急に寒くなり、水温が下がったためか活性が低い
(2014/5/6)
5月6日、連休の2日間は家族が集まるので出漁禁止令が出た。満を持して二子に出掛けるが、かなり冷え込んでいることが家を出るまで気付かなかった。
いつもの兵庫橋横に着きロッドの準備をしながら本流を眺めると二子橋の下流に木村さんらしい姿が見えた。ロッドの準備が終わったところでもう一度眺めると、下流に移動したらしく見えなくなっている。[後で会えるだろう]といつもの兵庫橋上に移動。
ラインの準備をしながら流れを見るが、手前の浅場にコイの姿が少ない。しかしあまり気にしないで流れに入ると、水温がかなり低い。計ってみると16度しかなく、3月終わりから4月初めの水温。しかも下流から吹いている風も冷たくて少し寒いくらい。
取りあえずいつもの[虎の穴]前に行き、奥を覗き込んで見るが、回遊しているはずのコイの姿が全く見えない。やっと下流から向かって来る姿が見えたのでその先にフライを落としてやって来るのを待ったが、フライの下を素通りしてしまう。しばらく眺めていると、回遊は次々にやって来るが、どれも水面に興味を示さない。その内足元が冷たく感じられ初める。気温が上がってきたので今日のズボンは夏用のコットン製だったので、余計に冷たさを感じたのだ。
コイは幾つも居るのに水面に全く興味を示さない。しかし居るのだから[中には反応するのが居るだろう]と考え、すぐ上流の前回良かった場所にポイントを変えてみる。
しかし全く反応が無い。生憎少し曇っているので水中の様子を見る事もできず、対岸ギリギリの浅場を移動する背鰭の動きを探しながら、下流の当地区から出て来るのも同時に探す。
しかし何も動きがない。それでも[必ずでてくる]と信じてサーチを繰り返す。
開始から1時間以上経ったとき、上流側の茂みの下で波紋が広がった。[あそこででたのなら次はここだ]と岸から少し離れた場所にフライを落とし、見つけてくれるのを待つ。しかし風が上流側から吹いていて、フライがポイントに安定して浮いている時間が短い。僅か2〜30秒で動き出してしまうのですぐにキャストし直し、同じ所で待つ。
近くに反応が出ないので[どこだ?]とキョロキョロしていると突然フライの下流から頭がでた。少しタイミングがずれていたら、反応を見損なうところだったのはラッキーだ。コイは一気に下流に走り、倒竹の中に入り込もうとするが、入り込まれたら取り込む事は難しいので少し強めに止める。何とか倒竹の中に入り込むのは阻止できたが、今度は上流に走り一気に20ヤードラインを引き出していく。その後は観念したのか余り逃げ回ることもなくネットイン。開始から1時間以上経っての1尾目で、69cmと僅かに70cmに足りなかったが、傷のないきれいなコイだった。
反応が少ない中、何とか1尾釣れたので次の回遊を捜しながらキョロキョロする。しかし寒い。反応でも出ればその気になって少しは盛り上がるのだが、何も出て来ないのは体も気力も萎えてしまう。
そんな時、やっと対岸際に反応が出た。下流の倒竹の少し上流で一度反応した後上流に向かって来る動きが見えた。対岸ギリギリにフライを落とし[そろそろ出るぞ]と心の準備と共に反応を待つ。来た!期待通りに頭が現れヒット。1尾目から30分後だった。
しかし後が続かない。前回は次々に回遊があり、連続ヒットだったのに、今回は全く反応が出ない。周辺の回遊も無く、狙い打ちすることができない。
上流の流れ込みに行きたかったが、餌釣りが居るので、最下流のと内気前に行って見る。ここでは回遊は前回と同じように回遊は見えるが、全てが底近くに沈んだままの移動で水面に全く興味を示さない。そんな反応に向かってキャストを続けているとき後ろから声が掛かる。
本流にいた木村さんだ。
話を聞くと「6尾ヒットしたけれど3尾しか取り込めなかった。口が弱いのかな〜?」と聞くので「掛かりが浅かったのでしょう」と答える。「ここは最初に上流から一頻り様子を見たけれど、水温が低いのか何も出て来なかったので、あっちへ行きました。あそこは良かったです。元気な反応が幾つも出て」と言う。
しばらくお話をした後「あそこに行ってみてください」と言い残した木村さんと別れ本流へ向かう。
しかし木村さんが幾つもバラしたところでそんなに反応が続くはずもなく、様子を見るが全く無反応。最下流で元気な反応がやっと出たが、そこに辿り着いてフライを流し始めたときには沈黙。
本流へ行く前に先に二子橋下流の様子を見ようかとも思ったが「反応が良かった」と言う言葉に引かれて行って見たが何も出ないので二子橋し下にUターン。
流れ込みから静に流れを覗き込むと、何と二人もフライマンが流れに向かっている。ガッカリである。
「始めたばかりですが面白いですね」というのを聞きながらすぐにここを諦め本流へ。
手始めに流れを渡渉して対岸の[いないなプール]へ行くが、全く反応ナシ。すぐに東京側に戻りその下流へ。しかし単発の反応が出ただけで釣果無し。左の細流へ行ってみたがやはり反応ナシ。それ以上下流見期待できないので兵庫橋上に戻ろうとした時、フライマンが流れの横からキャストしていたので、流れ込みから様子を見た。ポツポツ反応は出たがキャストエリアの外。しばらくするとフライマンは引き揚げていったが、反応も消えてしまう。
最後にもう一度兵庫橋上に行き最初のポイントの様子を見たが反応は出ない。上流で沈めようと考えたが餌釣りが立ち込んでいる。ガッカリしながら下流部の様子を見に行くと、兵庫橋のすぐ上流で反応が出た。その反応に向かって遠投した後、ラインを操りながら反応に向かって送り込むと右から飛びついて来た。最終最後に1尾追加してやっと3尾。前回のつ抜けが幻に思えた。冷え込みによる低水温はやはり厳しい。
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