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中根淳一さんと一緒に多摩川でコイ釣り (2014/4/1)中根さんがヒット
4月1日、日曜日に雨と濁りのため中止になった取材のやり直し。前回中止になった後で思いがけなくいい釣りができたポイントが見つかったので、そこを狙うつもりで、中根さんに集合場所を伝える。しかし当日そのポイントに行ってみると、水位が下がりコイの姿が見えない。そんな流れを見ていると1尾が喰い気もなくのんびりしていた。中根さんはそのコイにレンズを向けて取材モードに突入。「ごめんなさい。ここはダメだから場所を移動します」と話、次のポイントを探取材モード突入しに移動開始。ここから先は取材の核心になるのでここには書きません。詳細は
フライフィッシャー誌の6月号をご覧ください。取材の結果は一応必要なカットを全て撮影でき、中根さんも私も満足な結果になりました。撮影終了後、今度はコイ釣りに関しての質問にお答えする取材。それも無事終わったところで「マルタに行きますか?」と話してみたが今一その気になってくれない。そうこうしている内に目の前にコイ次々にやって来るのが見える。「あれを釣ってくださいよ。ロッドをお持ちだから…」「練習用に車に積んでいるやつですが」でタックルの準備。フライをお渡しして釣り開始。初めはドラッグフリーに流すコツがつかめなかったみたいですが、すぐにコツを掴んでフルライン近くまで送り出す。コイを探してキョロキ詳細はFF誌でョロしていると突然ロッドが立ち「来た!いい出方でハッキリわかった」とヒット。さすがに本流のコイは引きが違う。せっかく手元まで寄せたのに沖に走り「ワッ、またかよ」となかなか寄って来ないコイに苦戦。それでもさすがに魚とのやり取りは慣れていらっしゃるので無事岸に寄せる。記念撮影をした後「お疲れさまでした。私はまだここで頑張ります」と別れる。反応はまだ少し残っていたので同じ場所からフライを送り込みすぐに次がヒット。しかしその頃から風が強くなり水面が波立ち始め反応が少なくなる。下流の波の少ないところにはポツポツ出るので、それを追い掛けて下流に移動。しかし行く先々で波立つ水面が広がり反応が出ない。[このまま下ってもダメそうだから、左の細流の様子を見てみよう風が強くなる]と中州を横切る。兵庫橋から左岸沿いに流れてくる流れは水量が少なくて細いけれど、下流から回って来たコイが集まって産卵の気配。瀬に集まり時々水しぶきを上げているのを上流から狙ってみたがフライは全く無視。そんな中に[色気より喰い気]というのが必ず居ると信じて細い流れにキャストを繰り返す。浅い流れを少しずつ下って行くと、目の前に黒い影がゆっくり近付いてくる。それがやたらに大きく見える。[あんなのが釣りたい]と思っていると慌ててUターンしてしまう。そんなコイを見ていると、中にコイとは違う魚体が数尾群れになって廻ってくる。マルタだ。[ここにも入っているのか]と産卵行動の水しぶきを探したが見当たらない。その内下流でコイが反応した。[出た!]と喜んでそれに向かって左の細流でキャスト。移動先を追いかける様に数度キャストを繰り返した後ヒット。右岸は流れに削られて垂直になっているので、左岸に上がり記録撮影。リリース後、流れを横に見ながら下って行くと、遊びに来た人が並べた石が川幅一杯の小さな堰になっている。その堰の下流にも黒い影が幾つも居るのが見える。しかし喰い気は全く無く、いつの間にか居なくなってしまう。しかし下流の波の少ない辺りで水面への反応が出る。緩い流れにイライラしながらフライの到着を待つと、フライに飛びついて来るのが見えた。すぐにロッドを立てるとヒット。しかし勢いよく走った直後に外れてしまう。走り方から[ひょっとしてスレ?]と気になりフライを確認すると白い小さなウロコが一枚。胸鰭付近にスレ掛かりしたらしい。その後も反応反応はあったがウロコだけはポツポツ出たが、反応のポイントにフライを送り込む事ができず、ここを諦める。5時を過ぎていたので下流へ行かず反応の良かった取材ポイントに戻って見る。反応は復活していたが単発でフライに反応してくれない。しかも風が強く波があり、反応を追い掛けることができないので、前回良かったポイントの下流部へ行くことにする。中州を上流に向かっていると、夕陽が二子新地のビルの向こうに沈みかけている。暗くなるまでの残り時間は30分程度。急いで流れを渡って左岸に行きたかったが、少し水深のあるところなので上流に回り込んで渡渉する。仲間内で[いないなプール]と呼んでいる、国交省が昔掘った小さなプールに行く。本流からの流れ込みから様子を見ると、流れ込みのすぐ横に黒い背中を出してコイが幾二子新地に沈む夕陽つも集まっている。しかしそれらは水面に全く興味を示さない。流れ込みは右岸にぶつかり岸際を下流に向かって流れて行くが、その中流部に反応が出る。その反応に向かって流れて行くと思う筋にラインを落としたが、意外に流れが撚れていて目的のポイントに届く前に左の巻き返しに入り込んでしまう。ラインを手繰りピックアップして落とす筋を微調整すると今度は期待通りのコースで流れて行く。狙ったポイントでの反応はなく、そのまま反応が出るまでラインを送り出していくと30ヤード位送り出したところで下流側から頭が出た。水面に出た頭が下を向くまでの微妙なタイミングを待ってからロッドを立てる。途中のラインが水しぶきを上げて空中に舞い上がりヒット。コイは右の流れから左の巻き返しに入り込みゆっくり最後に2尾追加手前にやってくる。取り組む直前に少し逃げ回ったが何とかネットイン。これを左の流れ込み横で記録撮影してリリース。次も同じコースにフライを流す。狙いは同じく30ヤード先。しかし複雑な流れでラインが大きくカーブしているがフライはドラッグが掛かることなく流れているのでそのまま送り込んでいると、水面が微かに動いた。大きくロッドを立て、途中のラインの全てが動き出すまでロッドを引き続けると、最後にヒットして6尾目。取材もうまくいったし釣果も良かったので満足な一日でした。中根さん、本当にありがとうございました。記事が楽しみです。



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