Top-Image

line

開成で新パターンのテスト (2014/1/10)平日の開成
1月10日、4日に王禅寺で、昨年から作っていた新パターンのテストをやったが、開成がメインのパターンなので結果が今一だった。[出来るだけ早く行かないと気力が無くなってしまいそうだし]とモヤモヤしながら過ごしていた。しかし、今度の週末は3連休だから思いきって連休前の平日に出漁する事にする。1年近く燻製を作っていなかったので、メインは獲物だが[テストパターンが外れても従来パターンで何とかなるだろう]とクーラーをぶら下げて出掛ける。7時オーさすがにヒトは少ないプンなので6時に家を出て7時に開成へ到着。駐車場はガラガラで、駐まっている車は僅か5台。以前買った回数券の最後の1枚で入場券を購入し釣り場に向かう。ポイントはいつもの管理棟横の1st ポンド。タックルを準備しながら水面を眺めるが反応はそれ程多くない。天気予報ではこの冬一番の寒気が来ているそうで心配したが、それ寒くない。水面からもモヤが立ち上っているようには見えないが、いつも見える正面の富士山は雲の中に隠れている。最初のフライは[Camel]に染めた素材で作った新パターン。ここで効果のある[P-chan]のタイイングを簡単にしたパターンで[Q-chan]とでも呼ぼうと思っているもの。ティペットに結んで第1投目。ドキドキしながらマスの反応を期待したが、意外にも反応してくれない。ブラウンとF-1が多い[エッ?どうして?]とちょっと焦る。それでも[そんなはずはない]と気を取り直して再キャスト。3投目にやっと1尾目をヒット。まずまずのサイズだったが[もう少し大きいのをキープしよう]とリリース。その後、キャストごとに反応はするがなかなかヒットしない。しかもやっとヒットしてもキープサイズが来ない。しかも何故かブラウンばかり。時折F-1も釣れるが大きくない。そればかりか合わせと同時に飛んでくる塩焼きサイズ。今まで開成では釣れたことのないサイズで、塩焼きサイズよりも小さいのも出る。[なんだ。これは。こんなのを放しているの?大型の餌かな?]とも思って見たが、餌にしては大きい。もう1尾キープしたところで反応が少なくなってしまう。落としたフライに時折反応はするが、直前塩焼きサイズばかりでUターンしてフッキングしない。[色がよくないのかな?]と考え[Brawn]に替えてみる。しかし反応は変わらない。[このパターンが悪いのかな?]と言うことで従来の[P-chan]に替えてみるが反応は同じ。明らかにこのフライを見切っているように思える。反応はどんどん少なくなっていくので、場所探しに移動する。1st ポンドを反時計回りに奥に向かい、一番奥の水車周りの様子を見る。しかし釣れるのは塩焼きサイズばかり。小田急側の様子を見たが反応自体が少ない。そのまま2nd ポンドへの流れ出しまで来た時、右手の小指の根元が変に痛い。見るとキャスト豆で硬くなっているところの皮が剥けている。このところ出漁回数が少なく[皮膚が柔らかくなってきたからかな?]などと考えながら3rdポンドの様子を見やっとキープサイズ:F-1のオスる。しかし反応が出ないまま奥の排水路に辿り着く。排水路の上に架かった橋の下に幾つも黒い影が見えるので、その下のフライを送り込む。しかし反応しないので[Orange]に変えてみる。幾度か送り込んだ後水しぶきが上がりヒット。釣れたのは50cm程のF-1のオスでデップリ太っている。[これはキープ]のポケットに入れておいたストリンガーに止める。暫く同じ場所で遊ぶも半分は塩焼きサイズ。ここを諦め獲物をネットに入れて急いで最初の場所に戻り獲物をスカリの中へ。管理棟のトイレに行き、横の水族館を覗き込むとそこには塩焼きサイズがひしめき合っている。[エッ?これをこれから放流するの?]とガッカリ。[こんなのばかり放流していたら客が減ってしまうだろうに]と心配しながら、3rd ポンドの通路側に行き沖を眺める。そ3rdポンドの中央からこには湖底から流れが湧き出していてその流れの中にアルピノが動き回っているのが見える。[アルピノが見えると言うことは黒いのもいるはずだ]とその湧き出しの横に遠投する。手前は流れがないので先端部分だけが流れに乗ってゆっくり扇形に流れ、ヒットしたのは太目のキープサイズ。足元にキープしておいて次を狙うと、今度はそれ程大きくはないがアルピノがヒット。アルピノの味を確認するためこれもキープする。反応が消えたので戻ってスカリに移し替える。目の前のポイントは少し寝かせておいたので幾つか反応が出たがキープサイズは出ない。フライへの反応も今一なので思いきってパターン変更で[Rubbre Leg]の[Orange]にする。しかし釣れるのは細いF-1と塩焼きサイズ。何やっと爆釣タイムとか1尾キープしたがここを諦めもう一度奥に向かって池巡り。しかし状況は変わらず反応が出ない。昼前にいいのが釣れた通路に行ってみると、池の中央の湧き出しは止まっている。[あ〜、ダメか]とガッカリ。時間は終了の40分前でキープは6尾しかない。最後の獲物を期待して最初のポイントに戻ると、状況が一変している。フライが水面に落ちると同時にフライの周辺に波紋が広がる。水しぶきを上げて飛びついて来るのが見え、一番期待している[狂喜乱舞]の始まりだ。着水と同時に反応し合わせ損なってもすぐに同じ場所に落とすと次が反応してヒット。もう止まらない入れ食い状態。これを幾度となく繰り返し終了まで連続ヒット。キープサイズも一気に4尾を取り込んでリミットの10尾に到達。その後も連続オスとメスでこんなに色が違うヒットが続き、先にキープしたよりも大きいのが釣れて悔しかったがリリース。結局新パターンは[マッチ・ザ・ベイト]には正解なのが判ったが、マスのスレ方が気になる。小型には閉口したが、合計79尾。持ち帰った10尾の中に抱卵しているメスが4尾いて、イクラが大量に採れた。特に腹の薄い抱卵メスを生食用にしようと開いてみると、身が白っぽくなっていた。数年前に持ち帰ったマスの中に同じ様に白っぽい身なのがいて不思議だったが、あれは産卵期後のメスだったようだ。抱卵メスを今日食べたが味は変わらずおいしかった。残りは燻製中。




line
サイトマップへ
Copyright © 2014 Katsumasa Fujita