春の花が咲いていたが、釣果は氷河期
(2013/2/9)
2月9日、少し風はあるが暖かい日差しの中、浅川へ出漁。前回の最後に平山橋下流のプールで反応が良かったので、途中のポイントを無視してあちこち悩まずそちらに直行。橋の袂にバイクを停めて、いつもなら平山橋の上流側に行くのを下流側に向かう。最近、夕方に様子を見ている床固右の細流に直行し、必ず1尾釣り上げる事ができると期待してポイントの様子を見るが全く反応が出ない。[真っ昼間で明るいためコイが警戒して反応しないのだろうか]などと等と考えながら、岸沿いの流れをしばらく眺めていたが何も起こらないので諦める。[夕方来れば反応するかな?]と期待してすぐ横の床固下に行く。床固中央には魚道があるが、その入口は砂利が堆積し流れが浅い。左右は少し流れがあるため30cm程だが深くなっている。その小さな深みへの流れ込みの巻き返しを期待して様子を見たが、反応が無い。次のポイントはその直ぐ下流の段差下。両側に小さな巻き返しがあり、その中を回遊しているはずなので、岸から少し離れて様子を見る。しかし反応が出ない。注意深く眺めていると、中央寄りの速い流れのすぐ腋で反応が出た。反応は流れに載って下流に移動し、巻き返しの中に入ってくる。流れ込みキャストしたが、巻き返しのためにフライは手前に戻って来てしまう。コイを脅さないように静に立ち位置を少し下流側に移動して巻き返しのコイの前方にフライを落とす。しかし反応しない。もう一度流れ側に落として見たが出て来ない。何処に居るのか探すと、少し下流側に移動していた。その前方に落とすと、今度は素直に喰い付いてくれて、開始から25分でやっと1尾目。しかし目の前での反応は消えてしまう。流れを眺めていると、下流の浅場で反応するのが見える。下流に移動してその反応の前にキャストしてみたが、コイは流れに載って下流に移動してしまい、フライとの距離が縮まらない。結局下流の速い流れの浅場に入り込んで、逃げられてしまう。ここを諦め次はその下流の左右に分かれている流れの左側。前回パスしたので期待して流れに入ってみたが、全く反応が出ない。流れは以前より浅くなり最深部でも20cm程しかない。[ここはもうダメか]と諦め下流のプールへ。今回のメインポイントで期待して流れ込みから様子を見る。左からの流れが合流し、細くて速い流れが少し広くなり始めるところに小さな中州があり、その左右から慌てて逃げだして行くのが居て[あ〜、居たんだ]と不用意に近付いた事を後悔する。目の前から逃げだして行ったためかその下流でも反応は出ない。[何処かに居るはずだけど]と下流を眺めていると、かなり下流の右岸寄りに、不自然な波が立っている。底石で出来る波にしては少しずつ移動しているのでコイの引き波らしい。しかもかなり広い幅で波立っているからかなりの数だと思う。左岸からでは途中の流れが邪魔なので流れの浅い場所を探して右岸に移動。あまり下流には行かないでギリギリ送り込めるところから引き波に向かって流す。しかし引き波は素直に上流に向かわないで、横に移動してしまい、そのまま自然消滅。居なくなったと思っていたらすぐに次の引き波が現れた。今度は左岸側から斜め上流に向かって移動している。移動先を予想してラインを送り込む。フライの正面に引き波がやって来たので[来るぞ〜]と期待したが、引き波はフライの下をなにもなかったように通過してしまう。[エッ?何で?]と驚きながら眺めていると、引き波は少しずつ小さくなって消えてしまう。幾度も現れる引き波に向かって流すが反応しない。その内、右岸下流からやって来た引き波の中でやっと1尾が反応してくれて2尾目。その後引き波は消えてしまう。眺めていると下流の左岸沿いに反応らしい波紋が数回出た。[あそこか]と言う事で目の前の流れを渡り左岸に行き、波紋に向かって送り込んで見たが、突然風が強くなって波立ち、反応自体が見えなくなってしまう。プール全体に波が広がってしまったのでここを諦めて上流に向かうと、中州に[ホトケノザ]が咲いていた。暖かい日がしばらく続いたので開花したのだろう。それを撮影してからプールの流れ込みまで来た時、風が治まり流れ込みの水面が穏やかになった。[ひょっとして戻っているかな?]と流れ込みの様子を見ると、数尾が元気に反応した。[居た〜]と喜んでそれに向かって送り込みやっと3尾目。しかし後が続かずここを切りあげ上流に戻る。戻る途中で[コマツナ][タガラシ][オオイヌノフグリ]と春の花が咲いているのを見つけ撮影。[そうだ、もう2月なのだから咲いてもおかしくないな]と納得しながら平山床固下に到着。反応の在ったところなので[落ち着いたかな?]と様子を見ると復活している。目の前に反応が出たが、よく見ると左岸前に黒い影が幾つも動き回っている。上流のブロック帯を静に移動して左岸に行き、ブロックの上から下流を狙う。幾度か反応に合わせそこなったがやっとヒット。流れに入って追い掛けると取り込み後少し段差のきつい左岸を登らなくてはいけないので右岸に移動して取り込もうとしたら、途中で外れてしまう。その為か反応は消えてしまい復活しない。ここを切り上げて平山橋下へ移動。橋下の流れは、水面が波立って反応が見つけられない。いつもの[東豊田用水]の水門前へ行き、1尾は確実にゲットできるので期待していたが、何故かコイの姿が見えない。ガッカリしながら上流のお気に入りポイントへ。流れにいた数尾がブロックの向こう側に消えて行ったので[居る居る]と喜んで様子を見るが水面には反応しない。沈めてみると直ぐにヒット。しかし対岸から倒れかかっている枯草の下に逃げ込まれてブレイク。しばらく経ってやっと4尾目をゲット。しかし当たりは無くなってしまう。終了間際まで頑張ったが追加できずそのまま床固下に移動し、一番反応の良かったポイントで何とか追加したところで終了。自然は春に向かっているのに釣果は依然氷河期。厳しかったな〜。 |