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本流の黒い影に沈めて送り込み80cm(2012/5/13)水中に黒い塊が微かに見えた
5月13日、マルタがまだいるか気にしながら二子に向かう。兵庫橋のところに着いて兵庫島の向こうに見える本流を見ると中州にフライマンの姿が見える。あそこに立つのは仲間だけなのだが遠くて誰かよく判らない。例によってデジカメの最大ズームで撮影してからプレビューで確認するとそれは木村さんのようだ。様子を聞くのは後にして、とりあえず前回の増水で新しいコイが入り込んでいると期待できるお気に入りポイントに向かう。タックルの準備をしながら[虎の門]前に行く。超望遠で確認した木村さん見ていると[虎の門]前をコイが回遊していくがフライに反応しない。その内[虎の門]の奥で反応が出た。前回手前に垂れ下がっていた草を排除しておいたのが効いて奥にフライを落とし込める。しかしなかなか狙いの場所に落ちない。手前に障害物は無いがちょっと狙いを外すと引っ掛けてしまいそうな狭いところ。それでも下流からの風で最高の場所にフライが落ち、いつ出るか期待して待つ。フライに上流に出た反応の後、今度は下流側で反応が出る[通過したの?]と思った瞬間フライの所に頭が出た。開始早々にヒットは実に気持ちがいい。簡単に1尾目釣れから[次はどこだ?]と言う事になる。しかし反応が出ない。[下流に居るかな?]と思ってみても下流にはバードウォッチャーが望遠レンズを対岸に向け[虎の門]の奥での1尾目ていて、それ以上下流へは行けないし、上流には置き竿が2本岸辺に立っている。一度上流の崩れ護岸前に行ったが反応が無いので[虎の門]前に戻る。[虎の門]の奥は狙いやすくなったがその直ぐ下流には、まだ倒竹が水面まで垂れ下がっていて[虎の門]から流し続けるのが難しい。反応がないのでその倒竹を排除に行く。水面から40cm程を折って取り除き次回から釣りやすくしておいてここを切り上げ上流へ移動。流れ込みには餌釣りが居たのでそのまま本流へ移動。川崎側のBBQで混み合っているのを眺めながらマルタポイントを見に行く。しかし先日の豪雨で流れは一変している。しかも水位がまだ少し高く流れが速い。マルタポイントの上流にあった緩い流れのワンドは、周囲の陸がすっかり流されて速い流れが通川崎側のBBQで賑わう岸辺り過ぎている。マルタの姿も見えないのでここを切り上げ下流の様子を見に行く事にし、移動中に対岸に木村さんの姿を見つける。電話で様子を聞くと「ここは深くてコイの姿は見えるが沈んでいて水面に反応しない」とのこと。そして「川崎側を下って見たが反応が無い」と言う。「私はこちら側の様子を見て来ます」と答えて下流に向かう。二子橋をくぐり兵庫橋からの流れの様子を見たが反応ナシ。そのまま下ってみるがなにも出ない。本流に行きF-6の入り口まで様子を見たが全く反応ナシ。以前はF-4の終点で流れは左右に分かれていたが左の流れは中州に遮られて止まり右の一本になっている。それを下ってみても速い流れで期待できないのでそれ以上下るのを諦める。時間は2時前だがどこに行っても期待できそうにないので[今どこに行っても反応が出ない日は切り上げようかな]とか[登戸に行こうかな]等と考えながら二子橋まで来たとき木村さんの情報を思い出す。[とりあえず中州に渡ってみるか]と言う事で再び上流へ向かう。中州へはマルタポイントの上流まで行かないと渡れない。渡渉ポイントの近くに来たとき、対岸の平瀬川出口にフライマンの姿を見つけた。よく見ると木村さんとは違うように見えるが誰なのかよく判らない。またデジカメで様子を見ると、どうもいないなさんのようだ。流れを渡って中州に行き下流に向かう。木村さんに頂いた情報のポイントに近付き様子を見ると、川崎側からの流れとの合流点の下流に砂地の砂州がありその右側はワンドになっている。砂州を下りながら右側の様子を見ていると最初はずいぶん浅い。進むと少しずつ深くなり、砂州が本流で釣り上げた80cm水面下に沈んでいる辺りから川底が見えなくなり、その先の水面に黒い塊が見える。[あれは絶対コイの群れだ]と考えてサーチするが水面には何も反応しない。[水面に反応しないのなら]とすぐにインディケータを取り付けて、黒い影に向かってキャスト。狙い通りフライは影の上に落ち少し経ったときインディケーターが微かに動いた。微かな動きで半分疑いながらも合わせてみると手元にずっしりと重量感が伝わり一気に下流に走る。動きが止またので寄せようとしたが全く動かない。それどころかすぐ横の速い流れに入り込みラインが引き出されるだけ。やっと下流への動きは止まったが手前には寄って来ない。砂州からのやり取りだと速い流れを上流に寄せるのは難しいので、岸に上がってワンドの中に誘導する。水面を見つめるいないなさんやっと寄せて取り込んで見ると80cm/8.2kgの大物。再び砂州に降りて黒い影を探しているときいないなさんが上流から下ってきた。砂州からは黒い影が見えなくなったので岸に上がり、水中の黒い影を探しながらいないなさんと並んでキャスト。影らしいものが見える所にインディケーターを付けてキャストしていると、突然インディケーターに飛びついてくる。それならとフライをオレンジに変えて水面で狙う。しかしなかなか反応が出ない。そんな時流芯とワンドの境目で反応が出た。そこに向かって遠投しフライは予定地点に着水する。しかしそれまでもフライの直前で見切っていたので余り期待しないで他の反応を探しているとき突然フライに水しぶきが上がった。[来た!]などと考える前に手が動きロッドが立つ。定番の流れ込みでロッドが垂直になったところで止まり手元に重量感が伝わる。コイは下流に走り、下流に居たいないなさんと位置を入れ替わり何とか寄せてネットイン。その後は反応も途絶え、いないなさんは「上がります」と言って帰って行かれた。反応が消えたので左岸に戻り下流に向かいながらどこに行くか考える。そして辿り着いたのは兵庫橋上の流れ込み。インディケーターを付けて2尾追加したところで当たりはなくなる。最後に兵庫島横の出っ張りに行ってみるが流れが速くて回遊は見つからず5尾の釣果で日没終了。しかし広い本流で沈めて釣れたのは嬉しい。



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