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さあ、これからと言うときにロッドを折ってしまう (2012/9/15)立ち位置を考えなくてロッドが折れた
9月15日、台風16号が沖縄の南海上にあるので天気が変わりやすい。それでも釣りには影響なさそうなのでいつもの通り浅川へ行く。先週は登戸付近に行ったので浅川は2週間ぶり。期待しながら一番橋まで来たとき、上流の空が少しもやっている。[なんだろう。降るのかな?]と思いながら一番橋の信号を渡った途端に大粒の雨が降り出す。慌ててカッパを着込み平山橋の袂に。雨は小降りになったので空を眺めそのままカッパを着ていくか脱いで行きか悩む。しかし空模様が途中で大粒の雨が降るスッキリしないので着たままで河原に降りる。平山橋の上流側から橋の周辺の様子を見ると、目の前の浅場にコイの気配がある。コイを脅さないように岸辺からキャスト。コイは群れで移動していて時折水面に反応が出る。移動先を予想してキャストしラインを送り出す。これまでは反応を見つけると下流に移動しながらラインを流していたためか反応を掴みきれなかったから、移動しないで送り込んで見た。すぐに反応してくれて開始から10分で1尾目がヒット。コイはヒットするとすぐに上流に向かって移動したので周囲のコイはそのままの位置で回遊を続けている。1尾目をリリース後すぐに次がヒット。今度は下流に走る。これを止めようとしてラインを引いたところフライの結び目でブレイク。しかし反応は消えない。あちこち反応は良く2尾をゲット移動する群れを追い掛けながらキャストと送り込みを続けながら25分後に2尾目がヒット。周囲のコイは上流に移動したのか目の前で反応しなくなる。一部は下流に行ったようで橋のかなり下流で反応しているが、ちょっと遠い。下流まで追い掛けるか左岸に上がり用水路の様子を見るか悩んだが、橋の下の深さが未確認だったので、下流を諦め左岸に上がり橋の下を左の用水路に向かう。静かに用水路を覗き込んだが、すぐ前に居たコイに気付かれ手しまう。慌てて上流に移動して行くコイの引き波を眺めながら[残っているかな?]と水門前を覗き込むと、右へのオーバーフローの向こう側に頭が幾つか現れた。[居た]と喜んでオーバーフローへの流れ越しに対岸前にキャスト。しかし流れにラインが引っぱられてドラッグが上流に向かって一斉に移動掛かる。ピックアップして様子を見ていると、コイは流れを横切って目の前に移動して来た。その中の1尾が流れの横に落としたフライに飛びついてきた。頭の上の平山橋にロッドをぶつけないように中腰になって目の前に誘導。コンクリートの護岸越しに取り込み記録撮影。これをリリースしたときには目の前のポイントにコイの姿は全く見えない。[どうせ上流のあそこに行ったのだから]と気楽に考え、その上流に移動。ところがいつも背の高い草をかき分けて行った茂みが切り倒されていて上流に向かう踏み分け道ができている。[誰か来たんだ]と考えながらいつものポイントへ。目の前には数尾がうろついているが水面に興味は示さない。そのまま流れに降りて対岸のブロック帯の様子を見る。水面下では緋鯉が1尾うヒットしたが動きがおかしいろついているし、目を凝らしてみるとその周りに黒いのも数尾見える。最近、反応はいいがフライを見切ってしまう窪みの奥を狙ってみるが今日は反応が出ない。しかしその下流の水面にキクイモが垂れ下がっているところで元気な反応が出た。その頭の上流側に落として見つけてくれるのを待つと、すぐにフライに反応した。水しぶきを上げて潜り下流へ走る。少しずつ上流に誘導するが、途中で動かなくなってしまう。[ブロックに引っ掛かったかな?]と少し前に進み、ラインが垂直になる位置まで竿先を前に出してみる。しかし動かない。ブロック帯から少し離れているので[水中の障害物かな?]と考え下流側に引いてみたりラインを少し緩めたりしてみる。しかし変化がない。[おかしいな〜]と思っているとゆっくり移動し始めとりあえず繋いでみたがる。底近くにいたのが少し上に浮いてきたときフライは口に掛かっているのが見えそれが少し大型なのも確認できた。激しく走り回ることなくゆっくり水中を移動する。目の前のブロックの横まで来た時、水面に引っ張り上げると素直に水面に現れた。それをブロックの上に誘導し手前の流れに引き出す。ところがブロックに近寄りすぎていて出てきたコイはすぐ足元。慌ててロッドを持ち上げラインが緩まないようにした途端に[パキッ!]と金属的な音が頭の上で鳴った。音がした瞬間に全てを理解した。目の前にロッドの先端がぶら下がりラインが弛んでいる。後で考えてみると、一番やってはいけない体勢[ロッドがUの字に曲がる]になっていたようだが、そのときはロッドが折れたことより掛かっているコイの方がカメを掛けただけで折れてしまう気になり、目の前の折れた先端部を掴みラインを引っぱってテンションを掛ける。コイは少し大人しくしていたが急に走り出したので短い先端部では持ちこたえることができず、ラインを送りだそうとしたら、ラインがガイドに絡んでいて出ていかない。それに気付いた瞬間にブレイク。ロッドを折られコイには逃げられ…。[あ〜、やった〜]と気落ちしながら岸辺に。以前藤澤さんがロッドを折ったとき、紐で結んで残りの時間釣りをしたことを思い出し、ベストのポケットの中から使えそうな物を探す。見つけたのは宮城に行くとき用意していた2.5号のティペット。とりあえずそれでロッドを繋いで縛る。[これで何とかなるだろう]と釣り再開。しかし反応が出ない。キョロキョロしていると少し下流にアカミミの頭が現れた反応は幾つもあるのに…。[とりあえずあいつで試してみよう]とその前にフライを落とす。アカミミはすぐに喰い付く。ロッドを立てて寄せようとしたとき、またしても頭上であの音が響く。見ると繋いだところの下側が折れている。掛かったアカミミは大型で甲羅長が26cmもある。しかしコイに比べると比較にならないほど軽いのに折れてしまったので、それ以上補修する気になれず終了。時間は3時過ぎで別のロッドを持って二子に行くには遅すぎる。ポイントでは元気な反応が続いているのに。ロッドはSAGEの[永年保証]なので帰ったらSAGEに送る準備をしなくては。




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