あっ!フライボックスがない
(2012/10/8)
10月8日、連休の二日間は所用で釣りに行けず、最終日に浅川へ。このところ平山橋周辺ばかりだったので久しぶりに一番橋下の様子を見に行く。流れは以前に比べて少し水位が下がりブロックの頭がかなり見えている。水の透明度は良くブロック前の川底が丸見え。と言うかかなり浅くなっているように見える。その流れのコイの姿を探すが、上流部の整列したブロック帯の前は流れが速く全く姿が見えない。流れの様子を見ながら、タックルの準備を終え[どのフライを結ぼうか]と考えながらベストのポケットに手をやると、そこに在るはずのフライボックスがない。出掛けるときに、玄関で飛び出してしまったのだろうか、それとも途中で落としたか。ベストに入っているのはテスト用に作ったフライが数種類。[これでも何とかなるだろう]とその中から一本を取りだしてティペットに結ぶ。タックルの準備を終えて流れの様子を改めて確認すると、コイが居そうなのは流れは中流域辺りから。下流に下りながらコイの姿を探すが、なかなか見つからない。[数が少ないな〜]などと呟きながら流れを見ると、中流域のブロック前にやっと数尾の姿が見えた。しかし底近くに沈んでいて水面に反応するようには思えない。[やはりダメか。ダメなら平山橋へ]と考えながら流れを見ると、ブロックの下流側に少しまとまった数のコイが集まって居る。[様子を見てみるか]と斜面を下り斜面下の流れに入る。以前はここまで下ると流れに入ることはできなかったが、水位が低いので流れに入ることができる。ブロック帯の中に入り下流に向かって、コイの姿が見えたブロックの前にキャストしてみる。しかし反応が無い。[居たはずなんだが]とサーチして見るがやはり反応が出ない。流れて行くサーチの様子を見ていると、かなり下流でやっと反応が出た。斜面前を下流に下り、反応の在った処にキャストしてみるが何もでない。[居たんだけど]と思っているときフライがブロックの先端に引っ掛かってしまう。コンクリートのブロックなら簡単に外れるのに外れない。傍まで行って確認すると、ブロックに引っ掛かった布に刺さっている。その布には他にジッターバグが2本刺さっていた。ナマズ狙いだろう。目の前の右に向かう流れの途中で反応がでる。ブロック前はそのまま流れには入れる深さなので、流れ出しに向かう筋に入り込む。流れに載せてフライを送り込むとすぐに反応して1尾目をゲット。左岸の斜面上に登って撮影するより右岸の方が近いので、そちらに行こうとしたが岸際は意外に深く底が暗い。下流に行くとコイを脅してしまうので上流に向かいながら[どこまで深いのかな?]と探していると、底の暗い部分が動いて明るくなっていく。よく見るとそれは底が暗いのではなくコイの群れが居て暗くなっていた。コイ達はゆっくり下流に移動し明るい底が見えるが、やはり深い。浅くなっている所を見つけて陸に上がり記録撮影。リリース後同じポイントに戻り下流に向かって流しすぐに2尾目。続いて3尾目をヒットしたが、勢いよく走られてブレイク。反応は少なくなったが、時折流れ出し近くにでるのでそれに向かって流し何とか3尾目。その頃、左のブロック前を上流に向かっていくコイの群れが幾つも見え、下流での反応が消えてしまう。あちこちサーチして見たが反応は出ない。[ここはダメか]と切り上げて左岸に戻り土手上に登る。流れを見ると数尾の群れが居るだけで、狙っていたところには何も居ない。上流に移動すると親子連れの釣り人が中流部に座り込んで準備をしている。ちょうどその目の前にコイの群れが見えた。上流に向かった群れが集まっているのだ。親子連れの後を通過して崩れブロックの所まで来ると水面に数尾が反応している。[あれなら釣れるかな?]と流れに降りてブロック前の様子を見る。崩れブロックの前は小さな巻き返しになっていてその最後尾で反応が出た。そこに向かってフライを流しやっと4尾目。反応はポツポツ出るが全て親子連れの前から下流。親子連れの下流へ移動しても、どこかに行ってしまいそうなのでここを諦め平山橋へ移動。いつも最初に様子を見る平山橋の下はパスして東豊田用水の水路に直行。水門前には元気なのが居て直ぐにヒットしたが、寄せを失敗して水路の中央のゴミの中に潜り込まれてしまう。[その内出てくるだろう]と様子を見ていたが出て来ない。出て来ないばかりかティペットが切れてしまう。よく見るとゴミは川底に刺さっている鉄骨に絡んでいて、その鉄骨で切れたようだ。上流に移動したコイを追い掛けていつものブロック帯へ。しかしブロック帯では反応が出ない。やっと出てきて喰い付いたと思ったら、ブロックを擦ってブレイク。次は途中で外れてしまう。ブロックの向こう側の水中には泳ぎ回っているコイの姿が幾つも見えるので沈めてみたが反応が無い。その内時々水面に反応し始める。それに向かってキャストを続けるが、フライの直前まで来て潜ってしまいヒットしない。[フライボックスが在れば何とかなるのに…]と悔やんでいるとき対岸にいつものあいつが現れた。何かを探してウロウロしていてこちらのことは全く気にしていない。デジカメを動画モードにして撮影しながら、その目の前にパンを投げてみる。近くに落ちたのに気付きキョロキョロ探して喰い付いた。岸辺ではそれまで反応しなかったコイが突然反応する。しかし撮影中なのでキャスト出来ない。しばらくタヌキと遊んでからキャストしてやっと5尾目。その後もう一度ブレイクした後6尾目をゲット。タヌキは何度も現れたが数が伸びないのでもう遊んでいられない。手持ちのフライ色々交換しながらで反応に対応するが、2尾掛けてどちらも外れてしまう。タヌキの姿が見えなくなりコイの反応もなくなったので、何とか追加したくて床固下流へ行くが反応に対応できず日没終了。帰宅後タヌキの画像をチェックしたら、顔の黒い模様が全く同じだったから先週現れたのと同じ奴のようだ。来週も来るかな? |