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先週と条件は変わってないはずなのに… (2014/5/3)皮一枚でどきどきのフッキング
5月3日、先週、久しぶりに好釣果を得た一番橋下に今週も出掛ける。
  一番橋を渡りながらポイントを眺めると、いつもの餌釣り師が同じ所に陣取っている。
  ポイント横に着き足元を眺めると前回より水位が幾分低くなっていて[東豊田用水]の流れ出しのワンドが僅かに小さくなり、回遊しているコイの姿が見えない。その直ぐ下流の崩れブロック帯の端に集まっているはずのコイの姿もほとんど見られない。そして中州の向こう側の本流も浅い。崩れ護岸帯近くにコイの姿はいつもより少し水位が低い見えないが、ブロックの中に微かに波紋が広がっているから、近くに居ることは判る。中州の先端に行くのにはそのすぐ横を渡るか、用水出口から回り込むしかないが、コイを脅したくないので今回は上流から回り込むことにする。
 土手上から確認したように本流の水位が下がり、前回ひざ近くまであった流れは膝下の深さしかない。その流れに入り下流のブロック帯にぶつかる流れから様子を見る。ブロックの間に見えた波紋が流れの側に出て来るのを待ちながら、下流の様子を眺めていたが期待した程の反応が出ない。それでも目の前のブロック帯から流れに出てきたのが見えたから、それに向かってフライを送り込む。しかし、期待した筋を移動しないで、すぐにブロックの中に入ってしまう。周辺を見ると膝下の流れブロック帯と護岸の間の狭い水路には、下流から回って来た背鰭が見える。しかしブロックの中までは来るがそこから流芯側に出て来ない。
 しばらく様子を見ていると少し下流側から流芯に出てきたやつがゆっくり上流に向かい始めた。その上流にキャストして移動の筋にフライを移し回遊を待つと素直にフライに口を開けてくれた。開始から20分もかかって
やっと1尾目の釣果。しかし、後が続かない。
 ブロック前での反応が少なく、前回良かったブロックの切れ目にも何もでない。微かに反応しているのは餌釣り師の下流部だけ。しかし餌釣りの前を流すわけに行かないから、少しずつ下りながらコイが上流に移動してくるのを待つ。
 やっと下流からの回遊を見つけ、30ヤード以上送り込んで崩れブロックの前でやっとヒットヒット。餌釣り師がこちらを見ていたので[やった〜]とばかりに少し派手にロッドを立てて寄せに入ったが、悔しい事に途中で外れてしまう。
 しばらく反応が途切れたが、やっと次の反応が現れ何とかこれをゲットできたが、1尾目から50分も掛かってしまう。それからも回遊は幾つかあったが、フライの手前で反応した後、フライの下を通過して上流側で反応する。また、直前で頭を水面に出しても、水しぶきと共に潜ってしまう。次が釣れたのは20分後。
 反応はポツポツ出るので、それに向かって辛抱強くフライを送り込んで何とかフッキングまで持ち込んでみたが1尾は途中で外れ、もう1尾は針が折れて取り逃がしてしまう。しかも反応は下流部に出るだけ。そんな中、ブロック帯前に浮かべていたフライが突然30分掛かって2尾目消えたので、慌ててロッドを立てると何かが掛かった手応えはあるが、全く暴れない。[なんだアカミミか]と納得。ここでアカミミが掛かるのはいつ以来だろう等と考えながら、裏面の記録撮影。
 
今まで餌釣り師は3時頃に切り上げていってくれていたので、今回もそろそろかな?と思っていると、一人は予定通り切り上げていってくれたが、もう一人はなかなか帰らない。そんな餌釣り師のすぐ上流側にでた反応に[あそこまでなら大丈夫かな?]と送り込んでやっと4尾目がヒット。しかしその直後にでた反応はフッキングはしたがすぐに外れてしまう。
 なかなか帰りそうにない餌釣り師の様子を見ていると狙い場所はどうもブロック帯の中のようなので、少し沖合なら流すことができるかも知れないと判断して、餌釣り師のすぐ上流で少し下流を狙ってみることにする。ラインを手繰り、少し右岸近くに寄ったとき、餌釣り師が竿をたたみ始めた。[ウォ、やった〜。切り上げてくれる]と喜び、移動を中止して帰るのを待つ。餌釣り師は最後に汲み上げた水で足元の汚れを洗い流した後、斜面の登って帰って行ったので、ブロック前に移動して、下流の様子を見る。
 しかし期待は裏切られ反応はほとんど出ない。そればかりか餌釣り師の居た場所でコイの頭が次々に現れて、帰り際に彼が洗い流していたところの岸辺をつついている。もしかすると集魚材が斜面に残っているのかも知れない。反応しているのはブロックの向こう側で、もしヒットしても取り込めそうにないし、岸ギリギリにフライを落とすのは難しいのでそれを横目に下流の反応を探す。
流れ出し前で連続ヒット 流れは直ぐ下流にある[上田用水]の取り入れ水路前から右の流れ出しに向かって流れているので、左岸のブロック帯前は下流に行くほど流れが弱くなる。その弱い流れと流れ出しに向かう流れの間で反応が出始める。その反応に向かってフライを送り込むと意外に素直に喰い付いてくれる。微妙な筋を流しながら2尾を連続ヒット。しかし反応は途切れてしまう。
 下流部の反応が余り期待できないので、もう一度上流から流し直し1尾を追加したがそれでおしまい。
 ここを諦め下流に移動。取りあえず前回子供が遊んでいて反応のなかった[上田用水]のオーバーフローに行って見る。オーバーフローの横の小さな巻き返しを覗き込むと、黒い影が水面に浮いて餌を探している。オーバーフローのすぐ横でその中にフライを落とすと直ぐにヒット。左岸に運んで記録撮影後、もう一度覗き込むとまた黒い影が動き回っている。そして直ぐにヒット。しかし横のブロックの向こう側に逃げ込まれてブレイクで取り逃がしてしまう。[もう居ないだろう]と覗き込むとすぐに出てきて狭いポイントの中を回遊する。
  目の前の草にフライを引っ掛け、すぐ横までそれを外しに行ってもすぐに戻って来るので、ショートレンジでキャストを繰り返し2尾追加。思いがけないポイントで3尾追加できて合計10尾。しかし何で上流での反応は先週とあんなに違っていたのだろう。


今日のカメ


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