに避難していない]と言う結論に辿り着く。それなら下流からここに避難させればいいんだ、と考えて下流に行く。いつもなら陸に上がって移動するところを、あえて流れの中を下り、周辺の[虎の門]前は反応ナシコイを脅すように歩く。途中[虎の門前]では一応奥の方の様子を見たが、やはり反応が無い。最下流部は兵庫橋の袂に釣人がいるので下流は止めにしてポイントに戻り、キャスト再開。しかし底にフライを引っ掛けてしまう。ティペットを切るとインディケータも外れて流れに浮いている。それを追い掛けて回収し、気を取り直してキャスト。何とか2尾釣り上げもう1尾と頑張ってみたが追加できず3時を過ぎてしまう。[あっ、マルタに行かないと]と慌てて切り上げ本流へ。とりあえず先週、人が釣り上げたマルタの姿を見たポイントに行こうと、新二子橋の下について流れを見ると、濁っている。前日の状況から水位は平水の筈だし、小雨がぱらついていたが濁りの出るような雨でもないのに。流れを見ると、先週釣先週のマルタポイントれていたポイントは砂利が水面に現れその下流に良さそうな流れが在る。岸からルアーをキャストしている若者が「掛かった―」と言ってロッドを曲げ下流に走っていくが外れたのを眺める。上流を見ると松田さんが流れを覗き込んでいる。「今日はどうですか?」「この濁り、急に白くなって反応が消えてしまった」と言う。それまでは少し濁っている程度で中州の最上流部で幾つか釣り上げていたのに、きつい濁りが入ってから反応が無くなったと話してくれた。「何なのでしょうね、この濁りは」「多分上流の工事でしょう。東名のところの工事がそろそろ終わるはずだから、流れに作った仮設の土手を取り壊しているからじゃないかな?」と推測を話す。流れを見ると少し濁りが治まってきたように見えたので、とりあえず様子を見濁りがハッキリ分かれているようと、中州に行ってみる。上流から中州に渡り、少し下ると渡った流れに水のきれいな部分がある。濁りが入る前までのきれいな水がそのまま残っているから、濁りは長時間流れているのではないことが判る。松田さんが良かったと行っていたところにマルタの動きはない。その下流には中州から左岸に向かって幾筋もの細い流れが在り、その間の小さな巻き返しにコイが来ているかもしれないとしばらくキャストしてみたが反応はない。中州の先端でも様子を見たがこちらも反応ナシ。やっぱりダメかと切り上げて上流に向かいはじめると、それまでの流れが一段ときつい濁りに変わっていた。それまで見えていた横への流れ出しの底石も濁りの中に消えている。中州に渡る時横切った流れも、薄く見えていた底が全く見えない。期待したが反応ナシマルタを諦めて岸に上がると松田さんもあきらめ顔で「今日はダメですね」と力なく話してくれる。「もうお終いですか?」「これじゃダメだから」「お疲れ様」と別れる。マルタがダメならコイしかない。しかしこの濁りは参った。とりあえず下流の兵庫島横の出っ張りに行ってみる。ここでも岸際の緩い流れはきれいな水があり、濁り水とハッキリした境界線がある。しかしきれいな部分はほんの僅かでしかも浅く、コイが回っているには狭すぎる。そんな濁りとの境目に一瞬コイの黒い背中が見えた。コイは濁りの中で水面の餌を探しているらしく、ウロウロ移動しながら上流に向かっている。その前方にフライを落としてみたがそのまま下を通過するだけ。幾度かそんな姿を見つけてキャストを繰り返したが反応ナシ。ここでここも流れが分離し粘っても釣果は伸びそうにないので最初の兵庫橋上に行く。ポイントを歩き回ってから時間が経っているから反応してくれるかもしれないと[虎の門前]に行ってみるが、相変わらず反応ナシ。薄暗くなり始めたが最後の期待を込めて流れ込みの巻き返しに行く。フライを沈むタイプに取り替え、インディケータを付けてポイントに落とす。残り僅かな時間をインディケーターに集中していると明確な当たりが出た。元気に逃げ回るのを何とかいなしながら取り込んで3尾目。そして終了。それにしてもあの濁りは一体何だったのだろう。



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