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寒くても元気なのは彼等だけ? (2012/12/8)のんびり日向ぼっこのカワセミ
12月8日、風邪をひいたり急な訃報が入って出漁できずで2週間ぶりの出漁。ポイントは工事の影響を気にしながらも浅川。とりあえず平日の工事の影響を見たくて最初は一番橋下。工事現場の様子は掘削が少し深くなった程度で、たいして変化は見られない。しかし下流部の排水の流れ出しはビニールパイプから茶色の濁り水が勢いよく吐き出され、一面に広がっている。泥水のプールに前回少し見られたコイの姿は全く見えない。それどころか、濁り水が下流に広がり、左岸前は最工事の濁りがきつい下流部まで濁りの中。右岸側は濁りの影響は少ないが、中央の流芯部は下流に行くほど濁りがひどくなっている。そんな中土手上から水面近くに浮いている黒い影がチラホラ見える。最下流部までたどり着き[これじゃ何処がいいのだろう。もっと下流に行けばどうなるかな?]と考えながらも[下流に行っても濁りの影響があるから、釣りにはならないだろう]と結論を出し[とりあえずチラホラ見えるのを狙ってみるか]の最上流部に戻り濁りの流れ出しから対岸に渡り下ってみる。瀬になっている流れ込みから巻き返しに踏み込んだ途端に、目の前の浅場から逃げていくコイの引き波が広がり[居たんだ]とちょっとガッカリ。それでも土手上から見えていたコイの影はもう少し下流なので、脅さないように慎重に進む。そろそろか微かに黒い影が見えたがな?と思える位置から様子を見るが反応は出ない。遅い流れに少しイライラしながら様子を見ていると、下流の流れ出しのすぐ上流の右岸に反応を一つ見つける。元気な反応で少しずつ上流に向かって来る。流れが遅いのでやって来るだろうと思われる筋に向かって遠投しラインを送り出しながら待つ。反応は時々途切れながら少しずつ上流に移動し、フライの横まで来るがそこで消えてしまう。[気付かれたかな?]と思った瞬間に水面に頭が現れフライの方向に向かう。水面に出ていた頭が一瞬持ち上がったのを見て大きくロッドを煽ったが空振り。タイミングが少し早かったようだ。その合わせ損ない以後水面は沈黙。全く反応が無くなったので[ここで粘っても可能性がない]と切りあげ上流に移動。平山橋下に行く途中に、慎重に移動するが前回多くのコイを見つけたところで河原に降りる。前回より少し上流から左岸に渡り岸辺を静に下って水中のコイを探す。しかし流れに少し濁りが入っていていることもあったがコイの姿が見えない。様子を見ていると右岸のブロック帯の前で反応が出た。岸から送り込むと途中にある流れ込みでラインが撚れてしまうので、流れ込みの影響の少ない筋の横に入り送り込む。反応はサーチの流れと共に少しずつ下流に移動しているので、それに合わせて送り込みやっと1尾目をヒット。反応はどんどん下流に移動して行き、それを追いかける様にラインを出すが届かない。ブロック前まで進んだとき、ブロックの上にカワセミが一羽止まった。冷たい西風にも負けずブロックの上でのんびり日向ぼっこ。それを眺めた後、下流岸沿いのブロックの間からの反応を探すともっと下流の瀬の中で出た。[あそこまで行ったのか]とそれを追い掛けるが瀬の中の反応は1度見えただけで後が続かない。前回コイに先に気付かれ取り逃がしているので慎重に水中を探しながら右岸前を探ると、岸辺の崩れブロックの下流に集団を見つける。ブロックの間の複雑な流れの中、筋を探して送り込み次をゲット。その下流にも数尾の群れを見つけ、複雑な流れに苦労しながらも連続ヒット。しかし小さなポイントなので1尾釣り上げると群れは移動してしまい、後が続かない。ブロック帯の下流は単調な流れが続いているのでここを切りあげ平山橋へ。いつもの所にバイクを停めて平山橋の上流へ。しかし上流からの風がきつく一面に波立っている。様子を見ても反応が見えず、とりあえずフライを流してみた少し濁りがあったが1尾ゲットがラインが途中までしか見えずフライの位置も判らない。もし反応が出ても見つけられないので次のポイントの[東豊田用水]の水門前へ移動。一番橋下で用水の濁りのないことを確認していたから期待して覗き込む。流れには少し濁りがあるが前回ほどではなく、水中のコイの姿がかろうじて見える。上流に向いている数尾の群れの前にフライを送り込むとすぐに反応してこの日最大の67cmの4尾目。取り込みに時間が掛からなかったので、下流の水門前に数尾が残っていた。それに向かって数度キャストしたが、キャストの度に数が少なくなり、いつの間に消えてしまう。[さあ、次は本命だ]と期待しながら上流のブロック帯に向かう。ブロック手前に数尾水面に浮いていたので、脅さないように静に歩いたつもりだった期待を裏切られ僅か1尾が、近付く前に底に泥を巻き上げて消えてしまう。巻き上がった泥を横目にブロック帯の前に着き、水面の様子を見ると左岸前の草の間は落ち葉が並んでいる。[ギリギリに落とすのはちょっと難しいな〜]と考えながら流れに入って驚いた。川底がぬかるんでいて滑る。粘土質の泥が川底に堆積しているのだ。一歩一歩泥をかき分けて足場を確認しながらブロック帯の前に行くが反応が出ない。反応が出なければ沈めてみよう、とインディケーターを付けてキャストし何とか1尾釣り上げたが後が続かない。強い風が吹く度に上空から落ち葉が舞い落ち、時折ドングリも落ちてくる。粘っても追加できそうにないので30分ほどで切りあげ床固下に移動。いつもの右岸前の細流で1尾釣り上げたが、床固下には兄弟連れの先行者がありフライロ何とか1尾追加したがッドを振っている。その後ろを通り過ぎるとき、お兄ちゃんがコイをヒットしていた。取り込み中なので声を掛けずに下流に移動。しかし下流に行くと、急に強い風が上流から吹き始め反応は全く出て来ない。透明度もあまり良くないし、冷たい風になり気分は一気に萎えていく。時間的には下流に行くにはギリギリだったが、今一気分が乗らず終了とする。工事の濁りと強い風。これからもっと寒くなってくるのでこのままの状態が続くと一体どうなるのだろう。次回はもう少し上流の様子を見てみよう。それにしても浅川での6尾は寂しいな〜。



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