思わぬところでラッキーな連続ヒット (2013/10/6)
10月6日、前日は雨で増水していたので出漁を取りやめ先週良かった一番橋下を目指して浅川へ向かう。途中友人が来ているかもしれないアユのポイントを覗き増水が残っているのを眺め[増水だから来てないか]で直ぐに浅川へ。一番橋下のポイントに着き流れを眺める。前回は急いで流れに降りたのでポイントの確認をしていなかったので細部をチェック。下流の用水土手の影響で、岸沿いのブロック帯は全て水中に隠れ、上流からの流れも勢いよく流れ込んでいる。その流れ込みの半分水没している茂みの影から下流を狙ったことを確認し、左岸の[東豊田用水]の水門前を覗く。タックルの準備中に1尾の姿が見えたが近くまで行ってみるとオイカワと思われる小魚の群れ以外何もいない。水門前を通って岸辺から流れに突き出した茂みの横に移動。上から眺めたとき、ワンドの中に浮いているコイの姿が幾つも見えたが、到着してみるとそれは消えている。狙いは右側の流れとワンドの境目で、対岸へぶつかるところまで。元気な反応を期待して流れの境目をサーチして見るが全く反応が出ない。[エッ?何ででないの?]と驚き[前回とどこが違うの?]と周辺を眺める。違っている事といえば対岸に餌釣りがいない事くらいで他に思い当たらない。目の前のワンドに浮いていたから、居ないはずがないのに反応しない。[おかしいな〜]と思いながらも[必ず出てくるはず]としつこく様子を見ていると、流れの方に反応が出て、少しずつワンドの方に移動して行く。ワンドとの境目は流れが複雑で時折大きくカーブするので思ったとおりラインが流れていかない。コイはフライの方に向かっているのにドラッグが掛かり始め、追い掛けて喰い付こうとしているのを諦め潜ってしまう。反応が流れの方から始まるのを確認してからは、そちらをメインに探し始める。しばらく待っていると再び流れで反応が出た。ラインをピックアップしてコイの上流に落として送り込むと直ぐにヒット。開始から25分掛での1尾目。その後もう1尾ヒットしたが、途中で外れてしまう。しかし反応はその後止まってしまい、待っていても出てきそうにないのでここを諦め護岸に上がる。[平山橋に行くかこのまま下流の様子を見るか]と悩んだが[下流の様子を暫く見ていないから…]と言う事で護岸上を下流に下る。全体にコイの数は少ないが沈んだブロック帯の中にポツポツ姿が見えるので、見つけたコイの上流から護岸を下り、ちょっと深目の岸際を渡りブロック帯に入りブロックの上に立つ。狭くて不安定なブロックの上から下流に向かってフライを流すが反応しない。小さなブロックの上を下流に移動するのは危なそうなので、一箇所に止まって反応を待つ。やっと下流の護岸沿いに反応が出たのでそれに向かってキャストし、ラインを送り出して待つ。[そろそろだな]と思ったとき左から頭が現れフライが水中に消える。しかしそこはブロック帯の真上。[ヤバイ、潜られたら…]と思った瞬間手元に伝わっていたコイの動きが消えてしまうがラインは沈んだまま動かない。[ブロックに引っ掛かって外れた]と判る。ブロックの上を飛ぶようにして岸際に行き、斜めの護岸の飛び移り下流へ。ブロックに引っ掛かったフライを外し、斜面を少し登って下流を眺める。コイの姿がブロックの向こう側に見えたので、再び斜面を下りブロックの向こう側にキャスト。反応はすぐに出たが、フライの直前で止まり水しぶきを上げて潜ってしまう。次はフライが口に入ったように見えたので合わせるとヒット。しかし沖に向かって走った直後に外れてしまい、フライにはウロコが1枚。その後も激しい見切りの連続で、反応はするがヒットしないし、やっとヒットしても外れてしまう。後の護岸にフライを引っ掛けてフライを無くしたりしながら、少しずつ下流に移動して反応を探し、取り入れ土手の横まで来てやっと2尾目がヒット。今度はブロックを上手くかわして取り込む事ができた。しかし岸近くへの回遊がなくなり、見えるのは用水土手のすぐ横だけで、フライの届かない距離。そのまま上田用水の水路を眺めながら下流の[浅川北第五排水出口]の水門前に移動。以前は水門前が緩い流れになっていて幾つか釣果があったのだが、上田用水の水が多く、オーバーフローが流れ込んでいて姿が見えない。そのまま排水の流れを下って本流へ移動。本流の様子をあちこち覗いて見たがどこも反応が出ない。流れの様子から必ず入り込んでいるはずなのに反応しない。時間は4時前で、前回良かったのは4時半頃からなので[少し早いが行って見るか]と最初のポイントに戻る。その途中、排水からの流れが本流にぶつかる手前で下流に向かって向きを変えるところに、増水時に出来た流れが小さな入り江になって残っているところにぶつかる。下ったときも見ていたが全く気にしていなかったが[ひょっとして?]とその水面を眺めると濁った水中に黒い影が見えた。[居る〜]判り様子を見ると元気な反応が出た。数尾が一斉に反応する中にフライを落とすと直ぐにヒット。しかしショートレンジのため連続2回の合わせ切れ。しかし反応は消えずその後短時間に6尾をゲット。普通なら絶対に見逃してしまうような小さなポイントでラッキーな連続ヒットは嬉しい。最後の1尾は手前の流れに逃げ込んで、それを追い掛けて下流に走り、本流手前でやっと取り込む事ができた。反応が消えたので再び最初のポイントを目指し移動。最初と同じ様に流れの境目で1尾追加したが、反応は以前のように連続しない。辺りはどんどん薄暗くなり始め、反応が見難くなってくる。[そろそろ切り上げよう]とラインを巻き取り始めた時、目の前の草の根元にコイの反転する水の動きが見えた。[エッ?居たの?]で巻かけのラインをそのまま草の向こう側に落として見る。フライは全く見えないが直ぐに[ボコッ]と音が聞こえたのでロッドを立てるとヒット。最後にラッキーな獲物で10尾目。期待したところでは出なかったのに。 |