以前、対岸の茂みに引っ掛けたフライを回数
(2014/6/1)
6月1日、前日予備のティペットを忘れ、ヒヤヒヤ、ハラハラしたので、帰宅後すぐにティペットをウェストポーチにしまう。そしてこの日は二子に出漁。木村さんが「今週は出漁ナシ」とブログに書いていたので期待して出掛ける。
しかし兵庫橋に着いてみると流れに木村さんの姿が見える。驚きながら木村さんに声を掛けると「[今週は…]というのはブログを書いていたその週末のことですよ。だから今日は朝から出漁です。もうじき引き揚げますが、ここでの反応は良かったですよ。1尾ですが」と笑っている。
お話をしている間に、最下流部では水面を回遊する姿が幾度も現れるので「それじゃ、あれを狙います」と言って別れポイントに入ってみたが、見えていた反応はどこかに消えてしまう。
下流部で反応が無いので、いつもの[虎の穴]前に行き倒竹の間から中を覗き込むが反応も姿もないので[やはり最下流部下]と言う事で再び下流に向かう。
途中で橋の上を自転車で渡る木村さんが手を振って挨拶をしながら帰って行った。
最下流部での反応が出ないかな?キョロキョロしているとき、すぐ横の垂れ下がった木の枝の下流に元気な反応で泳ぎ回っているのを見つけた。上流へ行ったり下流へ行ったり動き回っているやつの上流からフライを流すとすぐに喰い付いてくれて、開始から30分で1尾目をゲット。取りあえず1尾目をゲットできたので一安心。しかしいつも二子での1尾目が釣れると一安心できるのは、ここでの1尾が非常に難しいと言うことなのだろう。
一安心したので次は数を伸ばすために一番お気に入りの中流の崩れ護岸前に行く。木村さんもそこが一番反応のあるところだと言っている。と言う事は。今日はもう攻めた後と言う事になるので、少し心配しながらポイント前に。そしてその心配が現実になる。
ポイントにコイの姿はなにも見えない。いつもなら水面に垂れ下がった茂みの前の深場に沈んでいる黒い幾つも影が見えるのだが、なにも見えない。しかも対岸前を順番に回遊してくるはずの姿も見えない。足元にも左右から底近くを回遊してくるコイやフナの姿が見えるはずなのにそれも見えない。ポイントを見回すと上流にも人影がないので取りあえず上流の流れ込みの様子を見に行く。
流れ込みのブロック周りの様子を見ていると、一番下流に頭を出しているブロックの下流側に頭が出てきた。[居た〜]と喜んでその頭の横にフライを落とそうとした瞬間、上流に水音がして子供達が流れに入ってきた。幼児から小学校低学年くらいの子供が10人近く浅い流れを走り回る。その水音と濁りのため目の前に浮いていたコイは一瞬のうちに消えてしまう。
何の反応もなくなった水面に向かって[居るから必ず出てくるはずだ]としつこくフライを打ち返す。対岸から垂れ下がっている枯れた竹の下を狙って届くギリギリの所にフライを落とす。しかし何の反応も出ない。水面への反応が出ないのなら沈めてみようとインディケーターを取り付けるとすぐに当たりが出てヒット。しかしコイはブロックの手前を回り込んで上流に走り、ブロックの向こう側に入り込んでしまう。ブロックに引っ掛かったラインをギリギリまで近付いて外したが、コイも同時に外れてしまう。
反応が無くなったのでもう一度下流の[虎の門]前に行き、門の上流側からサーチすると、門の中で反応が出た。狭い門の間から奥にフライを打ち込むと、下流に回り込んでいたのがすぐに飛びついて来た。しかし一気に奥に向かって走る。奥に入り込まれたら倒竹の中に潜り込んでしまうので、ちょっと強引に止めようとすると、掛かりが浅かったのか外れてしまう。反応していたのは1尾だけのようだったからここを諦めもう一度下流の様子を見に行く。
しかし下流部では全く反応ナシなので、人影の無くなった上流部へもう一度。静にブロック前に近付いて見ると、ブロックの下流で水面に反応するやつが数尾居た。[居た〜]と喜んでその頭のすぐ横にフライを落とすとすぐに反応した。しかし反応だけで、フライの直前で水しぶきを上げる。[エッ?何で見切るの]と驚いてもコイは喰い付いてくれない。
反応は一定に時間を置いて連続的に数尾が出てくるが、フライの直前で反転するか無視する。熱くなって出てきそうな所を狙ってキャストしているうちに、上に倒れかかっている枯れた竹にフライを引っ掛けてしまう。立て続けに並んだ2本の竹に引っ掛けてしまう。そのうち反応自体も途切れてしまったたので、フライを回収に行く。
フライの絡んだ竹を引き寄せ、その根元を折る。しかし1本や2本処理したところでポイントが変わるわけではないから、邪魔になりそうな枯れた竹を次々撤去する。竹に絡んだクズの蔓もナイフで切りながら撤去していく。
一通り邪魔になりそうなものを撤去してた後、反応を求めて下流に下るが、全然出ない。中流の崩れ護岸前で一度出た反応にキャストするとこれも対岸の葉っぱに引っ掛けてしまい[ここも撤去だ]と対岸の絡みそうな枝と草を撤去。その草に以前引っ掛けた自分のフライが泥にまみれて引っ掛かっていた。
これを回収後直ぐ下の[虎の門]前に行き中の反応を狙ってキャスト。下流から回って来たのが飛びついて来てやっと2尾目。
その後、最下流へ行き流れに突き出した倒竹の間での反応を見つけ、それに向かって流すとに倒竹の奥から飛び出してきてヒットし。しかし元の場所に逃げ込み、阻止しようと強く引きすぎてブレイクしまう。
そして最後は[虎の門]の上流側、下流から出てきたのがヒットしたが、倒竹の中に入りそうになったので、無理矢理止めたらまたしてもブレイク。
最後に2尾連続でブレイクしてしまい、悔しい1日になってしまった。それにしてもここはムラがある。
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