おのまりさんとその仲間達と一緒にマルタ釣り
(2014/4/4)
4月4日、過日おのまりさんのお友達から「釣りビジョンの番組で[おのまりとその仲間達で一緒に多摩川で楽しく過ごそう]と言う企画があるのですが」というお誘いの連絡。何はともあれ二つ返事でOKと答えスケジュールを確認する。「4月4日ですが場所はまだ決まっていませんが、決まり次第御連絡します」とのこと。マルタを釣って時間が余ればコイ釣りもやりたいと言うことだったので[最近コイ釣りの人気が上がっているのかな?]などと考える。後日連絡があり時間は朝7時、集合場所は登戸のコンビニの駐車場。ところが前夜から雨になり、夜中はかなりの雨量。国交省の水位計を見ると夜中には50cm上昇する。その後水位は少しずつ下がり始めた。明け方近くに雨は小降りになってきたので[このまま止めば何とかなるかな?]と出掛ける準備にかかる。6時に家を出て取りあえずポイントになりそうな場所の下見。多摩水道橋を渡り左折して二ヶ領宿河原堰堤の下流の水量を覗きに行く。しかし水位が高く濁り水が勢いよく流れていて、ポイントになるはずの中州は水没している。[厳しそうだ]と思いながらUターンして待ち合わせのコンビニへ。駐車場には先に到着していたおのさんのお友達の佐藤さんと関さんが車から降りてきて挨拶を交わす。直後におのさんが到着。間もなくして釣りビジョンのスタッフが到着。川崎側からは水位が高くて渡渉出来ないので急遽東京側へ移動。皆さんが準備をしている間に私は釣り場に先に行く。何しろ家を出る時に既にウェーダーを履いているので準備の必要がない。いつも対岸からは眺めているがそこに行くのは久しぶりなので、どこが浅いのかよく判らない。そんな流れにマルタの反応を探そうとしたが、マルタどころかコイでさえ敬遠する速い流れで、全く反応は見られない。しばらく周囲を散策して[コイでも居ないかな?]とうろついているところに一行が到着。マルタの姿が見えないのでメンバーは思い思いの場所でロッドを振っていたが全く釣果無し。私は上流の巻き返しの中にコイの姿を見つけたので[取りあえずコイでも]といつもの調子で狙って2尾を釣り上げる。その後、堰のゲートが閉じた直後水位が一気に下がる。それまで見えていなかった中州が現れたので[このまま水位が下がれば釣れるかも]と期待したが水位はすぐに元に戻ってしまう。「いつになったら水位が下がるのだろうね」と話ながら上流で釣っていたおのさんの方を見ると、ロッドが曲がっている。「頑張れば釣れるんだ」と声がかかった直後はずれてしまう。少しずつ水位の下がり始めた流れでマルタを狙っていると、目の前の岸際を上流に向かって来る黒い影が見えた。[コイだ]とすぐに判る。コイはゆっくり移動して目の前の少し深くて緩い流れの中で止まる。それなら、と目の前にインディケーターの付いたマルタの仕掛けを沈めて見る。ほぼ45度の角度なのでインディケーターの動きは見えないので、沈んだ赤いフライを追い掛けていると、フライがコイの口の中に消えた。軽くロッドを立てるとヒット。しかしマルタの気配は全く無い。結局、昼過ぎまで待ったが回復しそうにないのでスタッフの発案で上流の二ヶ領上河原堰堤の下に移動。ここでも原付の私はポイントに先行で流れの様子を見る。しかしここも同じ状態で流れが速くマルタの動きは全く見つからない。下流をひとしきり眺めた後、堰堤下のプールから流れ出している瀬を眺めているところに一向が到着。「どうですか?」「ロールが少し」と答えてすぐ横の瀬を見ると黒い影が動いている。[マルタだ]とすぐに判りその影に向かってキャスト。おのさんは上流側からキャストしてヒット。私の前を通って下流で取り込んでいるとき私にもヒット。その後もう1尾釣り上げたところで黒い影は消えてしまう。おのさんとカメラ隊は堰の前を通って中州に渡り、左岸側からの流れの様子を見ている。こちらから見ると彼らの前の流れの対岸側でマルタの水しぶきが上がっているので「対岸にいますよ」と連絡するが流れが深くて渡れないとのこと。カメラ隊が戻って来て「全員であそこに行って釣りましょう」と言う事で中州に移動。しかし「ここは釣りれないから対岸に移動します」と対岸を目指し移動を始める。「こんなに居るのに釣れないの?」と言いながらキャストすると直ぐにヒット。「釣れますよ〜」と叫んだが、全員移動を開始した後なので仕方なくその後を追う。対岸に向かう一隊を視線で追い掛けているとき、股下位の水位のところを思いビデオカメラを担いで渡っていくカメラマンを眺め[凄いな〜]と感心していたが、いざ自分がそのポイントに行ってみると流れには三角のコンクリートブロックが並んでいるが頭しか見えないのでやたらに歩き難い。自分一人だったら絶対に渡らないだろうなと呟きながら、仕方なく一行の後を追う。途中、ブロックに足を捕られあわや座り込みかけたが、うまくブロックに手を付くことができて水物は免れる。しかし見えないブロックを足で探りながら前進するために、三点支持で這いずり回る形で前に進む。何とか一行の釣っているポイントに到着すると「あそこで何か落としました?探しているようだったけど」と声を掛けられ「歳だから倒れそうになって手を付いてしまったからそう見えたのでしょう」と答える。ポイントは速い流れの横の浅い場所で、一面にマルタの水しぶきが上がり一同興奮状態。いつも釣っているポイントに比べて浅いので流しやすく、ワンキャストでワンヒットの連続。他の方達はマルタ釣りが初めなので少し手間取ってはいたがそれぞれに釣果を得て、カメラに向かってポーズ。降り始めたにわか雨の中、濡れることもいとわずおのさんも頑張っていました。最後に虹と夕陽に挟まれてお疲れさまのカットで終了。最初はどうなることかと思っていたが、最後にマルタの顔を見る事ができて良かったです。ご参加の皆さん、お疲れさまでした。そしてありがとうございました。 |