やっと[白]を見つけて新パターンを改良
(2012/11/11)
11月11日、11月の第一週は母の米寿のお祝いで帰省したため出漁は無し。土曜日は孫が来るというので、またも出漁なし。やっと日曜日に出漁できたが、出掛けるのが遅くなり雨の予報に浅川を諦め二子に出漁。いつもの兵庫橋上は無人で穏やかな流れ。水温が低くなって15度しかなかったが、風は無く流れの透明度も問題なし。これでコイが元気に反応してくれたら、言うことはなかったのだが。流れに入りタックルの準備をしていると[虎の門]下流の倒竹の奥で波紋が広がっている。フライはダイソーで見つけた新素材の[白]を使った改良型。とりあえず反応があるので安心して流れに入り、その倒竹周りを眺める。しかし見えた反応はキャスト出来ない倒竹の奥。その奥から上流にまわって来るかもしれないと上流の倒竹前にフライを落として待ってみたが、出て来ない。しかも反応は初めに見えただけで後が続かない。しばらく周辺を眺めていると最下流の倒竹前に反応が出た。目の前に反応が無いので、急いでそちらに移動。しかしそこに見えた反応も、到着時には消えてしまい、移動先もわからない。元の[虎の門]に戻りながら上流の様子をみると少し上流の岸辺から波紋が広がっている。流れを歩く水音でコイを脅さないように対岸近くを静に移動し、波紋の広がったところに着いたが、新しい波紋は広がらない。何処に居るのか遠くまで水面を眺めるが、見えるのはオイカワの反応だけで、コイの波紋は見えない。[虎の門]に戻り倒竹の奥の反応を期待したがなにもない。その時[虎の門]の奥で微かな波紋が広がったので眺めると、水面にコイの口が見える。上流に移動しているようなので上空から垂れ下がった倒竹の狭いすき間の奥に向かってキャスト。上手くコイの上流に落ちたので期待していたら、口がフライのところに出てきた。しかし喰いが浅かったのか、フッキングはしたが最初の一暴れで外れてしまう。それ以後反応は出ない。ここを諦め、上流の流れ込みに行く。下流にコイの姿もほとんど無いので、たぶん沈んでいるだろうと思い、インディケーターを付けて沈めてみる。すぐに当たりはあったがフッキングしない。2回出た当たりを空振りした後は反応はなくなってしまう。落とし位置を変えながら様子をみていると小さな当たりが出た。合わせてみるとオイカワがフライに引っ掛かって飛んできた。途中で外れてしまったが、小さな当たりはオイカワらしいことも判る。底にフライを引っ掛けて新しいのに交換した直後に元気のいい当たりが出てやっとヒット。しかしこの1尾で反応はなくなってしまう。流れと同じ速度でゆっくり下りながら左岸ギリギリの様子をみたが反応ナシ。最初のポイントに戻って見ると、倒竹の奥での反応が見える。1尾か2尾程度だが波紋が広がっている。眺めているとすぐ上流に垂れ下がった倒竹の下に廻ってきた。そのまま上流側に出て来るのを期待しながら、倒竹に向かってフライを流す。しかし出て来ない。フライは倒竹の葉に引っ掛かって止まってしまう。その時下流から来たコイの頭がフライのところででた。たぶん口に入っただろうと予想してロッドを立てると重い。やっと水面での1尾。元気に逃げ回るのを撮影してから取り込むが、後が続かない。ポツポツ降り始めた雨にカッパを着込んで反応を探すがどこにも出てこないので、ここを諦め本流へ移動。とりあえず二子橋上流の緩い流れの様子をみると、岸辺の浅瀬に波紋が広がっている。移動方向を確認してその前方にフライを落とすとすぐに反応してくれてやっと3尾目。上流側の出っ張りの裏側を期待したが反応ナシ。下流の二子橋の橋桁の間で反応があったが、すぐに消えてしまう。流れの真ん中の橋桁裏に行ってみようかとも思ったが、雨空ですぐに暗くなりそうなので諦めて下流の様子をみる。二子橋下流の岸際の小さな巻き返しと流れとの間の筋で反応が出た。しかし反応はサーチと一緒に下流に行ってしまう。巻き返しの中にコイが移動する微かな引き波が見えたので、その前方にフライを落として待っていると、フライに向かって頭が浮いてきた。[来た]と思った瞬間に腕が動いてしまうが水しぶきと波紋が広がって後は沈黙。コイはまだフライを口にしていなかった。どうも釣れないと焦って合わせが早くなってしまう。しばらく流れを眺めていると、先程反応していたらしいのが戻って来た。その反応に向かってフライを送り込み何とか4尾目。最初は[このままじゃボXズかも]の予感があったが何とか4時間で4尾。反応の少ない中の釣果としてはまずまずではないだろうか。それにしても改良型の新パターン、見切りは少なかったからまずまずではないだろうか。新しい素材の新色は、ダイソーの掃除用品。クマの模様のある小さな物で、片面しか必要なマテリアルが付いていない。縫い目をほぐして一枚だけにし、裏側の繋ぎ目の真ん中でカット。表から引き抜くと2本の尻尾の生えた芋虫状になる。その尻尾の分かれ目を、フックのシャンクに取り付けた小丸棒のアイ側に結び、小丸棒を一回りして前に止める。その上にもう1本の芋虫を止めて同じ様に小丸棒を一回り。先に止めた結び目の上に止めて余った芋虫の端をカット。これで出来上がりなのだから実に簡単。初めは[白]ではなく[ベージュ]だったが、芋虫の止め方を色々悩み、とりあえず1本で仕上げてみたら何となく小さい。実釣テストでは浮材が6mmのEVAだったため浮力が弱く、少し離れると見難くなってしまうのを[何とかしなければ]と思いながらテストを続け、浮力が弱かったことを除けば、とりあえずの釣果はあった。浮材を6mmの小丸棒に変え、芋虫を2本使うことで視認性が上がり、渋い二子でもそれなりの結果が出たので、今週末は浅川でいちばん見切りの多い一番橋下で確認テストだ。コイ用はこれで何とかなりそうだから、次はマス用のパターンを考えよう。色数は豊富にあるので後はパターンだけ。色々考えられるので楽しみだ。 |