工事の影響が残り、川底から濁りが舞い上がる
(2014/3/22)
3月22日、前日はお彼岸の墓参りで出漁ナシ。本流での結果を期待して浅川へ向かう。いつもの平山橋に着いてみると、流れは穏やかな感じで透明度も申し分ない。対岸の用水路のが気になるのでオーバーフローを眺めると本流に比べて少し濁りのある感じ。それでも前回に比べると全く気にならない程度。ロッドを持って斜面を下り橋の下を通過。水に浸かった河原から目の前の流れを見ると、やはりいつもより少し水量が多い感じで、流れに黒い影は幾つか見えるが底近くを泳ぎ回っているだけ。対岸際に姿が見えないのでそのまま橋に向かって下る。橋直下の暗がりには2〜3尾が水面に反応したが、巻き返しの緩い流れでフライを送り込む事ができず、逃げられてしまう。少し上流に戻って対岸に渡渉したが、思っていたより水深がありちょっと焦った。そのまま下流のコンクリート横に来てみたが、目の前に見えるはずのコイの姿は全く見えない。[今日はダメか]とここを諦め横の用水路の水門前に行く。しかし透明度が復活していて底まで見えるのだが、コイがいない。1尾は確実に取り込む事ができると皮算用していたが期待を裏切られてしまう。水門前がダメでも、上のブロック帯に行けば何とかなるので、左の本流を上から眺めながらブロック帯へ向かう。途中、本流を覗き込むと直前に渡ってきた流れに黒い影が幾つも上流に向かって移動している。右岸を下っている時、気配を感じてコイは下流に移動してしまったのが戻って来たのだろう。3mもある崖の上からはどうすることもできないのでそのままブロック帯へ。静に流れを覗き込むと、数尾が慌ててブロックの向こう側へ逃げ込む。そしてそのブロック帯には水面近くに黒い影が幾つか浮いていた。水面での反応を期待して影の上にキャストしようと流れに入ると、足元から濁りが舞い上がる。濁りだけなら流れて行けばきれいになるが、底がぬかるみ滑りやすい。一歩ずつ足の下を確認しながらポイント前へ。しかし見えていた黒い影は消えてしまい、水面が期待できないのでいつもの様にインディケーターを付ける。いつもの白いフライの反応が先週鈍かったので色を
[Tan] に変えてみた。[透明度はまずまずだから何とかなるだろう]とキャストするとすぐに当たりが出た。しかし空振り。それでもすぐに当たりが出たので気分良くキャストを繰り返す。開始から10分足らずで1尾目がヒット。コイがブロックの向こう側を逃げ回る時、ブロックの近くを泳ぐと堆積した泥が舞い上がり濁りが広がる。その濁りの中のコイを水面近くまで浮かせてブロックの上を引っ張って手前の流れに誘導する。その後はゆっくり取り込むだけ。濁りは記録撮影などしている間に流れて行き、次のキャストをする時には消えている。それから10分弱で連続ヒット。1時間で6尾釣り上げた後、次を途中で逃げられてしまいそれから当たりが激減してしまう。ポイントをあちこち探っている時、対岸から倒れかかっている枯草に引っ掛けてしまう。次は岸辺に生えている野バラに引っ掛け、インディケーターまで盗られてしまう。何とか2尾追加したが反応が無くなってしまったので対岸に渡り枯草の撤去とインディケーターの回収。キャストしやすくなったのを確認してから、次にどこに行くかを悩む。風が少し強くなってきたので取りあえず用水路の上流の様子を見に行く。途中から工事で歩き易くなった河原を、右の流れを見ながら上がって行ったが、どこまで行っても水深の変化のない単調な流れで、コイが回遊する事はなさそうだった。その先に以前結果の出た水門が在り水門の入口から奥はそのままだったが、手前にプールが作られている。しかし水深が浅く、日差しが明るいためかコイの姿は見られない。用水路は上流の滝合橋より上で別れているようだが、そこまで様子を行くと帰りが遠くなるので、ここで切り上げて横の本流の様子を見る。瀬がありそこからの流れがいい感じに広がってはいたが、水深が浅く気配が感じられない。[どうせここには居ないだろう]とそのまま下流に向かって進んでいると、突然下流に頭が出た。[あっ!居た!]と驚き急いでラインを引き出して流れにキャストしてみたが、距離が近過ぎて逃げられてしまう。逃げられたポイントの下流は流れが左右に別れ、左は平山橋に向かい、右は途中で浅い流れになって中州の間をぬうようにに左に向かう。左の流れにも反応はあったが、流す筋を把握できず逃げられてしまう。平山橋上は全く反応が無かったが、橋の下流で反応が出た。それを追い掛けながら下って行ったが、終点の床固前で反応は消えてしまう。床固横の細流も、前回反応のあった床固直下の巻き返しも反応ナシ。その下も何も無く、次のプールへ。右からの細流の合流点から様子を見ると、右岸前の緩い流れに元気な反応が出る。左の速い流れとの境目にラインを落とし、反応に向かってフライを送り込む。しかし反応は遙か下流に出たり、フライの横の離れた所に出たりと気まぐれで、なかなか狙いが絞りきれない。幾度も流す筋を変えながら、手前だったり遠くだったりを探るが反応の近くにフライが行かない。そんな時、流して[どこにいるのかな?]特許路距離していたら急に左から頭が現れフライに飛びついてきた。前触れなしのアタックで、合わせのタイミングを考える余裕の無いままロッドを立てるとヒット。速い流れの中ではなかなか寄せられないが、岸寄りの緩い流れに誘導して何とかネットイン。それまで水面での釣果が無かったので、この1尾は気持ちがいい。リリース直前にも下流に反応が出ていたので10尾目を期待してフライを送り込んで見たが反応してくれなかった。時間はまだ少しあったので、ここを切りあげ下流に移動。しかし下のプールでは単発の反応が出ただけで、移動先を見つけられず釣果無し。その下のブロック帯まで行ってみたが、流れの様子が増水時と違っていて送り込む筋を見つけられないまま終了。何とかもう1尾釣りたかったが、次回に期待しよう。 |