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反応は少なかったが、会心のヒットが2回 (2013/11/17)反射的に合わせてヒット
11月17日、前日の釣果が今一だったので、新しいポイントを探そうかと考えながらもいつもの二子に出掛けてしまう。ポイントはまずいつもの兵庫橋上から。水辺でタックルの準備を終えたとこれで、目の前に小魚が回って来たのに気付く。オイカワより大きく20cm程度。数尾が群れになってウロウロしている。よく見ると鰓の後に独特の黄色い模様が微かに見え[アユ]だと確信する。この時期にまだウロウロしていると言うことは、本流にも残っているはずだから「産卵期の禁漁が解ける12月から期待できるかも
  元気なアユの姿があった
しれない]等と考えながらいつもの[虎の門]前に行くがポイント奥にそれらしい姿が見えない。すぐ横の[崩れ護岸]前に行ってみるがやはり反応が出ない。風邪は下流から吹き岸際が狙い難く、枯れ枝に引っ掛けてフライを1本取られてしまう。何処に居るのか考えながら取りあえず下流に向かって様子を見る。倒竹が何本も倒れかかっていて、見つけても狙える場所ではないのは判っているが、反応のないまま粘るのもつらい物があるので取りあえずコイの姿を探す。ポイント最下流部の倒竹横は、前回も回遊があり[多分あそこなら居るだろう]と期待してポイントを眺めると、黒い影が倒竹の上流の岸辺を移動しているのを見つけた。しかしコイはそのまま下流の倒竹の中に入り込んでしまい倒竹の中から出て来ない。[待っていれば必ず出てくる]と信じて倒竹前で出て来るのを待つ。しばらく待っていると倒竹前を下流から廻ってくるのが見えた。その上流にフライを落とし反応するのを待っていたが、水面が波立ちフライを見失ってしまう。[フライは多分あそこにある]で反応を待っているとそれより奥で反応が出る。[あ〜、そこじゃない]と思うがコイはそのまま上流に向かう。コイの前に落とそうとピックアップすると、先程反応した辺りからフライが帰ってくる。[エッ?フライはあそこなの?]とフライのあった場所でコイが反応したことに気付き[どうして合わせなかったのだろう]と悔しくなる。上流に向かったコイは一度姿が見えなくなり、しばらくすると対岸沿いに移動しているのを見つけるが、それが同じコキンクロハジロ?イかどうか判らない。そのコイに向かって急いでキャストするが、風邪の影響で狙う場所に届かない。それでも倒竹の中に入り込んだのは見えたから、対岸ギリギリに落として倒竹前に流していく。フライが倒竹のすぐ横に来たとき、葉っぱの奥から頭が現れ大きな口が開く。[来た!]とタイミングを気にする前に腕が動いてしまうが、手元にヒットの感触が伝わり、反射的な合わせのヒットに気分がいい。コイは倒竹の中に入り込むこともなく流れに出てきたので難無くネットイン。開始から50分での1尾目。その後幾つか回遊はしてきたが、フライを見つけても直前で反転したり、真下を何も無かったように通過して行ったりでフッキングしない。倒竹周りを攻めているとき、下流から倒竹の中に入り込んでいく水鳥が居た。どこも反応が無い全体に真っ黒で、クチバシだけが白くいつものカルガモとは違っている。時折倒竹の中から出て来るが直ぐに戻ってしまう。後で図鑑を調べると冬場の渡り鳥の[キンクロハジロ]のようだ。ポイントでの反応が無くなってしまったので二子橋下流のポイントへ移動。しかし全く反応が出ない。その横の本流へ行って見たが、こちらは風のため一面に波立ち、水面への反応が見難いし出ていないように見えたので上流へ向かい移動。新二子橋下周辺は流れが速くコイの尾と付きそうなところがない。そのまま上流に向かい、前回2尾釣り上げた左岸前のワンドに向かう。土手上からポイントのコイの姿を探すが、水面反射のため水中が全く見えない。取りあえず[居るかもしれない]と斜面を下ってポイント上流の水辺に出る。水辺いつものポイントの手前でに出た途端にすぐ横の岸際から水しぶきを上げて逃げだして行くコイを見つけ[エッ、こんな所に来ているんだ]と驚く。ここに来ているのなら[下流側の岸際にも居るかもしれない]とその場所から下流の様子を見る。岸際の緩い流れの様子を見ていると確かにコイの反応はあるが、フライが流れて行っても反応しない。その代わりすぐ横の速い流れの方で元気な反応がポツポツ出る。[こっち側か]と岸部の緩い流れから速い流れに狙いを変えて流す。 筋を色々変えながら流し、左の茂みの最下流部辺りにフライが辿り着いた時、右の速い流れから口を開けたコイが現れる。フライの正確な位置を掴んでいなかったが、流したラインの長さから[出てきたのは俺のフライだ]と信じて勢いよくロッドを立てるとガッチリヒット。右の速い流こちらは反応ナシれに入り込むが下流に向かって走ることなくゆっくり上流に向かって来る。無理に寄せようとせず、コイの動きに合わせてすこしずつラインを手繰り、上流に移動するのに合わせながら少しずつ手前に寄せ、岸部の緩い流れでネットイン。2尾目をゲットした後始めに予定していた下流のポイントに行く。居るかどうかハッキリしなかったので暫く粘ってみたが反応が出ない。ここを諦め中州に渡り対岸の平瀬川との合流点へ行くか下流の新二子橋下へ行くか悩んだが、水量の少ない平瀬川合流点は厳しいだろうと新二子橋下へ向かう。橋の手前から様子を見ると今までオイカワばかりだった流れなのにサーチがそのまま流れて行き、元気なコイが反応した。[居る〜!]と喜んで反応するコイの近くにフライを落として見たが、コ満月直前の月がイはサーチに夢中で一緒に下流に流れて行く。その下流にフライを落とすと水しぶきが上がって驚いて消える。横に出た反応には脅さないように上流側に落として見たが下流に向かっているのでフライは無視。結局元気な反応は幾つもあったがフライに載せることができず惨敗。水位が下がっていたが、オイカワが居なくなった事と、新二子橋より少し上流にもコイの姿が確認できたので、これからの攻め方の参考になった。日没近くになり流れを遡って中州に戻り、左の流れを渡渉して岸に上がったとき二子の街の上に満月直前の大きな月が昇っていた。




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