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上流から工事濁りが流れて来て (2013/3/16)この濁りではフライが見えないから…
3月16日、少し風はあるが暖かい日差しの中を浅川へ出漁。ポイントはいつもの平山橋周辺でバイクを停めて河原に降りる。黄色のコマツナや紫のハナダイコンが咲くなか水辺へ急ぐ。少し波はあるがそれ程でもなく、上流部から様子を見ると中流域で元気な反応が出る。ラインを送り出しながら少しずつ下流に下り反応の所にフライが到着したが、期待した反応は何も出ない。立ち止まってしばらく様子を見ていると、反応が出たのは橋の下。[なんだ、結局あそこか]と言う事で、その反応は橋の影に出る反応に向かってフライを送り込む。しかしフライに向かって来た反応は直前で水しぶきを上げて反転し見切ってしまう。今回フローターを少し大きくして見やすくしたが、全体が大きくなってしまったためか気に入らないらしい。急いで前のフライに戻して流し直す。しかし反応は消えてしまう。ここのコイ達は群れで広範囲に移動しているので、反応は一度に幾つも出るが、すぐに消えてしまう。それを追い掛けても一箇所に長時間止まっていないので追い掛けても追い着かない。ポイントを絞って回遊してくるのを待つ方が確率が高い。狙うポイントは橋の影が水面に落ちているエリアで、緩い流れを辛抱強く送り込む。開始から40分後にやっと1尾目がヒットしたが、合わせと同時に外れてしまう。橋の影でフライの位置が反応が近いと流すのが楽だ見にくく確実に口に入ったかどうか判断できないで合わせたから、掛かりが浅かったのだろう。出ていた反応は一瞬消えたが、しばらくすると復活したので、それに向かって送り込む。水面が穏やかなので、目を凝らしてみるとフライの頭が空が映り込んだ水面に黒く見える。僅か5mmのフローターの影だから、ちょっと目をそらすと判らなくなってしまうが、水面のラインを辿り、黒い影を探す。見失ったらラインを少し引いて引き波を立てて位置を確認しやっと1尾目をゲット。次もすぐにヒットしたが、寄せる途中で、底に沈んでいたゴミに絡んで外れてしまう。反応を探していると右岸側で反応が出た。立ち位置はかなり下流まで来ていて橋のすぐ前。そこからだと影の部分に出た反応までが短く、流す時間も短僅か30cmなのに底が見えない縮される。反応の上流にフライを落とすとすぐに次がヒット。これをリリースし、橋の影の向こう側に行ってしまった群れに向かって送り込んでヒットしたが、これも途中で外れてしまう。その頃から群れの移動が橋の影に回ってこなくなり、下流で単発に反応するだけになってしまう。下流に送り込んでも、位置がハッキリしないのでどうしようかと悩んでいると足元の流れが濁ってきた。上流の工事の濁りで瞬く間に30cm程しかない底が見えなくなってしまう。反応もほとんど無くなってしまった。本流を切りあげ左の用水に移動しようと岸辺に行った時、まだ撮影していなかった[タネツケバナ]がきれいに咲いているのを見つけ、これの撮影をしてから左の[東豊田用水]の水門に向かう。しかし水門前は相変わらず回遊がないので、上流底はぬかるんでいて怖いのブロック帯に向かう。水門前では立ち位置が低かったので流れの濁りを確認できなかったが、ブロック帯の前に来て驚いた。流れは直前にきつい濁りが入ってきたらしく、薄濁りの岸辺と流れの濁りの境目がハッキリ見えた。対岸のブロック帯のなかも薄濁りが広がり、ブロックの頭すら見えないも見えない。しかも連日濁っているらしく流れの底は目の細かい堆積土砂が新たに積もっていて前回よりも滑りやすい。一歩ごとに底に足を埋め込むようにしてブロック前に行くが、水面への反応は見えない。沈めることにするが濁りのため反応が期待できない。それでも[目の前に流れてくれば口を使うかもしれない]との希望的観測でキャストして見たが反応が無い。インディケーターにそれらしい当たりは全く出ないが、時折ゆ濁りは消えていて2尾追加っくり引っぱられるように沈み込んでいく。[ティペットに触っているのかな?]と考え棚を少し浅くしてみる。暫く粘ってやっと小さな当たりが出て1尾ヒットしたが、当たりはその1回だけで後が続かない。1時間以上頑張って見たが追加できないので、ここを切りあげ横の本流を覗き込んで見ると、先程までの濁りが消えている。そのまま本流に降りたいのだが、付近は足場が高くて流れに降りられない。橋近くまで行って流れに入ると、目の前からコイが逃げだして行く。[あ〜、そこにも居たんだ]とガッカリしながら先程と同じ様に橋の影を重点的に探す。左岸前から右岸前まで広範囲に探り何とか2尾追加して6尾。しかし反応はそれでお終い。いつもは左岸を下流に下るのだが、今回は右岸を下流の床固第一投でのヒットに向かって下る。床固右を下に行き、右端の細流を覗くといつもの反応が出た。立ち位置を流れの筋に合わせフライを送り込むと、すぐに飛びついてきてヒット。コイを見つけてヒットまでの時間が短いと[やった〜]という気になる。もう1尾居るはずだがその事は考えずに取り込んだので、ここを切り上げて下流の段差下へ移動。横から静に近づき、遠目から様子を見て巻き返しで反応したコイに向かってキャストし、ここでも1投目でヒット。短時間でのヒットは本当に気分がいい。気を良くして次を狙うが、ここからが厳しかった。段差下の流れで出るはずなのに反応が出ない。時間は5時半を過ぎ西の山に日が沈み、残り時間が僅かになる。急いで下流のプールに行き流れ込みの浅場を慎重に探る。浅場に幾つか頭を見つけ複雑な流れのどこか反応は幾つも在ったがら流すか考えながらキャストしたが、コイまでの距離が短くキャストの腕の動きを気付かれたらしく、フライが流れて行った時には居なくなっている。次のポイントでも同じ様に反応はあったが、流す筋が判る前に消えてしまう。反応は岸沿いに幾つも出ていたが、キャストエリアに近付くと消えてしまう。少し離れた位置からフライを送り込みやっと9尾目をヒット。何とか9尾を取り込む事ができたが、用水路の濁りさえなければもう少し釣果が伸びたと思うと悔しい。工事は間もなく終わる筈なんだが、出漁は工事のない日曜日の方がいいのかな?





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