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増水を覚悟で出掛けたら、やはり厳しかった (2012/9/1)床固周りは速い流れれ対岸に渡れない
9月1日、朝から短時間だが激しい通り雨が降る。一日中降り続くとイヤだなと思い天気予報を眺めると、午後からは大した雨は降らない予報。ついでに水位の変化をネットで確認すると、雨はあちこちで降っていたらしく多摩川も浅川も50cm位増水している。天気はそれ程悪くなさそうなので[行かなきゃ]と意を決して浅川へ行く。途中でチラッと見える多摩川の流れは茶色に濁り水位も少し高め。高幡不動を過ぎ浅川が見えるところに来ると、こちらも茶色の流れ。[この水位と濁やっとタヌキ水位の具合を確認して出掛けるの画像をゲットりならどこがいいかな?]と考えながらいつもの平山橋に到着。平山床固は魚道の両側のブロック帯も激しい流れで渡渉は出来そうにない。いつもなら橋の上流側から様子を見て、途中から対岸に渡るのだが、流れが速くてそれができそうにない。とりあえず最近様子を見ていない右岸側の様子を見る事にする。いつもの床固下右端の流れは勢いよく流れているが小さな巻き返しがあり反応が出た。しかし流れが速くフライの行き先が読めない。結局何も無しで下流に移動。魚道下も流れが速く期待できない。こんな流れの速いとき、コイは速い流れを嫌って障害物の裏側や流れの緩い岸辺に集まる。しかし、護岸工事の終わったばかりの平山床固下流は、河床全体が平らに整地されていて、岸辺は勿論流れの中にも障害物は何もない。そんな流れも水辺は流れが遅くなるが、砂利底岸辺の草に頭を突っ込みでは隠れるところが何もないのでコイは寄って来ない。唯一期待できるのは水辺の草が水没しているところで、増水時コイの絶好の餌場になる。茂みの中に頭を突っ込み、草の根元辺りをつついている。流れに尾鰭が揺れているのですぐに判るが、そんなコイ達は水面全くに興味を示さない。しかし中には茂みに絡みついたゴミを狙って岸辺を回遊しているのが居る。それを期待しながら岸部の様子を見る。しかし不用意に近付くと驚いて逃げ出してしまうので、砂利の河原をできるだけ静かにゆっくり歩く。注意深く足元を眺めていると、茂みの向こう側にコイの黒い影が見えた。草の間に頭を突っ込んでいるが、ゆっくり水面に浮いて水面の餌を探し始めた。そのコイの目の前にフライを垂らす。すぐに見つけて口が開きフライが浅場に入り込んでいたが口の中に消えた。[やった〜]と喜んで合わせた途端に合わせ切れ。[あ〜、またやってしまった]ガッカリである。そこからしばらく下ると、茂みの間に細い流れがあり、流れと繋がっている出口付近に底餌を探しに集まっている狙っているコイの波紋が広がっていた。静かに近付きとりあえず水面に興味があるかどうかサーチして様子を見ていると、だんだんコイの波紋が少なくなっていき、最後には全く何も無くなってしまう。コイの居なくなったポイントの直ぐ下流を眺めていると、下流から引き波を立てながらゆっくり上流に向かってくるのを見つけた。[あいつは喰い気がある]と判断してその上流にフライを落とす。岸辺の草にティペットが引っ掛かりフライは流れで止まってしまったが、それにお構いなしにコイは水路に浮いているのを確認して口を開けて吸い込んでくれた。増水の流れから引き出した1尾目。そこから下流に少し下って様子を見たが、流れが速くなり回遊が期待できないので右岸を切りあげ、平山橋を渡って左岸に移動。河原へ降りる前に、濁りと増水があるので[東豊田用水]の水路にコイが来ているかどうか水路を上から眺めてみる。[居た〜!]1尾だが流れに浮いて餌を探して回遊している。急いで水辺に降り水路の横に行く。岸から乗り出すと脅してしまいそうなので、少し離れた所からキャスト。すぐに反応して2尾目。用水路も増水と濁りがあり、水中のコイは確認できないがいつものポイントには必ず居るはずと期待して上流へ。水位が上がっているので茂みをかき分けてポイントに降りる。その頃からポツポツ雨が降り始める。濁りのため、いつもは見雨が降り出し反応は鈍いえるブロック帯が見えないが水位の上昇は10cm程度だから、流れに入り込んでも全く問題ない。しかしポイントにコイの反応が出ない。しつこく様子を見ていると雨が本降りになる。雨宿りに平山橋に戻るかカッパを着て頑張るか検討したが、あの茂みの中を往復する事を考えてカッパを着るのを選ぶ。対岸の反応は水面に垂れ下がっているキクイモに絡みついているゴミの所だけ。そこを重点的に狙っているとき、そのすぐ上にいつものタヌキが現れた。前回撮影したばかりだし、激しい雨でカメラを取り出すのもおっくうになり、眺めるだけにして撮影はパスして、ひたすら少ないコイの反応を探す。コイの反応を待つ間にアカミミを2匹釣り上げたが、これは同じ奴で短時間に2回もフライに喰い付いて来た。その後先週と同じ流れで1尾キクイモの上流と下流側で1尾ずつ釣り上げたが、それで反応はストップ。下流に向かいながら[時間が経ったからまた居るかもしれない]と用水を覗き込むと、水門前を1尾が回遊している。水門横まで行ってこれをゲットして5尾目。その後先週1尾釣り上げた[旭が丘排水出口]前のポイントを覗くと反応が見えた。急いでフライの落とし位置を謀りキャストして6尾目をゲット。床固上流は増水していても水深は浅く、問題なく床固真上に到着。しかし床固は激しい流れで左岸に回り込んでもその先の流れが渡れそうにない。ブロックの上を歩けば下流に行けるが、真下は間隔が開きすぎているが、
斜めに行けば脚が届く距離なので、斜めに数個進んで向きを変え反対側にまた数個。ブロックをジグザグに進んで下流に降り何とか反応を探して最後のあがき、左岸沿いに緩い流れを下流へ。岸辺に緩い流れを見つけサーチして見ると反応が出た。しかし反応はサーチと一緒に下って行き、最後は消えてしまう。左岸沿いで反応して消えたから[流れの中央に居るかもしれない]と浅い場所を探して流れに入り込む。予想通り対岸に近いところをうろついていて、これを釣り上げて7尾目。しかしそれ以後反応が途絶える。途中の速い流れをパスしてプールの中流まで行き様子を見る。辺りは曇空のため時間の割に薄暗いが時間ギリギリまで粘ってやっと8尾目。つ抜けは出来なかったがあの状況ではまずまずの釣果だった。




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