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台風26号の増水でラッキーポイントは埋没 (2013/10/19)増水でポイントは埋まってしまう
10月14日、伊豆大島で大きな被害を残した台風26号の増水が治まりきらず、多摩川本流は増水中の筈でネットで水位を確認すると、本流はまだ50cm程高いのに浅川は20cmと下がりが早い。しかも一番橋下流に在る[上田用水]の取り入れ土手は増水で流されているだろうから、護岸前のブロック帯から様子が見られるはずと期待して浅川へ向かう。ポイントに着いて流れを見ると、期待通り下流の取り入れ土手は崩れ護岸前のブロック帯の頭が見える。しかし浅くて速くなった下流の用水土手は崩れ…流れのはアユ師が二人入り込んでいる。目の前のブロック帯の巻き返しには幾つか黒い影が見える。前回の立ち位置横の茂みは微かに残骸を残すだけになり、浅くなった流れが瀬を作って下流に広がっているが、巻き返しに見える姿を狙うことが出来るかもしれないので、前回と同じ立ち位置に向かう。歩き易くなり、前回までは取り込んだコイの撮影場所まで茂みの中を歩いて行かなければいけなかったのが、立ち位置のすぐ横で撮影できそうなので嬉しい。ポイントに向かってフライを送り込むが流れの横の筋では反応が出ない。暫く様子を見ていると巻き返しの中を浮きながら廻ってくる姿がポツポツ見える。その移動先を狙ってキャストするが、期待通りのコースを進まず、ウロウロしながら進路を変えてしまう。幾度目かにこちらも様子が変わっているやっとフライに向かって来たが、直前で反転。次はフライの下を素通りしてしまう。しかも水中に見えるコイは小型で、水面にはよく反応しているが、フライには見向きもしてくれない。[あいつらを狙ってもダメか]と諦め、ポイントを変える。前回反応のあった右の流れの中に落として見たが反応が出ない。前回より浅くなっているためだろう。[それじゃどこだ]と流れの先の様子を見ていると、対岸際の整列したブロック帯の中で反応が見える。[あそこか。でもまずいな〜。掛けても取り込めるかどうか]とブロックを交わして寄せる自信がない。それでも反応がそこしか出ないので思いきって送り込んでみる。水面ギリギリのブロックにフライを引っ掛けることも幾度か在ったが、ブロックを交わしながら送り込んでや対岸のブロック帯で2尾ブレイクっとヒット。やっとヒットしたのはいいが一気に下流に走られ、ブロック帯の先の崩れブロックの向こう側に入られてブレイク。[あ〜、やはりそうか]とガッカリ。しかし何とブロックを交わすことが出来るかもしれないと、再チャレンジ。水面に見えた黒い影に向かって送り込むと直ぐにヒット。しかしこれも同じコースを走りブレイク。連続ブレイクに気落ちしながらそこを切りあげ、ブロック帯の上流側へ移動。上流側から掛ければ下流に走られても何とか寄せることができそうだったが、肝心のコイの姿が消えてしまう。水面に近いと水中にいるコイの姿が見えないので、斜め護岸の中腹に登り、ブロック帯のコイを探しながら下流に移動。流れは右岸側からブロック帯にぶつかり、そのままの勢いで下流に向かうが、その速い流ブロックの中の回遊を狙い7尾れもブロック帯の中までは影響しないので、ブロックの間に回遊しているコイの姿が見える。それを見つけると少し斜面を下ってキャストし、やっと1尾目をゲット。それからは同じ要領でコイを探し、ダイレクトに狙ってキャスト。同じ場所で下流からの回遊を待ってみたり、反応が無くなれば少しずつ下流に下りながら反応するコイを探して狙い撃ち。ポイントは用水取り入れ土手が崩れているので、今までよりも範囲が広くなっている。その終点近くまでポツポツ釣れ続きブレイクで2尾を取り逃がしたが何とか7尾を釣り上げる事ができた。しかし下流に行くほど回遊は少なくなり、最後は用水路の浅い流れに到着。流れを見ると、崩れたより入れ土手の下流側に良さそうな流れが見えるので、浅い水路を渡渉して移動。狙ったポイントで1尾左岸前に浅い瀬が下流に向かって伸びている先は、流れが落ちつき水深も少しありそうなので速い流れを嫌ったコイが必ずいるように見える。流れ込みから少し離れて様子を見ていると、水面に口が出た。[居た〜]と喜んで流れの筋にフライを落とす。反応は少しウロウロしながらフライに近付き頭を水面に出す。これを難なくヒットして8尾目。しかしここでの反応はこの1尾だけ。[もう少し居るはずなんだけど]と暫く様子を見たが出て来ない。瀬をそのまま下ると下流が深くなっていて渡れそうにないので左岸に上がり、先に見つけたラッキーポイントを目指す。しかしラッキーポイントのあったところに流れはなく一面砂利の河原が広がっている。[あ〜、ここは埋まってしまったか]とガックリ。右に見える本流は増水で流れが速い。小さな巻き返しでヒット[あそこには居ないからどこかに避難しているはず]と周辺を探す。ちょうどそこには[浅川北第五排水出口]の水門前で、前回は[上田用水]のオーバーフローが流れ出していてコイの姿は見えなかったけれど[オーバーフローがないから流れは穏やかなはず]と様子を見に行く。ポイントは狭いが水門からの流れの右側に緩い巻き返しが見える。[あそこに居るかな?]と岸辺に上がり流れを覗き込むが姿は見えない。[何処かに居るはず]と対岸の用水横を見ると黒い影が幾つも水面に浮いている。[居た〜]と喜び下流側からその小さな水面にフライを落とす。すぐに飛びついて来たがショートレンジを意識していなかったため合わせ切れ。しかし反応はそのまま残っていたので直ぐにヒットして9尾目。次のヒッ反応はあったが流れが複雑でトは途中で外れてしまう。反応が見えなくなったので[どこに行ったかな?]と探していると、水門の右側の巻き返しで反応が出た。[あそこに廻って
来たか]とそれに向かってキャストして10尾目。反応は消えてしまったので本流に戻り下流の様子を見る。長い瀬の先で数尾の反応が出たが、ここは流れの筋が多く複雑に流れていて、反応に合わせきれず釣果無し。最後にもう一度水門前に行くと左の巻き返しに1尾浮いているのが見えた。先程と同じ様にキャストして11尾目。増水の残る浅川での11尾は嬉しい釣果。これがいつまで続くのだろう。




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