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増水時のポイントを回れば[何とかなる]と出漁したが (2012/9/23)本流は50〜60cmの増水
9月23日、土曜日はカミサンがお墓参りと買い物に付き合って欲しいと言うで、月曜日に浅川に行くつもりで出漁を取りやめる。しかし日曜日は朝から雨で薄ら寒い。天気のことなど全く気にしていなかったがもう遅い。とりあえずネットで本流の水位の変化を確認すると30cm位の増水で安定しているので[二子橋の下流にも行けるかな?]と増水中のポイントを考えながら、長袖とカッパを着込んで出発。兵庫島には人影もなく区の警備員が手持ちぶさたに雨の中佇んでいる。タックルを事期待したポイントなの気気配が全く無い準備しながらポイント確認して釣り開始。最初はいつもの[虎の穴]前の岸際。静かに草をかき分け水辺に近付き覗き込んで見るが、岸辺に反応が見られない。[おかしいな〜、何処かに居るはずなんだけど]と岸際を覗き込みながら上流に向かって行くが、全くコイの姿が見えない。いつもなら巻き返しにゴミが集まっているのにそれが無い。どうも金曜日の深夜の雨で、ゴミは全て流されて[今日は流れるゴミがないのかな]と考えながら[ここがダメならどこに行こうか]と次のポイントを考え、前回反応があったが餌釣りが居て見送ったゴム堰堤に行ってみる。しかしゴミはほんの少ししか引っ掛かっていない。[速い流れを嫌ってここに入り込んで来るはずだから]としばらく眺めていると、草の間のゴミの中一回だけ反応があったがで1尾の頭が見えた。移動している頭の前にフライを落とすとすぐに潜ってしまう。こちらの動きを察知されたようだ。[またやってくるだろ]と暫く様子を見ていたが全く現れないので、諦めて本流へ向かう。途中運動公園にはこの時期の定番[ヒガンバナ]が咲いていた。それを眺めながら本流へ。しかし増水時の本流のポイントは二子橋周辺だけなので一気に移動。二子橋上の水没した草の中に必ず来ているはずなので、脅さないように静かに近付く。しかし全く気配がない。兵庫橋の下流れにも行ってみたが反応がない。本流の橋桁裏の巻き返しに行ってみるが反応どころか気配すらない。二子橋下の兵庫橋下からのオーバーフローを渡って下流に行ってみようかとも思ったが、それまで全く反応が見られなかったので諦め、もう一ここも集まっているはずなのに気配がない度兵庫橋上の様子を見に行く。兵庫橋下流側に、兵庫島のひょうたん池からの排水口が在り、増水時には回遊が見られるので覗いてみたがやはり姿は見えない。また[虎の門]前の岸辺を覗き込んで見たが気配すらない。[戻っているかな?]とゴム堰堤の行ってみるが気配はない。いつもは流れに入ったとき水温を計るのだが、まだ流れに入っていないので水温を計っていない事に気付き、急いでゴム堰堤の下流の水際で水温を計ると21度。先週までは26〜28度もあった水温が一気に下がっている。この水温の低下もコイの活性に影響しているだろう。そんな事を考えながら運動公園を横切って本流へ。増水した流れの対岸を見ると、アユを狙って投網を打っている人がいる。眺めていると時折獲物をクーラーボックスに運んでいる。投網は獲れているみたいその下流を見ると、雨だというのにBBQのタープが二子橋の下流側に幾つも見える。反応が見つからないので気落ちして下流に向かっていると国交省の巡回監視員がバイクでやって来た。会釈をするとバイクを停めて話しかけてきた。多摩川河口から東名高速までが受け持ちで、毎日巡回しているそうな。ご苦労様です。しばらく立ち話をした後二子橋に向かう。水温が低くゴミの流下が少ないので気分は最悪。落ち込んだまま巻き返しの茂みの中を覗き込むが気配がない。草むらを回り込んで橋桁の裏側に行くと、オーバーフローの流れに1尾の反応が出た。しかし反応は弱く数回水面に出ただけで消えてしまう。橋桁の上流側にもオーバーフローが僅かに流れ込んでいるのでそこを覗き込んで見ると、水没した草の前で元気に反微かな気配はあったが応しているのを見つけた。[居た〜!]と喜んで目の前にフライを落とすとすぐにフライを見つけて突進し喰い付いた。コイとの距離も考えずいつもの調子で合わせた途端に合わせ切れ。しかもロッドはいつもの7番でなくて9番だったから、それも原因だろう。降りしきる雨の中釣果ゼロに終わりそうなので、HPのタイトルを考えながら、それまで以上に落ち込んでしまう。ブレイクの後[戻って来るかな]とかなり長い間待ってみたが気配はない。橋桁の裏に行っても何も無い。本流横の草むらに行くがやはり気配がない。幾度も周辺をうろつき[ダメだ、今日は]と切り上げることにする。しかしゼロは悔しい。[最後にちょっと]と兵庫橋袂の排水口を覗いていると、下流から回って来たコイの背中が濁りの中にうっすら見最後の最後でやっと1尾えた。急いでフライを落とすがコイの姿はすぐに見えなくなってしまう。[居たんだけど]と暫く様子を見ていると、1尾が水面に出てきた。落としたパンに反応しているが口が痛んでいてパンが吸い込めない。その前にフライを落として見たがやはり吸い込めない。それが居なくなってしまい[今日はお終いか]と思った瞬間に、元気な反応が足元にでた。しかし反応はすぐに消えてしまう。落としていたフライはそのままにして周辺を探していると、突然フライに反応し、水しぶきを上げて消えて行く。[その気がある]のを見つけたところで気分は一気に盛り上がる。[どこに出るんだ]とキョロキョロしていると再び足元で反応した。[次はここか?]と出てきそうな所に落として待っていると、そのフライに飛びついてきた。20cm以上の増水。下流に行かなくて良かったただただ嬉しくて言葉にならない。ロッドを持ち上げ横の木をかわして水辺に降りネットイン。[やった〜]諦めかけていたが最後の最後で1尾ゲット。開始から4時間以上経ち、諦めかけていたところでの1尾。しかし雨は降り続き、それ以上の反応が期待出来ないので終了。帰宅後水位の変化を確認すると出漁時から20cm以上水位が上がっていた。下流へ行かなくて良かった。
P.S. 翌日浅川へ行こうと思ったが水位が治まりきってなかったので出漁は中止してこの記事を書いている。



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