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9尾目までは快調だったのに、15,000尾目は1時間後 (2014/5/17)小さいけれど15,000尾目
5月17日、前回の浅川釣行で17尾と好釣果で残り10尾になった。出掛ける前にカミサンに「今日は9尾にしておけば?明日二子で写真を撮ってあげるから」と言われながら出漁する。この日は奧山さんが[フィッシングカレッジの釣行会]として[フライキャスティングの練習とコイ釣り]をやっているというので途中で寄り道をしてその様子を見に行く。大まかな場所しか聞いていなかったので土手から河原を探すと、数人が流れに並んでキャスト練習をしているのを見つける。土手フィッシングカレッジ釣行会上から奧山さんに電話をしたが出てくれない。そのまま様子を見に行くと「取り込み中だから電話には出られないよ」あっさり言われる。
 シングルハンドやダブルハンドのフライマンが流れに立ち込みキャスト練習。その後ろから「○○さん、振ったら最後にロッドを止めなきゃ」と大きな声で奧山さんが叫んでいる。幾つかコイを釣っていて、上流からサーチして反応するのを並んで釣るんだと教えてくれる。ちょうど昼休み前で昼食の食材の買い出しに若い学生が出掛けるところ。「そろそろ浅川へ行きます。残り10尾だから」と言って別れ浅川へ向かう。
 ポイントはこのところ好調な一番橋下。いつもの餌釣り師は居なかったが、足元のブロックが水没している。下流を見ると重機が流れに入り、用水の取り入れ土手用水路の工事で水位が上がるの補修中で水位が上がっている。
 目の前のブロックは全て水没していて、深くなったブロック周りにコイの姿がポツポツ見える。すぐ上流にある[東豊田用水]の水門前にも水が入り入り込んでいるコイの姿が見える。ブロック前は用水の土手が高くなって深くなっているので、流れの側から釣るかブロック側から釣るか悩みながら[取りあえず水門前の様子を見よう]と上流へ移動。
 水門前に入り込んでいるのを横からのキャストで1尾釣り上げた後、本流との間の巻き返しでもう1尾追加。巻き返しの中にコイの姿がまだ残っている。
 それを狙いたくてそのまま本流側の中州に移動する。本流に着いてみると中州横の浅瀬にコイの動く波紋が広がり、あちこちに回遊しているのが判った。[下流で水門前で2尾重機が動き回っているから、それをいやがってこちらの回って来ているのかな?]と思い静に流れに入り様子を見るとすぐに反応が出る。
 以前は少し速い流れだったのが、水位が上がったためにゆったりした流れになっていたのと、それまで沈んでいなかったところの[新しい底餌]狙いでコイが集まって居るのだろう。
 浅いポイントなので[1尾ヒットしたらすぐにいなくなってしまうだろう]と思いながら1尾目を掛け、これをリリースして様子を見ると目の前での反応は途切れることなく続く。
 反応は流れのあちこちにあり数回流して反応が無ければすぐに筋を変えてキャストし3尾を連続でヒット。次を取り込んでいる時、下流から重機がこちらに順調な滑り出し向かって来るのが見えた。多分上流にも同じ様な作業があるから移動しているのだろうが、初めは河原を走っていたのが流れに入りこちらに向かって来る。 ちょうど6尾目を取り込んだところで、河原で記録撮影をしなくてはいけないので、それまで立ち込んでいた流れから離れていた。その為かどうかハッキリしないが、重機はそのまま流れを進んでくる。
 重機が流れをそのまま進むのか、中州に上がるって河原を行くのか眺めていると、重機は目の前を通過して行く。ドライバーと目が合ったが何の挨拶もない。通常釣り人の前を走るのなら会釈の一つもあっていいはずなのに。そのまま上流に向かう重機の後ろ姿を悔しい思いで睨みつける。重機の通過した後には濁りが残り、通った後から次々に流れてくるが、意外にコなにも目の前を通らなくてもイの反応は途切れず順調に釣れ続く。
 20分で3尾追加して、カミサンが「9尾釣ったらおしまいにして」と言っていたのを思い出す。しかし時間はまだ3時でここで切り上げて帰るのはちょっと悔しい。[釣れるときに釣っておかないと…]と言う事で、そのまま釣り続ける。 
 次を狙って流れに入りキャストし、フライの着水後すぐに横から飛びついて来たが、予想していなかった反応に、痛恨の合わせ切れ。次も直ぐにヒットしたがこれは最初の一走りで外れてしまう。
 目の前の反応が途切れたとき、右岸に釣り人が一人やって来た。様子を見ているとパンでのコイ釣り。流れ込みの横の巻き返しを狙う。
 目の前の反応が消えてしまったから、そのまま下流に下やっと15,000尾って行きたかったが、釣り人の前を通過するわけに行かないので、左岸寄りから下流に流す。
 しかしフライの届く範囲に反応が出ない。もう少し下流に行けたらブロック前にポツポツ出る反応を狙えるのだがそれ以上下流に行くことが出来ない。
 左岸沿いギリギリに30ヤード近く流してやっと待望の10尾目が掛かったと思ったらすぐに外れてしまう。
 3尾を取り逃がし、1時間経ってからやっと10尾目がヒット。[やった〜、これでやっと15,000尾だ]と喜び興奮しながらいつも以上に慎重に取り込む。
 さて、ここからが問題だ。記録撮影をどうするか。左岸の土手を見ると老年の夫婦が散歩している。その人に撮ってもらうためネットに入ったままのコイをぶら下げて土手上に急ぎ「すいません、写真を撮ってもらえます最後は小さなポイントでか?大きくないけど15,000尾の記念のコイなんです」とお願いする。
 なんとか15,000尾を釣り上げ写真もゲットした後周辺で2尾追加し、下流側に回り込んで1尾追加。
 しかし反応は激しい見切りばかりで追加できず、最後に上田用水のオーバーフローに行って2尾追加。
 最初は順調で、このままのペースで行けばどの位釣れるか判らないくらい楽しみだったのに、終わってみれば良いか悪いか判断に困る15尾。それでも目標の15,000尾は突破できたので気分的には一段落。
 次の目標の[20,000尾]はいつになるのだろう。



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