ポイントによって活性が極端に違う (2013/6/9)
6月9日、前日の釣果を[良し]とするか[悔しい]とするか迷いながら[取り戻すのは厳しいな〜]と思いながらも二子に出漁。一ヶ月ぶりだから誰かに会えたらいいな〜と考えながらいつもの兵庫橋上に。流れに先行者の姿は無くガッカリしながらも喜んでいつもの[虎の門]前に入るが、それらしいコイの姿が見えない。[何処に居るの?]と辺りを見回すが姿が見えない。取りあえず[虎の門]の直ぐ上流側の倒竹の間の様子をみると、岸辺に倒れて半沈みの倒竹の間にコイの姿が見えた。水面に垂れ下がっている倒竹の下にもそれらしい黒い影が見えるので[いいかもしれない]とキャスト開始。しばらくすると下流から回遊して来たコイが目の前を通過したり、上流から廻ってきたのが倒竹の間に入り込んで行ったりし始める。そんな時、岸の倒竹のすぐ前に落としたフライに反応が出たが空振り。フライを2度吸い込もうとしたが吸い込めず、3度目で反転してしまうのもいた。たまに出る反応に向かってキャストを繰り返している時後ろから声が掛かる。振り返ると木村さんが居たので合流しようとすると「そこに居るからそのまま狙った方がいい」と合図をくれる。「了解」と合図を返しそのまま釣り続ける。木村さんは下流に移動して釣り始める。しばらく経って目の前のポイントで、上流から回って来てフライに一気に飛びつきヒット。暴れるコイに驚いて垂れ下がった倒竹の下から数尾が慌てて逃げだして行く。それを眺めながら寄せに入るがなかなか寄って来ない。しばらくすると、下流に居た木村さんがすぐ横にやって来て撮影してくれている。「なかなか寄ってこないよ」とぼやきながらやり取り。やっとネットインし陸に上がって記録撮影。リリース後しばらく木村さんと立ち話をした後、ポイントに戻るがコイの姿は見えなくなってしまう。下流では木村さんが同じポイントに向かってキャストを繰り返しているので[あそこには居るのかな?]と様子を見に行き、直ぐ上流側でヒットしたが、対岸の倒竹の中に入り込まれてブレイク。木村さんもしばらく頑張っていたが対岸にフライを引っ掛けたのを機に「本流へ行きます」と分かれる。兵庫橋上で反応が無くなったので、上流に向かい、反応が見つからないので、本流の新二子橋下へ廻る。上流に向かいながら、左岸のぶつかり横の巻き返しを土手上から眺めると、速い流れの中、引き波を立てながら泳ぎ回っている数尾のコイを見つける。急いで上流から河原に降りてポイントを上流から攻める。波立つ流れので水面に浮いている姿が見えないので、サーチして見る。水面の変化でやっと見つけた引き波の横をパンが流れて行ったが全然反応しない。その筋に載せてフライを流してみたが、やはり反応しない。[おかしいな〜]と悩みながらラインを手繰っていると、手元に小さな振動が伝わった。[水面で動く物に反応するのかな?]と考え、それに向かってフライを送り込み、その直前でラインを止めて様子をみた。すると水しぶきが上がってヒット。[やった〜!]と喜んで寄せに入るが、コイの重量感が全く無い。細い魚体に[マルタか?]と思ったが足元に寄ったのは59cmのニゴイだった。[それじゃあそこに居た数尾は全部ニゴイだったのか]とその動きを納得。コイの反応が無いので上流に向かい流れを渡って平瀬川の合流点へ行くが、いつもの橋桁周りは全く反応が出ない。諦めて下流に下り新二子橋下へ向かう。橋下の左岸に餌釣りが一人居るので橋桁周りを重点的に攻めてみたが、数少ない反応にことごとく見切られ釣果無し。それでも時折反応が出るのでしつこく粘る。4時を過ぎた時、餌釣りが帰っていったので、今度は橋桁周りを横から攻める。5時を過ぎた時急に橋桁の横で反応が出始めた。その後30分で3尾を釣り上げる事ができたが、それでお終い。右の流れを切りあげ左の東京側に行く。右からの流れが合流するところの少し上流側に、少し深くなるところが在り、その流れ込みの浅場に数尾のコイの背中が見える。浅い瀬を進みながらコイの上流にフライを落としコイの口の前に誘導する。最初のコイはフライを無視したが、2番目の奴がゆっくりフライに向かって来て吸い込んだ。大きくロッドを立てるとヒット。下流に走るのを追い掛けて下流の浅瀬に引きずり揚げる。コイを見つけてから取り込むまで動き続けて5尾目。下流に向かいそのまま二子橋をくぐる。右岸はBBQの後片付けの係員が忙しく作業をしていたが、彼らの作業が終わり人影が無くなった岸近くに、コイの背中が浅瀬に見える。近くに行きコイの目の前にフライを落として見ると、何の躊躇いもなく素直に吸い込んでくれて6尾目。そのまま下流に向かいながら浅場に居るコイを探すと下流の瀬で背中を出しているのを見つける。これも上流から口に向かってフライを流すと、素直に吸い込んでくれて7尾目。そのまま流れを渡って東京側へ。左岸沿いに二子橋まで岸辺の様子をみたが反応は出ない。辺りが少し暗くなってきたので[そろそろ切り上げようかな?]と二子橋の下をくぐりながら考えたのは[しばらく兵庫島横の出っ張り裏の様子をみていなかったから覗いてみよう]と言うこと。減水した流れを横に見ながら出っ張り下に行き、巻き返しの下流からサーチしてから少し進んだところで流れをみていると、目の前を流れて来たパンに反応が出た。[あっ、居た]と喜んでラインを引き出しかけた時、目の前にいたコイは驚いて岸から離れて行ってしまう。[あっ〜、行っちゃった]とガッカリしながら[こっちに行ったから]と岸から少し離れた所に浮いているパンの横にフライを落とす。[パンに反応したら、行き先が分かるだろう]と様子をみていると突然フライに向かって水中から飛び出してきた。水面の水しぶきと同時にロッドが動きヒット。[近くにパンがあるのにどうしてフライに飛びついてきたのだろう]と驚きながらの8尾目。余り期待していなかった二子で8尾の好釣果に満足な1日でした。 |