八千穂レイクでもP-chanは良かったけれど(2012/5/27)
5月27日、26日はもらっていたズーラシアの5月末まで有効の招待券があったのでカミサンと出掛けて釣りはお休み。日曜日は佐久にいつ友人に誘われて八ヶ岳の裏にある[八千穂レイク]に。4時に家を出て友人宅に到着したのが7時前。それから友人の車に乗り換えて八千穂に。到着が少し早くて管理棟はまだ開いていない。とりあえず初めての所なので水辺の様子を見に行く。ここは冬期はクローズされていて4月20日にオープンし、その直後に訪れたいないなさんから情報を聞いたが「#26です」と言う事で少し心配しながら、管理棟から一番近い桟橋にいってみると目の前でライズがポツポツ在る。しかし水面にそれらしい虫の姿は全く見えない。情報通り小さなのを食べているのだろう。遠くの桟橋を見ると数人の釣り人がキャストしている。シーズン件を持っている人なのだろう。とりあえず車に戻りタックルの準備を始めたときに管理人がやってきてオープン。準備を終えて管理棟に行き住所・氏名を記入して一日券を購入の後で、管理人に「餌はやってます?」と聞く。「ええ、毎日ではないですが」「どの辺りで?」「ぐるっと回りながら桟橋の先当たりでポツポツと」とのこと。入口横にはペレットが置いてあり「これですか」「そうです」とのことで、しっかり魚を管理しているのでp-chanへの期待が高まる。餌の色と大きさを確認して[P-chan]の[Brown]を選択し、下見した桟橋に行きフライを結ぶ。青空が広がっているが向かい風で水面はちょっと波立っていて、水面に見えていたライズは消えている。とりあえずP-chanを試してみるが全く反応が無い。[やはりダメかな〜]と思っていたとき水面に水しぶきが上がり、慌てて合わせるとずっしりとした手応えが伝わってくる。ロッドはいつも管釣りに持って行くSAGEの#4-10ftから全く問題ない。すぐに手元に寄ってくる。桟橋横の浅場に寄せて記録撮影。手尺で大まかなサイズを測ると50cm弱のきれいなニジマス。しかし開成と比べるとかなりスマート。尾鰭はピンピンで銀色に光っていて、とりあえずP-chanの効果があったことで一安心。これをリリースした
直後に次がヒット。連続で気分はいいがこのペースがどこまで続くのだろうと考えていたら予想通りすぐに反応が無くなってしまう。落とし場所を色々変えながら様子を見ていると突然激しいライズで水しぶきが上がり3尾目。ここでマスが何を食べているのか胃の中身をチェック。ストマックポンプで取り出した内容物は小さな黒い虫ばかり。余りに小さくて名前がよく判らない。とりあえず手持ちのフライボックスの中から黒っぽくて小さいのを選んでみる。#20のユスリカピューパだがフローターが少し大きく胃の中の虫に比べてちょっと太目。しかしそれ以上細いのは手元に無いのでとりあえずそれで様子を見る。マスは水面の少し離れた所でクルージングするよう連続でライズしているが、向かい風のためそれには届かない。眺めているとそのクルージングの中には、時折岸部に向かってくるのがいる。その進行方向を予想してフライを落としてみるが、次に出るはずの所にはでなくて向きを変えて水面に出る。また、時折向きを変えないのがいるが、フライの下を通過したところに出る。フライへの反応は無いけれど水面には反応しているのでそれを追いかける様にあちこちにキャストしてみる。水面は時折風が治まり波が無くなる。そうなるとライズが良く見える。マスの移動先を追い掛けている内に、再び風が出て波立つとライズが見えなくなってしまう。そんな事を幾度も繰り返しているうちに落としたフライに反応が出た。「来た!」と叫ぶと同時にロッドが動き合わせは決まったが、手元に[プチッ]という感触を残して外れてしまう。フライを見るとフックが伸びていて「合わせが強かった〜」と横にいた友人に向かって話す。すぐに同じフライに付け替えてキャスト。ライズを追い掛けてのキャストは結構疲れるのもです。それでも執拗に追い掛けてやっと次の反応が出た。しかしこれも合わせと同時にフックが伸びてしまう。使っていたロッドは4番といっても少し硬めで実際には5番位の固さなので、#20の細いフックが耐えられない。駐車場に戻り3番のロッドを準備し桟橋に戻る。向かい風で20m暗いしか飛ばないが近くに来れば何とかなる。近くに回遊してくるのを待ってひたすらキャスト。しかしそれ以後反応してくれない。そこでフライをオナシカワゲラに交換したが反応ナシ。フライをコカゲロウのブラウンに変えてみるがやはり反応ナシ。それじゃ、とコカゲロウのオリーブに変えてみる。来ましたね〜。水面にアタが現れ小さく合わせると強い引きが伝わってくる。慎重にやり取りして取り込んだのは50cmオーバーのヒレピン。しかしコカゲロウでのヒットはこれだけ。仕方なくフライを垂直に浮くユスリカピューパに交換。反応は出たが針先にウロコが数枚刺さっただけでヒットせず。小さいフライへの反応が渋いのでP-chanに変えて暫く遊ぶ事にする。P-chanへの反応は良く直ぐにヒット。隣でルアーを投げていた友人が「フライに変えてみる」と言う事なので反応のいいP-chanを渡す。となりの桟橋との間でキャストしていたがすぐに戻って来て「切られた」というのでもう一つ渡す。こちらも2尾追加できたのでフライを交換。何にするか悩み、ウロコを釣ったのが赤だったので、もう少しハッキリ目立つ赤いピューパに替える。風と波の具合で出たり消えたりするライズを探してキャストを繰り返す。時間は4時過ぎになり雲が広がり始める。そんな中やっとヒット。慎重にやり取りして取り込むとこれも50オーバーのヒレピン。このフライへの反応は良くて次も直ぐにヒット。今度は60近い大物。しかし湖の向こう側に黒い雲が広がり雷が鳴り始める。もう1尾追加して[つ抜け]にしたかったが雨が降り出したので終了。初めての釣り場でフライに悩みながらも何とか9尾釣る事ができ、友人もあの後3尾を連続でヒットしたそうで満足な1日でした。次回までに丈夫なミッヂを作ってもっと釣果をあげたいな。
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