雪解けの増水と濁り、おまけに工事濁りであわや"ボ"
(2014/2/22)
2月22日、2週連続の大雪で出漁できず、マスの新しいハリを作り貯める。久しぶりの出漁にワクワクしながらいつもの浅川へ向かう。途中、路肩には雪が残り走りにくかったが無事到着。ロッドを抱えていつもの降り口に行くと、斜面は日陰のため雪が残っていて降りられない。雪の避けたところを探して河原に降りて平山橋をくぐると、今まで流れていなかった河原に浅いが流れが在る。[エッ?どうして?]と考えてみると[雪解け水]で増水している琴に気付く。パシャパシャ水音を立てながらいつもの開始ポイントへ向かう。水辺に着いて見ると流れは笹濁りで透明度は30cm弱。しかもいつもより速い流れでコイの姿は全く見えない。タックルの準備を終えてから流れに入り水温を計ると12度でそれ程冷たくはない。濁りの中、対岸に集まっているはずのコイの姿を探すが流れが速いためか全く見えない。[おかしいな〜。ここに居ないのなら下流に集まっているかな?]と橋の上流側を無視して下流へ下る。下りながら下流をサーチして見るが全く反応が出ない。そのまま下流に下ると浅い右岸からのキャストになり、流れにラインを載せることができないので、底の見えない流れを記憶を頼りに渡渉する。一歩ずつ底を探りながら何とか左岸に渡り、橋の下を眺めるが、微かに底が見えるがコイの姿は全く見えない。流したサーチへの反応を探そうと下流を眺めるが何も出ない。サーチが下の床固まで流れて行くが反応が出ないことを確認してから、左の東豊田用水の様子をみる。こちらも少し濁りがありいつもは見える流れの底が見えない。それでもコイがいれば水面への反応が見えるから、それを期待して下流のオーバーフロー前へ行く。流れの様子を眺めていると、オーバーフローの対岸に頭が出た。しかし濁りのために少し沈んで移動するコイの移動先が読めない。[何処だ?]と探していると目の前に浮いてきた。慌ててラインの長さを調節してキャスト。コイはすぐに沈んでしまったが、違う奴が横から飛び出してきてヒット。本流が厳しかったから[やった]と喜んで取り込みに入る。一度上流に走り、目の前を通過して下流に戻った後、やっと取り込み体勢に入る。しかし、頭を水面に出して寄せようとした途端に外れてしまう。この時のフライは、新しいマス用のパターンをコイ用に色換えしたもので[釣れるかな?]と心配だった物。心配とは[コイが喰い付くかどうか]で外れることは全く予想していなかった。それが外れたので[たぶん掛かりが浅かった]と納得してはいたが、やはり心配になり、いつものパターンに取り替える。いつもならここで外れるとポイント全部のコイが上流に向かって移動してしまうパターンだが、今回は下流にまだ残っていて、ゆっくり上流に移動しながら対岸沿いに反応し始める。その前方にフライを落とすとすぐに頭が出てきてヒット。しかし合わせた途端に外れてしまう。手元の感触から掛かりが浅くて外れたようには思えないので、フライをチェックするとフックが折れていた。フライボックスからピックアップしたのが古かったようで錆びていたのだろう。そういえば前回から3週間も触っていなかったから。ガッカリしながらも[次があるから]と上流のブロック帯へ向かう。途中斜面の上から本流を眺めるがコイの姿は全く見えない。向きを変えて用水路をなかげてみるが、こちらも濁りでコイの姿は見えない。しかもその濁りは下流のオーバーフローの所よりも濃いように思えた。[上流の工事のせいか?]などと考えながら流れに入る。その時対岸前に小さなアカミミが浮いているのが見えた。[啓蟄]には少し早いが季節的には出てきてもおかしくないな〜と思いながらブロックの向こう側の様子をみるが全く水面への反応が出ない。それじゃ沈めて…とフライを交換してキャストするが当たりが出ない。いつもならインディケーターが動いてコイのいる気配を教えてくれるのにピクリとも動かない。落とし場所を変え棚も変えてみるが変化無し。そんな時目に前に別のアカミミが浮いてきたので急遽カメ狙いに変更。カメの向こう側にフライを落としピックアップする。つまり引っかけですね(笑)。1投目で成功し裏面の記録撮影(後で確認すると4回目の出会い)。しかし肝心のコイの反応は全く無し。その内足元の濁りが気になり始める。始めは手前の流れだけだった濁りがブロックの向こう側にも広がり一面に濁りの中。当たりも出ないことからここを諦め本流へ移動。橋をくぐり床固右の流れに行ってみると、いつもより流れが多く[ひょっとして戻っているかな?]様子をみたが反応ナシ。床固下流の流れも反応ナシ。前回反応のあったポイントも何もでない。前回様子をみなかった下流のポイントも、流れ込みに1尾うろついていたのが驚いて下流に走り去ったのだけで全く反応ナシ。時間は既に4時を過ぎ残り僅かで、釣果ゼロ。大移動してポイントを探すには遅すぎる。最後に残っているポイントは、下流のブロック前だけ。[今日はボXX覚悟だ]と腹を決めて下流に向かう。今まで右岸沿いに流れていたのがまっすぐになりブロック前にぶつかるように流れが変わっている。その流れがブロックにぶつかるところの奥にコイの頭がでているのを見つける。静にキャストエリアまで近付いて見たが、手前の細い流れが邪魔で、頭の出ている所に落としたフライは直ぐに動き出してしまう。3度ほど落とし位置の様子をみている間に水面への反応消えてしまう。暫く様子をみていたが出てきそうにないので、取りあえず立ち位置を変えることにする。上流側からブロックに登り、コイの出ていた場所の真上から様子をみる。コイはブロック沿いにポイントを回遊しているがなかなか水面に反応しない。やっと少し下流に出た元気な反応に向かってキャストしてヒット。開始から6時間以上経っての1尾。サイズは42cmと超小型たが[大きさじゃない!「0」か「1」かだ!]と納得する。何とか1尾釣れたが厳しかったな〜。 |